26年ぶりにアンジーをやることに決めた理由
──9月7日の原島さんの誕生日当日に新宿ロフトで行なわれる『ハメチ a-GOGO CARNIVAL!!』最終日ですが、「しっかりと“アンジー”のライブをやることにします」と発表されたことでSNS上では開催前から大きな話題となっています。最初の情報解禁(7月1日)ではそこまで至らず、水戸さんと岡本さんが出演するだけの発表でしたが、途中から状況が変わったということでしょうか。
水戸:そもそも(中谷の)ブースカは来るの? ってとこから始まってね。彼は博多で音楽の仕事はしてるけど、人前に立つことをずっとやってないから。そこへ博多のイベント(7月4日に福岡天神パブリックバー ベーシックで行なわれた『BRF'26 “EXTRA GIG” DAY3』)にはどうも出るらしいぞと話を聞いて、そこに岡本も“天神SMILEY session”として出るから「そのときに話してみるわ」ってことになって。それで最初の告知では中谷の名前がなかった。で、ベーシックのイベントが楽しかったからロフトもやるみたいよってことで、それじゃあ名前を出そうと。最初は俺、中谷、岡本が3人横並びすることは決定ながら、やる中身は決まってなかった。そもそも今回のイベントはハメチ並びにハメチにまつわる曲をボーカリストが入れ替わり唄い継ぐ形式だったので、3人横並ぶにしてもそれに乗るのか、それとも違う形でやるのかも決まってなくて。アンジーの名前を出して期待させちゃうのも最初は避けたかったんだけど、せっかくハメチのために3人が揃うのならアンジーとしてやろう、ライブの枠も別に取ってもらってアンジーのライブをやることにしようと。それが一番ハメチが喜ぶんじゃないの? ってことでね。そんなふうに五月雨式に決まっていった。
──最初の発表から変わって水戸さんの表記が“三戸華之介”、岡本さんの表記が“岡本様ひこ”とアンジー時代に倣ったことからも、再集結に懸ける思いの深さと決意の固さを感じましたが。
MAGUMI:ああ、俺はそれ、気づいてなかった(笑)。
岡本:みんな“三戸”君のことばかりで、“様ひこ”に変わったのをあまり気づいてもらえないんだよね。思ったよりもみんなに忘れられてた(笑)。
水戸:そう、思ったよりも騒ぎにならなかった(笑)。
MAGUMI:いや、そうじゃないんだよ。アンジーが出る! っていうので頭がいっぱいになっちゃって、表記の変更まで気づけてないだけで。
──岡本さんもアンジーをやることに異存はなかったんですね。
岡本:はい。まあ、ロフトの前に博多で中谷ともプレイできましたし。ベーシックの博多チームが後方支援してくれたことも大きいですね。俺があんまり何度も中谷にプッシュするのも悪いと思って、博多チームが中谷に口添えしてくれて。
──ブースカさんから最終的な返事をもらうのに、水戸さんの口説き文句が秀逸だったという話を聞きましたが。
水戸:どうなんだろう。岡本が言うように、その博多チーム……おそらく大島(治彦)が一番、中谷の背中を押してくれたと思うんだけど。
岡本:俺からも中谷に博多で話したんだけどね。「ヤバいぞお前、水戸ちゃんが怒っとう!」って言ったら「エッ! マジで?!」って慌てふためいて(笑)。
水戸:その前に、中谷が出るのがまだ決まってないと聞いて、岡本に電話したんだよ。そこで言ったわけ。「さすがのハメチもそう何度も死ねないから、ここは一度出といたほうがいいんじゃないの?」って中谷に伝えてくれって(笑)。
──見事な殺し文句ですね(笑)。
MAGUMI:いや、それよりも「水戸君が怒ってる」のほうが俄然効くと思う。水戸君に怒られてシュンとしてるブースカを何回も見たことがあるから(笑)。
──アンジーの演目はすんなりと決まったんですか。
水戸:うん。博多でアクシデンツと一緒にやってた頃の曲だけにしたいよね、という意向が最初からあった。だから「天井裏から愛を込めて」は入らない。それでもしっかり成り立つというか、そのほうがいいよねと思えるセットリストじゃないかな。そもそもめちゃくちゃいっぱい曲をやるわけじゃないから、そうなるとこれとこれとこれって感じですぐ決まっちゃう。やっぱりね、ハメチは俺にとって博多時代から唄い手としての先輩なんだよ。上京してからの動向はちゃんと把握してないし、今回はハメチといつも一緒にいた時代の曲で固めるのが一番だと思う。
──アンジーと名乗ってライブをやるのは、実に26年ぶりとのことで。
水戸:1999年と2000年に再結成したんだけど、'99年にアンジーをやったのは7年ぶりだった。そのときにだいぶ久々だなあ……と感じたけど、今のほうが久々感がない。26年もあいてるのに不思議な感覚だね。















