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カオスな狂演の饗宴、新宿LOFT PRESENTS『ええじゃないか歌舞伎町』〜志士回天編〜

2022.07.01

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フライヤーデザイン:岡愛子(BimBamBoom)
 
将軍警護でなく尊王攘夷の先鋒にあると述べた清河八郎を描いた藤沢周平の『回天の門』から抜粋し、イベントのサブタイトルを志士回天編と名付けた。
とにかく月曜日から無茶苦茶良いバンドを集めたイベントを開催したかった。
開催理由はそれだけだが、それが良いしそれで良いと思う。ライブハウスは常に面白い事を仕掛けるべきである。
 
新宿LOFTが不定に開催している「新宿LOFT PRESENTS『ええじゃないか歌舞伎町』〜志士回天編〜」が2022年6月27日(月)に開催された。
外はうだるような夏日に、不夜城・歌舞伎町に拠点を構える新宿LOFTが月曜日からギラギラに攻めに攻めた、これでもかというカオスな狂演の組み合わせとなった。
全5組ジャンルはバラバラだが、本当に良い連帯感のあるイベントになったと思う。来場されたお客様も大満足だったと思います。
出演者の音楽に対する姿勢は本当に目頭が熱くなった。素晴らしい夜だった。
『ええじゃないか歌舞伎町』 〜志士回天編〜月曜日から最高でした。(記帳:新宿LOFT店主 やなモン。)

新宿LOFT PRESENTS『ええじゃないか歌舞伎町』〜志士回天編〜

2022年6月27日(月)
【出演】あらかじめ決められた恋人たちへ / MOP of HEAD / RAY(BAND SET)/ BimBamBoom / 999999999

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START時間となり、少しずつ人が集まった店内にSEが鳴り響きスクリーンが上がると、彼らの象徴となるロゴが暗がりのステージに掲げられていた。
楽器隊のメンバーが入場し、I sonoのイントロダクションの演奏が心地よい。
ボーカルのボルトが入場すると、行くぞ! 新宿LOFTー! の掛け声と共に沸点を超えるようなハードコアサウンドをフロアに叩き込んでいく。
どんどんお客様を引き込まれていき、あっという間に30分が過ぎ去った。
余談だが、やなモン。はボルトが幕末の大河ドラマに出演してくれることを切に願っている。

BimBamBoom

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嵐のような999999999の熱演が終了し、客電が落ち、幕が上がる。
BimBamBoomです。新宿LOFTよろしく。ドラムの美代子さんが告げると、ギターの不協和音から美代子さんのドラムから全員の演奏がスタート。
ダンサンブルなグルーブがもう心地が良い。終始お客様も身体を揺らし続けている。
この5人から放たれるグルーブはなかなか体験できないので、気になった方はぜひ、ライブに足を運んだほうが良いと思います。
今回のイベントのイカしたフライヤーはギターの岡愛子さんが作成してくれました。

RAY(BAND SET)

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踊り疲れて少し休んでいると、ドラムの4カウントからベースの唸るようなサウンドが響き、それに呼応するようにギターが入る。
今回、バンドだけではなくアイドルのRAYを入れたのは楽曲が本当に素晴らしく、オファーの段階でもバンドでお願いいたしますと言ったのはこのバンドサウンドの中でのRAYの歌声が聴いてみたかったからである。爆音の中でも心地が良い3人の歌声を聴いていた。
大袈裟なアジテートがなくてもこれだけ引き込める世界観があるのは本当に素晴らしいと思いました。

MOP of HEAD

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やなモン。が個人的にも生誕祭にオファーしたり、事あるごとに呼んでいるのはMOP of HEADが好きだからである。
MC5「Kick out the jams」のイントロのサンプリングからUCARYちゃんの歌声が心地が良い。
どんどん演奏の熱が上がっていきフロアーはダンスホール化していく。
こういうバンドなので声とお酒がNGなら活動している意味が見出せないと言っていて確かにと思った。早くマスクを外して踊りたいね。
終盤、ギターのトラブルがあったが良いライブだった。

あらかじめ決められた恋人たちへ

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今回のライブは新曲だけですと事前にTwitterで確認していたが、15分くらいの長尺が2曲だった。最高ですね。
あらかじめ決められた恋人たちへは日本のみならずどんどん世界で評価されて欲しいと個人的には思っている。
今回もサイケデリックなイントロから池永正二からの絶叫から演奏がスタート。この世界観は本当に素晴らしい。またぜひ、新宿LOFTに出演して欲しい。
 
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