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第187回「LOFT GO WEST」
世界初の試みといわれる「トークライブハウス」ロフトプラスワンが、東京新宿の片隅に誕生して18年。この間、東京では同種の空間も多数出現してきたし、書店、カフェ、ギャラリー、映画館などでも、トークラ...more
2014.02.10
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第186回「プラスワン大阪"道頓堀"進出! テーマは「語る〜繋ぐ」」
ロフトプラスワンが新宿(というより四谷に近い)富久町にできたのは1995年。阪神・淡路大震災、オウム事件が起き、「終わりなき日常」という言葉が生まれ、女子高校生達が下着を売るブルセラが話題になっ...more
2014.01.08
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第185回「師走る前の秋の夜長に」
東京で見つけた美しい自然つい半月ほど前までは30度を超える暑さが毎日我々を襲っていたのに、数度の台風襲来の後、一瞬にして秋が深まった感がある。毎年、この時期の私にとっては紅葉狩りが常だったが...more
2013.12.02
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第184回「天高く馬肥ゆる秋」
30数年振りの山への誘い10月上旬のある日、友人から「八ヶ岳に登らないか」という突然の誘いを受けた。私は安易に「いいね、ぜひ参加したい」と答え、10月12〜14日の三連休、八ヶ岳縦走に挑戦す...more
2013.11.13
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第183回「秋、来たりぬ」
人生70歳に近くなるにつれて、最近、市民運動に関わるのがなんだか煩わしくなってきていた。「疲れ切った」と言った方がいいのかも知れない。パワーが出ないのだ。一昨年の3.11の大災害から結構精力的に...more
2013.10.03
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第182回「どこへ行く漂流街」
今、歌舞伎町を歩くと異様な光景を目にする。長い間、町の中心に位置していた歌謡音楽の殿堂「コマ劇場」が解体され、ドーム型の建物は無くなった。この地に地上31階、地下1階建ての総合インテリジェントビ...more
2013.09.03
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第181回「私が選挙に行ったワケ」
2013年の参議院選挙が終わった。結果は「自民地滑り的圧勝」なのだそうだ。これで衆参のねじれはなくなって、自民一強体制が発進する。自民党政府は原発再稼働、TPP、憲法改悪、再軍備〜徴兵制と...more
2013.08.05
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第180回「今日も日本は雨模様」
ピースボート船上で「原発賛成」だって!?昨年12月の衆議院選挙。事前の各種マスコミの世論調査では「自民地滑り的圧勝」との調査結果が出て絶望的になった私は不在投票にも行かず、ピースボートに乗り...more
2013.08.05
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おじさんの眼第179回「ピースボートの旅の総括 〜その3〜 喜望峰の自殺願望オヤジ」
喜望峰を境に向こうがインド洋でこちら側が大西洋ピースボートの船旅は、地球の「いま」の姿にふれ、世界中の人々と交流しながら旅することなのだそうだ。船内生活は100日以上。船は世界各地の港に...more
2013.06.06
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178回「ピースボートの旅の総括 〜その2〜 引きこもりからの脱出」
前回も書いたが、今回のピースボートは乗客1000人近くの70%が60歳以上だった。私は突然、生まれて初めて高齢者コミュニティの中にたたき込まれ、(私も含めてだが)老人達特有の醜さを見て気が滅入り...more
2013.05.10
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177回「ピースボートの旅の総括 〜その1〜 憂鬱なる船上」
3カ月半にもおよぶピースボートの船旅も、3/25の横浜寄港で無事、終わった。あこがれのパタゴニアにも南極にも、ガラパゴス、マチュピチュ、イグアスの滝にも行って来た。この長旅の中、私はさまざ...more
2013.04.02
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第176回「パタゴニアを経て南極へ」
一路ウシュアイアへ1月28日ピースボート南回り世界一周の旅に出てから50日目。ブラジルのブエノスアイレスで下船して、11日間のオーバーランドツアーに参加する。イグアスの滝を観光して、次の日ア...more
2013.03.04
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第175回「孤立する船上のおじさん」
喜望峰でマゼランに思いを馳せる船は1000人近くの乗客を乗せ、アフリカ最後の寄港地ナミビアから大西洋を横切って、アルゼンチンのブエノスアイレスに向かっている。横浜を出航して40日目。ついに念...more
2013.02.04
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第174回「ふたたび世界一周の旅へ」
「ピースボート地球一周の船旅」のポスターを、街角や飲食店で見かけたことがある人は多いだろう。私は今、その第78回クルーズの乗客だ。実は、このピースボートに乗るのは2回目になる。3年前、私は...more
2013.01.09
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第173回「久しぶりに興奮した一夜」
1995年夏、新宿の片隅に、30人も入れば一杯になってしまう小さなトークライブハウス「ロフトプラスワン」がオープンした。数年後、歌舞伎町のど真ん中に引っ越して来てもう14年も経つ。私が50歳にな...more
2012.12.03
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第172回「奇才・若松孝二の死」
「映画には時効はない。俺が死んでも作品は50年〜100年は残っている」(若松孝二)「塩見塾が提出する、<実録・連合赤軍>を受けた、白熱の連合赤軍総括論争の現在」(2008.02.06@阿佐...more
2012.11.08
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第171回「死への思いとロフト農村化計画」
自慢のベランダにて。ヨガのマウンテンポーズ今年で私は68歳を迎える。もう「おじさんの眼」でなく「おじいさんの眼」なのである。この年に達すると、緩やかな日常の中で、過去...more
2012.10.05
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第170回「猛暑の夏......生きているって言ってみろ!」
いつわりの〝原発収束〟宣言3カ月ぶりのこのエッセイだが、またまた脱原発の話になる。世間は不景気だし、野田アホ内閣による、消費税値上げだ、オスプレイだ、領土問題だって大変だけれど、原発のヤバさ...more
2012.09.12
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第168回「希望の灯は見えたか──3.11から一年」
日本史上最大といわれる大震災と原発事故があって、一年が過ぎた。何とも憂鬱な、暗い一年だった。昨年の震災から約一カ月は、ロフトでも多くの公演がキャンセルになった。キャンセルを申し出る出演者を...more
2012.04.13
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第167回「春はすぐそこまで......」
いやはやこの絶望的な日本に生きていて、今月は書きたいことがたくさんある。横浜で開かれた「脱原発国際会議」は、世界に「脱原発」をアプローチしたグローバルなイベントだった。森達也、綿井健陽、安岡卓治...more
2012.03.02