BEAT CRUSADERSを愛してやまない実力派ミュージシャン4人が、純粋なリスペクトと有り余る熱意からオリジナルメンバーであるヒダカトオルを迎えて結成した"本気のコピーバンド"、COPY CRUSADERS(コピー・クルセイダーズ)。
今年5月に行なわれた大型屋内フェスでの熱狂的なステージを終えたばかりの彼らが、来たる9月14日にオープン50周年を迎える新宿LOFTにてONIGAWARAとの2マンライブを急遽開催する(前売チケットは完売)。
公演開催を前に、ボーカルのヒダカを筆頭として、ギターのサティフォ(竹内サティフォ|ONIGAWARA)、ベースのヨシカツ(首藤義勝|千也茶丸, the cabs)、キーボードのノブ(岡本伸明|the telephones)、ドラムのクノヨウヘイ(久野洋平|cinema staff)という辣腕メンバーが全員集結したバンド初のインタビューを敢行。
結成に至る経緯、ビークルから受けた絶大な影響とビークルが果たした功績、果てはコピーバンドによる新曲発表という前代未聞の計画(?!)など、全メンバーが饒舌にして一向に話の尽きない様まで本家を完コピするという離れ業をやってのけるのだから末恐ろしい。"本気すぎるコピーバンド"の本気すぎるビークル愛、本気すぎるコピー魂と遊び心が行間からも読み取れるだろう。
吹く風に秋の気配を感じる"SUMMEREND"に、新宿歌舞伎町のROCK CAFE LOFTで話を聞いた。(Photo:大参久人 / Interview:椎名宗之)
ギャラが良かったからコピクルに参加?!
──これが初インタビューなんですよね?
ヒダカ:はい。最初で最後かもしれません(笑)。
──結成のきっかけがサティフォさんの生誕祭ライブ(2025年3月29日、下北沢ERA)ということは、仕掛け人はサティフォさんということでよろしいですか。
ヒダカ:このバンドのリーダーですから。
サティフォ:やめてください(笑)。
クノ:このインタビューでいろんな立ち位置が決まっていく予定です(笑)。
サティフォ:こんなことになるなんて、僕が一番ビックリしてるんですよ。自分の生誕祭でコピーバンドを毎年やってて、いつもクノに手伝ってもらってたんです。
ヒダカ:ラルクとかハイスタとか、青春時代に憧れたバンドのコピバン。
サティフォ:はい。あとキャプヘジもやりました。去年、ビークルのコピーバンドをやりたいと思い立って、ヒダカさんに話を通そうとしたんです。ちょうど西永福JAMで対バンがあったので。
ヒダカ:STARBEMS、ONIGAWARA、NaNoMoRaLとかが出た『ナノフェス』ね(2024年6月29日)。
サティフォ:そのときにお話ししたら、ヒダカさんに「唄いに行ってあげてもいいよ」みたいなことを言っていただいて。
ヒダカ:サティフォの提示したギャラが良かったので。一晩でそんなに貰えるなら出ようと(笑)。
サティフォ:ギャラの話なんてしてませんよ(笑)。完全に漢気で応えてくれたんです。
──それからヨシカツさんとノブさんにお声がけしたんですか。
ヒダカ:最初に決まってたのはクノ君だけだった。
サティフォ:「ヒダカさんが来てくれるぞ!」ってクノにすぐ連絡して。それならガチなメンバーを集めようってことで、ノブに連絡したんです。鍵盤はノブしか思いつかなかったし。
ヒダカ:この界隈はキーボード人口が少ないからね(笑)。
ノブ:キーボーディストと呼べるのかわからないですけど(笑)。
サティフォ:キーボードでテンション高いパフォーマンスをするのはノブしかいないと思って。で、唄えるベーシストを探そうってことで、やっぱりヨシカツじゃね? って話になって。それでヨシカツに連絡したらビークルが好きだって言うのでお願いして。
──コピーとはいえ、ビークルをやることにヒダカさんはまったく抵抗がなかったんですか。
ヒダカ:ぜんぜん。なんせギャラが良かったから(笑)。
サティフォ:だからギャラの話はしてないですって(笑)。
ヒダカ:頼まれたら何でもやりますから。人殺し以外は(笑)。
──じゃあ、サティフォさんとしては瓢箪から駒というか。
サティフォ:僕はただ許可取りをしただけなので……。
──キャプヘジのコピーバンドをやったときは(渡邊)忍さんに許可取りを?
サティフォ:しましたね。ハイスタやラルクは伝手がなくて連絡しませんでしたけど、忍さんとヒダカさんはお会いできたので。
ヒダカ:言ってくれたらハイスタなら確認できたのに。
クノ:でもハイスタに確認取ってコピバンやる人はいませんよね(笑)。
──コピクルのデビューライブの手応えは?
ヒダカ:なかったです(笑)。もっとモッシュやダイブが起きるのかと思ったら、基本、ONIGAWARAのファンしかいなかったので。
クノ:ヒダカさんが来るのを事前に告知してなかったんです。確か当日に発表したのかな。
サティフォ:僕はモニターからヒダカさんの声が聞こえただけで最高でした。
ヒダカ:メンバー以外はホントに楽しかったのかな? って感じだったね(笑)。
ノブ:いや、めちゃくちゃ盛り上がってましたよ!
ヒダカ:物販のときもONIGAWARAには長蛇の列で、俺のところは誰も並んでなくて(笑)。
──デビューライブではどんな曲をやったんですか。
ヒダカ:メジャー期の代表曲。「HIT IN THE USA」とか。
クノ:「HIT IN THE USA」は最初はやってないですね。
サティフォ:自分の生誕祭だったので、主に僕とクノで絞っていきました。「FEEL」、「LOVEPOTION #9」、「LOVE DISCHORD」、「JAPANESE GIRL」。
ヒダカ:ファースト(『P.O.A. -POP ON ARRIVAL-』)多めな感じだ。
サティフォ:あともう1曲くらいやらなかったっけ?
クノ:インディーズ期の「WINDOM」と「CHRISTINE」。
サティフォ:ああ、そうだった。
クノ:やりたい曲を羅列して、リハのときに曲順を決めました。
サティフォ:並びをヒダカさんに決めてもらったのかな。
ヒダカ:そうだね。
クノ:コピクルでインディーズ期の曲をやるのは再録されたものっていうのが今のところ縛りで。
ヒダカ:ちょっとややこしいのは、thai君の追悼としてインディーズ期のメンバーでビークルの曲をやるSATURDAY GOOD-BYESというバンドも稼働してるんです。インディーズの曲までコピクルでやられると、演奏力の差が出てしまう(笑)。SATURDAY GOOD-BYESは俺を含め、演奏力も人間性も難ありなので(笑)。















