ジャンルや年齢の垣根を越えて、多種多様な”女性シンガー”たちによる”世界で最も美しい”体験をコンセプトとして、今年1月にスタートした「Loft Heaven Presents Most beautiful in the world」。
第2回は、そのコンセプトに相応しい3組が出揃った。
多くのミュージシャンが敬愛するギタリストである田渕ひさ子、Cuonとしてソロ活動をしながら、5月に活動再開することを発表したaquarifaのVo.Gt.岩田真知、そして、前回に引き続き横浜のバンド”レイラ”から有明 with Mが出演した。
有明 with M
トップバッターは、有明 with M(レイラ)。
少し緊張した様子で登場した二人だったが、演奏が始まると彼らの世界観にお客さんも引き込まれていくようだった。
この日は未発表曲や、まだバンドのライブでもあまり演奏されることがない新曲も披露し、これからの活動に期待させてくれるステージを見せた。
岩田真知
続いて登場したのは、岩田真知(Cuon,aquarifa)。
言葉を一つ一つ丁寧に紡いでいくような歌い方と、透き通る歌声が場内を優しく包み込む。
「ライブ前に近くにタピオカミルクティーを買いに行ったんです。」しかし、きゃっきゃする女子たちに囲まれて、なんとなくミルクティーだけを買って戻ってきたという、可愛らしいエピソードも。
会場は終始穏やかな空気に包まれ、とても心地いい空間が広がっていた。
岩田真知/セットリスト
田渕ひさ子
最後に登場したのは、田渕ひさ子。
静かに口ずさむメロディーと、しなやかなギターが心地よく会場に響き渡る。
MCでは、先日某高校の軽音楽部に招かれて出演したライブの際に、生徒がカバーしてくれた自身の楽曲のコードが間違っていたことを突っ込むと、別の生徒が「腹切れー!!!」と叫んだという面白エピソードを話し、「すごく楽しかったです。」と微笑んだ。
もうすぐ春が来ることを知らせるかのように、暖かい風が吹き始める今の季節のような、そんな雰囲気に包まれた30分間だった。
田渕ひさ子/セットリスト
photo:荒木関