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第百回「9月になると必ず聴く、RCサクセションの『9月になったのに』」
暑すぎる日々が終わり、夏が終わっていきます。少しばかり涼しくなってきたのでしょうか。なんだかよくわからない気候ですが、もう9月になりました。今年の夏は、これみよがしに遊...more
2023.09.05
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第九十九回「追悼・PANTAさん:なにか気合を入れて物事を始めるとき、『銃をとれ』のイントロを頭に鳴り響かせます」
7月に、PANTAさんが亡くなりました。とても残念です。ルーフトップでも、『青春無頼帖』を連載されていて、わたし、これが大変好きでした。話題が豊富で、そこに、含蓄、経験、ユーモア、すべ...more
2023.08.07
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第九十八回「三歳の息子も大好き! なにもかもが素晴らしい『ブルース・ブラザーズ』」
真っ黒のスーツに、真っ黒のサングラス、白いシャツの映画といったら、『メン・イン・ブラック』?もしくは『レザボア・ドッグス』?いえいえ、やはり、『ブルース・ブラザーズ』なわけなのです。...more
2023.07.05
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第九十七回「どうにもこうにもぐさりぐさりと心に刺さってくる最高の歌、折坂悠太の『窓』」
日本語の歌詞を聞いていて、なんだかわからないけれど心に染みるというものがあります。童謡などに、そのようなものが多い気がするのですが、心の中に残っている、どうでもいいような風景が、ぶわ〜っと浮...more
2023.06.03
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第九十六回「勘違いでも楽しめる音楽は最高! 夏を迎える季節に聴きたいロックステディ名曲集」
どうして、こんなアルバム名なのだろう?いったいどんな人が歌っているのか?歌詞は外国語であるけれど、どんなことを歌っているの?いつごろ録音されたのか?…などなど以前は、い...more
2023.05.08
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第九十五回「わけがわからないからこそ最高な渋さ知らズという唯一無二のビッグバンド」
渋さ知らズというジャズオーケストラバンドが、日本にあります。人の多さ、形態、その音楽性を考えると、唯一無二であることがすぐにわかりますし、海外の音楽イベントにも出ていて、人気は世界的規模でも...more
2023.04.03
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第九十四回「勝手に歌詞をつける歌で唄うと一番気持ち良い『ゴッドファーザー・愛のテーマ』」
音楽に勝手に歌詞をつけて、そのときの心情を歌ったり、ただただ大声を出したくて、曲にのせて唄ったりすることがあります。もちろん、歌詞のある音楽よりも、インストが好ましいのですが、そんなこ...more
2023.02.27
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第九十三回「岡大介の歌を聴きながら、少しでも世の中が良くなることを願いたい」
ずいぶん前のことですが、新宿の酒場で友達と飲んでいたら、なにやら、三味線のような音がして、見ると、不思議な弦楽器を持った男の人が立っていました。彼は、「何曲か歌わせてください」と言って、歌い...more
2023.02.02
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第九十二回「優しさに溢れた歌は、ダニー・ハサウェイのように唄える人を選ぶもの」
世の中には優しい音楽というのがあります。無性に優しくて、聴いていると、「ありがとうございます」と思えてきて、涙すら出てきそうになります。でも、そのような優しい歌は、唄える人を選ぶといいますか...more
2023.01.03
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第九十一回「エレン・マキルウェインはいつの間にやら会わなくなってしまった友達みたいな音楽」
むかし、ものすごく聴いていた音楽、たぶん、3カ月くらいは、毎日必ず聴いていた。その後も、ちょくちょく聴いていて、たぶん、1年間くらいは、聴き続けていた。けれども、その後、だんだん、忘れてしま...more
2022.12.01
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第九十回「一見ヤバそうだが実は真面目で良い奴そうなイギー・ポップについて」
若いころ、わたしにとって、イギー・ポップは謎だらけでした。なんだかずっと怖いと思っていて、近寄ってはいけないと思っていたのです。まず見た目が、すでにヤバいです。だいたい上半身は裸だし、...more
2022.11.02
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第八十九回「いつのまにやら格好良く思えるコーデル・ジャクソン、アウトサイダー風味恐るべし!」
アメリカはよくわからない、ヘンテコリンなミュージシャンがたくさんいます。そんなミュージシャンを見るたびに、ああ、アメリカは底なしだと思えてくるのです。父親に無理やりバン...more
2022.09.30
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第八十八回「謎によく聴いてしまっている音楽の代表格、トム・ジョーンズ」
どうしてなのかわからないのだけれど、謎に、よく聴いてしまっている音楽というものがあります。好きなのか嫌いなのか自分でもよくわからないのだけれど、よく聴くので好きなのかもしれません。でも、どう...more
2022.08.31
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第八十七回「ガソリン高騰の夏に連想する、スティールパン→ドラム缶→"Esso"?」
最近、ガソリンがやたら高い、車に乗っていて、ガソリンメーターが減っていくと憂鬱な気分になります。わたしは、以前、ガソリンメーターの付いてないオートバイに乗っていました。古いベスパで、何...more
2022.07.31
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第八十六回「"調子っぱずれの中古品"、ロレッタセコハンはバンド名も音楽もセンスあり」
センスをというのは人それぞれで、「あの人センスあるね」と言われている人でも、はたから見たら「どうなんだろう」と思ってしまうこともあります。というか、センスを気にしてばかりで物事を遂行しても、...more
2022.07.01
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第八十五回「いくら掘り下げても謎が多く、深淵な世界が広がるブルーズ・ミュージック」
夏場は、ズブズブとブルーズ・ミュージックを聴きながら、夜に埋もれていきたいときもあります。部屋でひとり酒を飲みながらブルーズを聴き、勝手に酔っ払い、酔い潰れて眠り、汗まみれで吐きながら夜中に...more
2022.05.30
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第八十四回「ねっとりもったり、まとわりつくような音が最高なジャック・ルビーのプロデュース楽曲」
『ルーツ・ロック・レゲエ』という映画があります。これは1970年代、ジャマイカのレゲエ界隈を撮影したドキュメンタリーなのですが、わたしはこの映画が大好きで、DVDを購入し、何度も見...more
2022.04.29
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第八十三回「泉谷しげるの『果てしなき欲望』がわたしにとって大変重要な理由」
前回の音楽番外地では『ゲゲゲの鬼太郎』のテーマソングを泉谷しげるが唄っているということを書きました。泉谷しげるといえば、テレビで役者をやったり、バラエティ番組に出て、暴...more
2022.03.31
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第八十二回「憂歌団の『ゲゲゲの鬼太郎』主題歌は史上最高に妖気が漂っている」
最近は「ゲゲゲの鬼太郎」の歌をよく聴いています。一度聴いてみたら、どんどん深みにハマっていきました。この歌は、それぞれの年代で放映された「ゲゲゲの鬼太郎」で、違う人が歌っているのでこれを聴き...more
2022.03.23
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第八十一回「土曜日の夜、キラキラした街への憧れが詰まったEPOの「DOWN TOWN」」
想い出の音楽番外地戌井昭人最近、“シティ・ポップ”という言葉をやたら耳にします。どうも巷では“シティ・ポップ&rdq...more
2022.02.14