シェルターでのライブを重ねて強くなったハルカミライ
──そんな“シェルターの顔”の対バン相手として、義村さんが選んだのがハルカミライ。その理由を「地元は八王子だけど、10人前後の動員のときからシェルターに出ていて、徐々にお客さんが増えて、人気になっていく様を体感できたのがハルカミライだったから(シェルターでたくさんライブをやって強くなったんだと思ってるのですが)」とのことです。
関:その通りで、最初出たときはまばらだったので、どんどんお客さんが増えていって、パンパンのSHELTERでできるようになっていくのはうれしかったですね。
須藤:僕、初めて出たときに、ベースの音が出なくなって。音が出なくなるようなトラブルがあると、その後も、そのライブハウスに出るたびに緊張するようになっちゃうんですよ。だから確かにお客さんはどんどん増えていきましたが、毎回「ベースの音が出なくなるかも」っていう緊張感と戦っていたので、そういう意味で強くなったのかもしれないです。今でも「明日出て」って言われたら緊張しますね。
関:敷居高いイメージもありますしね。僕も緊張します。
──その緊張感はソールドアウトできるようになった今でもありますか?
須藤:全然あります。そういうハコってSHELTERのほかにも全国にいくつかあって。言葉では言い表せないんですけど、“何か”緊張するんですよ。
──ハルカミライは下北沢SHELTERでのライブで印象的なことはありますか?
須藤:THE FOREVER YOUNGとクリスマスにやったライブですかね。彼女とかとの予定を無視してまで出たいライブハウスっていうか。まあ嘘ですけど。
八木:嘘かい!(笑)
小野:彼女が優先?
須藤:彼女優先ですけど、そのときはライブを優先しました。
関:僕が特に覚えているのは、4年前くらいの年末ライブ。1日に3本ライブをやった日があって。その1本目がSHELTERだったんです。次があったからライブだけやってすぐ移動だったんですけど、1本目がSHELTERでよかったなと思いました。「始まるな」って感じがして、気が引き締まりました。大変でしたけどね。
須藤:すでにほかの2本は決まっていたんですが、SHELTERにも誘ってもらったのがうれしくて断れなくて。「SHELTERの年末イベントだし、全部出よう」って。
──それこそ、彼女との予定だったり、ほかのライブとの兼ね合いがあっても、誘われたら出られるだけ出たいライブハウスなんですね。
関:そうですね。
須藤:「出なきゃ」ってなるし、予定が合わなかったとしても「他の日で何かないですか?」って交渉しちゃうくらい。