全世代が満遍なく出演するのが見どころの一つ
──ありがとうございます。そうですね、LOFTってあんまりジャズとかそういうイメージとかないと思うんです。皆さんから見たLOFTってこういうハコだよなっていうのはありますか?
井上:ライブハウスと言えば、というかLOFTってライブハウスの代名詞的なイメージがあって、昔からの歴史もあって。だからロック系のライブハウスっていうイメージが強いですけど、さっきぐっさん(谷口)が言ったようにスタッフの人たちが何年経っても人が変わっても毎回すごいみたいな(笑)。LOFTでスタッフやってる人たちが卒業していった後に、みんなすごいめちゃくちゃできる、仕事どんどんやってくれる、って聞くから。なんかそういうのも含め大好きな場所ですね、昔から。やりやすくて。
岸本:僕は関西人だったんですけど、新宿LOFTは黒夢のライブ盤で知ったハコで。多分移転する前のほうだったと思うんですけど、それぐらいロックバンド、バンドの世界の登竜門的なイメージはありましたね。でもこうやって僕らみたいなバンドも出演させていただけるっていうのは本当にありがたいですし、ジャズ系だから、インスト系だからロック箱でやらないっていう考え方ももう古いっていうふうにしていきたいっていう。まあ逆も然りですけどね。バンアパ(the band apart)とかがネイキッド、アンプラグドのスタイルでビルボード、ブルーノートでやったりっていうのもそれと一緒で。歪んだギターの音が入ってないけれども、それでもこういう老舗のロックなとこで新しいシーンとかを作っていけたら面白いなと。そういうのはけっこう流れを作ってこれたかなと思います。
──改めてLOFTで開催していただいて本当に嬉しいです。今回のイベントの見どころとかってありますか?
谷口:さっきも言ったようにフォックスもいるし、bohemianvoodooもいるし、1年目から共に活動してきたバンドが両日のトリにいて、20代前半の若手も出演するっていうのが一つの見どころですかね。
──それこそ本当に全世代が出演するというか。
谷口:そうですね。それはね、変わったことであり見どころであると思いますね。
井上:自分も演者としてそれを見るのも楽しみっていう。
谷口:ライブを普通に楽しむのと、あとはみんなもミュージシャンなのでちょっとライバル意識みたいなのもあったりすると思うんで、良い刺激になればいいなとは思ってて。演者はそういうところを意識してもらいたいし、来てもらうお客さんはなんで俺がここでやりたいかっていうのを少しでも理解してもらえるといいなと思ってて。酒を飲みながら肩組んで一緒に歌うとか、俺、クラブが好きなので。クラブでは自分のヒーローが目の前でDJやってるんですけど、終わったら普通にバーで飲んでるんですよ。で、すごく近い距離に憧れのアーティストがいるみたいな、そういう場だったんで。なんかそういうのを作りたいなと思って、LOFTだとそれが可能なので、ここでやりたいなと思ったので。
──嬉しいです。当日、楽しみにしてます! 最後に、フォックスは今後のバンドの展望とか目標とかあったらぜひ。
井上:まさにさっきもミーティングでいろいろ話してたんですけど、いろいろ準備してて、去年10周年で今年はいろいろ仕込みながら来年にかけて楽しみが出てくるのかなと思います。
谷口:俺はね、新メンバーを入れようって言ったんですよ。
カワイ:意味がわからない(笑)。新メンバーがやりづらすぎるでしょ!(笑)
岸本:まあ、今年はメンバーそれぞれの活動だったりがメインになってきますけど、下半期とかはけっこうライブのオファーが従来通り戻ってきたような感じはあるので、ガンガン精力的にライブ活動はやっていって、来年はいろいろリリースを予定していますので、そこに向けてですね。
──フォックスの今後も楽しみにしてます。それでは今日はありがとうございました!
一同:ありがとうございました!