今年の10月1日にオープン30周年を迎えた下北沢SHELTER。これを記念して、KEYTALKとハルカミライのツーマンライブ『SHELTER 30th Anniversary FINALE!! ZeppがSHELTERになります。』を11月20日にZepp Hanedaで開催します。この2組によるツーマンライブは今回が初めて。異色? 納得? 下北沢SHELTERだからこそ実現できたライブに向け、KEYTALKから小野武正(Gt, MC, Cho)、八木優樹(Dr, Cho)、ハルカミライから須藤俊(B, Cho)、関大地(Gt, Cho)の4人による座談会を実施。互いの印象から、下北沢SHELTERの思い出まで、ざっくばらんに話してもらいました。(interview:小林千絵 / photo:アンザイミキ)
義村店長はただの隣人!?
──本日は諸事情により欠席となった下北沢SHELTER店長・義村さんから、2組への想いなども聞いているので、織り交ぜながらお話を伺えればと思っています。
小野:昔、僕と義村さんが隣人だった話もですか?
──えっ、そうなんですか?
小野:はい、201号室と202号室の関係で。
関:ええ!
八木:プライベート過ぎだろ!(笑)
小野:SHELTERで飲んでるときに、義村さんと「最近引っ越したんですよ」「僕も最近引っ越して」という話になって。「どのあたりですか?」と聞いていったらまさかのお隣さんだったっていう。
八木:すごい!
──本当にSHELTERとはいろんな縁があるんですね。
小野:いや、ただの元隣人です、嘘です、ずっとお世話になってます。最高です!!
──では改めて。今回、KEYTALKとハルカミライのツーマンライブをやると聞いたときはどう思いましたか?
小野:それこそ今日のふたりとは何度か飲みに行ったこともあって、「いつか対バンしたいよね」って話をしていたので、やっとそのタイミングが来たなと。
須藤:そうですね。僕らも、飲んだことはあるけど対バンはしたことがなかったので「やっと対バンできる」って感じですね。初対バンがツーマンでよかったかもしれないです。
八木:確かに。ツーマンが一番濃厚だもんね。僕は……勉強不足で申し訳ないんですが、ハルカミライを知ったのは『YON FES 2019』で。ハルカミライは、04 Limited Sazabysの出番の前の、04 Limited Sazabysとは違うステージのトリをやってたんですけど、ライブが凄まじかった。「ヤベーバンドがいる!」って思って。でもバンドの毛色的にKEYTALKとはちょっと違うから、なんとなく対バンはないかな……と思っていたので、今回やれると聞いてうれしかったですね。でも毛色が違うからこそビビってます。
小野:実は僕、ハルカミライのライブを観たことがなくて。
関:飲んでるところしか知らないってことですか?(笑)
小野:そう。ただの飲み友達(笑)。でもこの間、THE ORAL CIGARETTESの(あきらかに)あきらが「ハルカミライ、初めてライブ見たけどめちゃくちゃカッコよかった」と言っていて。SPARK!! SOUND!! SHOW!!からも聞いたし、いろんなところから「ハルカミライのライブ、めちゃめちゃカッコいい」という話は聞いてて。
関:えー! うれしいっす。
八木:俺からも言うわ、「ハルカミライ、ライブやばいよ!」
須藤・関:ありがとうございます。
──ハルカミライのおふたりは、KEYTALKにどんな印象を持っていますか?
須藤:僕、子どもの頃に八王子のMatchVoxっていうライブハウスで働いていたんですが、そのときにKEYTALKがライブをしに来て。
八木:“子どもの頃”!?
須藤:ハタチくらいです。僕の中ではまだ子どもっていう認識で……。そのときに見たKEYTALKはめちゃくちゃ演奏がうまくて。最近はライブを観れていないですが、その子どもの頃の「うめーなー」っていう印象がずっとあります。
小野:うまいけど別にカッコ良くはないってことだよね?
八木:いきなり自信なくさないで!(笑)
関:僕も生ではライブを見たことがなくて。子どもの頃にYouTubeで見てました。
八木:子どもの頃、ね(笑)。
関:あとは下北の街中でがんがんフラッグ出したりしていてすごいなぁという印象です。
八木:光栄です!