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第174回「ふたたび世界一周の旅へ」
「ピースボート地球一周の船旅」のポスターを、街角や飲食店で見かけたことがある人は多いだろう。私は今、その第78回クルーズの乗客だ。実は、このピースボートに乗るのは2回目になる。3年前、私は...more
2013.01.09
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第173回「久しぶりに興奮した一夜」
1995年夏、新宿の片隅に、30人も入れば一杯になってしまう小さなトークライブハウス「ロフトプラスワン」がオープンした。数年後、歌舞伎町のど真ん中に引っ越して来てもう14年も経つ。私が50歳にな...more
2012.12.03
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第172回「奇才・若松孝二の死」
「映画には時効はない。俺が死んでも作品は50年〜100年は残っている」(若松孝二)「塩見塾が提出する、<実録・連合赤軍>を受けた、白熱の連合赤軍総括論争の現在」(2008.02.06@阿佐...more
2012.11.08
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第171回「死への思いとロフト農村化計画」
自慢のベランダにて。ヨガのマウンテンポーズ今年で私は68歳を迎える。もう「おじさんの眼」でなく「おじいさんの眼」なのである。この年に達すると、緩やかな日常の中で、過去...more
2012.10.05
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第170回「猛暑の夏......生きているって言ってみろ!」
いつわりの〝原発収束〟宣言3カ月ぶりのこのエッセイだが、またまた脱原発の話になる。世間は不景気だし、野田アホ内閣による、消費税値上げだ、オスプレイだ、領土問題だって大変だけれど、原発のヤバさ...more
2012.09.12
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第168回「希望の灯は見えたか──3.11から一年」
日本史上最大といわれる大震災と原発事故があって、一年が過ぎた。何とも憂鬱な、暗い一年だった。昨年の震災から約一カ月は、ロフトでも多くの公演がキャンセルになった。キャンセルを申し出る出演者を...more
2012.04.13
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第167回「春はすぐそこまで......」
いやはやこの絶望的な日本に生きていて、今月は書きたいことがたくさんある。横浜で開かれた「脱原発国際会議」は、世界に「脱原発」をアプローチしたグローバルなイベントだった。森達也、綿井健陽、安岡卓治...more
2012.03.02
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第165回「二人の天才映画監督の新作」
単行本化間近!?『ロフト35年史戦記』脱稿以前、長いこと『ROOFTOP』誌上で連載し続けていた「ロフト35年史戦記」を、単行本化する計画が進んでいる。もちろん、連載をそのまままとめるだけ...more
2012.01.06
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第164回「歩き続けるしかない晩秋」
なぜこんなに歩くんだもう秋も終わりに近い。この時期が一番の紅葉シーズン。私は今、相当迷っている。これだけの歳(67歳)をかっぱらって自分の人生の「終章」的な場面になり、突然事件は起こるべくし...more
2011.12.02
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第163回「瘋癲老人が銭湯で見つけた憂鬱と希望」
愚痴、愚問とわかっているが……このところ、ロフトの色々な事象にも飽きていて、どうしてもポジティブ、パワフルになれない。これも年のせいか?会社もサボり気味で毎日あ...more
2011.11.02
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第162回 そろそろ紅葉探検に行く準備を
今月のコラムこそ「原発」の話は断固やめようと思っていた。ちょっと疲れた。それで「さて何のテーマで書くか?」とつらつら思い悩んだが、何も出てこない。こんなときは、ここ一カ月のスケジュール帳を見なが...more
2011.10.04
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第161回 終わらない原発クライシス
相変わらず原発の話だ。このコラムを読む読者諸氏もいい加減に原発の話は読みたくないと思っていても、そうは問屋が卸さない。この日本を襲った未曾有の危機から、絶対目を背けてはならないのだ。事故を...more
2011.09.05
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第160回 66歳にして娘ができる!?
さてこの「おじさんの眼」もなんだかんだ160回。途中1年ぐらいの休みがあって再開したから、トータルで200回以上のはず。私はもう、17年近くこのコラムを書き続けていることになる。「まあ、なんと気...more
2011.08.03
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第159回「どうなるんだろうこの国 by 上杉隆」
相変わらずこの大災害に振り回されているついに関東地方も梅雨に入った。気が滅入りそうなどこまでも重く垂れ下がる今にも泣き出しそうな空。我が家の小さな庭にあるあじさいが小雨の中色鮮やかに幾つもの...more
2011.07.05
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第158回 止まらぬ原発とホリエモン不当判決
何とも憂鬱な2カ月あまりだった。余震は毎日のように続き、空はほとんどいつだって低く重くたれていて、さらに私の意識をよどませる。東京郊外の住宅地では、桜の開花に合わせるように美しい花々が咲き乱れる...more
2011.06.07
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第157回 天災・人災〜どうなる未曾有の国難
3/11の大震災以来、私は突然、サッカーワールドカップの時と同じく「愛国者」になった。私はこの「国難」に立ち向かうべく、種々の作業に忙殺されている。震災当初、私は親や子供を失い、自宅も流され、放...more
2011.05.09
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第156回 地震は天災・原発は人災
一体どこを信用すればいいのか?3月21日。朝から冷たい雨が降っている東京。東北〜北関東を襲った地震と、破裂した原発騒動の真っただ中、私は原稿を書いている。多くの東京人が、都会を捨てて西...more
2011.04.07
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第155回 映画に学ぶ〜『冷たい熱帯魚』と『ペルシャ猫を誰も知らない』〜
平日に立ち見までして観る映画とは?2011年2月9日、『冷たい熱帯魚』(園子温監督/高橋ヨシキ脚本)をテアトル新宿まで観に行った。大ヒットしていることは知っていたが、なんとウィークディの16...more
2011.03.02
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第153回 おじさんの眼 「10年ぶりのアメリカに行ってきた」前編
息子の卒業と9.11以来のアメリカ訪問息子が留学生としてアメリカ南部にある片田舎の大学に行ってから早5年になる。おそろしいほどの人種差別があり、未だ進化論も通用しない人もいるだろう田舎である。...more
2011.01.01
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第150回 ROOF TOP おじさんの眼 「いつまで続くこの猛暑......」
どうなる温暖化まっしぐらの破滅的地球9月も終わろうとしてるのに猛暑、熱帯夜の日は続く。ここまで暑い夏は、60数年生きてきた私にとっても記憶がない。暑い、今日も暑い。そして明日も暑い。この夏、地...more
2010.10.10