一ヶ月ぶりのご無沙汰〜! 今年は誰にチョコあげようかニャとか、今年こそチョコ貰えるかニャとか、バレンタイン目前に震え上がっちゃってる読者諸君も、温故知新なアーティスト紹介&それを現代に蘇らせたら的なこのコラムを読めば、一発でお悩みも、解・消・YO! 音楽のセンスを磨く事は、モテるセンスを磨くも同然なんだから〜☆ というわけで今回は、デートのBGMとしてもバッチリ、そしていまだにテレビでクリスマスやバレンタイン特集みたいな、ちょっとム〜ディ〜なシチュエーションになると必ずO.A.される名曲『トゥルー』(♪ハ〜ハッハ〜・ハ〜ッハ〜♪)でお馴染みスパンダー・バレエよ。欲とバブルにまみれた1980年にデビューを飾り、デュラン・デュランやカルチャー・クラブらと共にお化粧男子文化を促進した<ニュー・ロマンティック>の旗手……こう書くと確かにチャラ〜いイメージの一発屋さんよね……でもね皆、ちょっと彼らの音に、よ〜っく耳を傾けて欲しいの……結構ファンキーでカッコイイのよ〜☆
そもそも80年代のニュー・ロマンティック自体が、ソウルやファンク、モータウンを見直して新しいダンス・ミュージックを構築しようとしたムーブメントだったんだから、現代のクラブ事情とさほど違いは無いの……いつの時代も皆、夜な夜な踊るのが大好きなのよね、ウフッ♪そんなムーブメントの中でもスパンダー・バレエはいち早くチョッパー・ベースをBOOM BOOM(ブンブン)言わしたり、ラップの要素を取り入れたりと、結構ブラック・フィーリング溢れる佳曲が多いのよぉ……まぁそんな良いイメージも全て『トゥルー』の大ヒットの影に隠れちゃってるけど……逆に、大ヒットしちゃうのも問題よね……ま、エェわ。『トゥルー』前の2ndアルバム『Diamonds』もファンク・テイストとエレPOPに加えて、ワールド・ミュージックの要素まで気持ち良く混在してる良盤だから、クラブ・ミュージックっぽさを気取ってるくせに、何も知らないでカッコばっか付けてるBANDマン諸君は、軽〜くチェックしといた方が賢明よ!
とは言え2009年に再結成され、懐メロ・ヒットパレ〜ド的なリユニオンTOURで、既に世界中のオヴァフォーなファンを嬉し涙で溢れさせてる彼らに、今更クラブっぽいアプローチさせるのも野暮な話なのよねぇ……新譜は予想以上にA.O.R.な仕上がりだったから、確かにそれが今の等身大なんでしょうけど……ズバリ! アタシならHIP HOPやソウル寄りにするわ。例えばシーロー・グリーンなんかご覧なさいよ、歌もラップもこなしてエッジィなプロデューサーと組むけど、コンテンポラリーなサウンドにもバッチリ目配せが利いてるでしょ? いっそブルーノ・マーズみたいな80's再評価も出来る最先端のアーティストとコラボして新鮮さを取り戻せば、リスナーの皆の心も体も、あら不思議! 踊り出したくなる位、リフレッシュされるんじゃな〜い♪
ヒダカトオル
1968年6月5日、千葉県生まれのB型。働きながらインディー・デビューした元リーマン・ロッカー。
1997年BEAT CRUSADERS結成、2010年散開。BEAT CRUSADERSで活動中から数々の楽曲提供やプロデュースも行ない、木村カエラ、高橋瞳、メロン記念日ら女性陣のバックアップから、GOING UNDER GROUND、磯部正文等、男性アーティストのプロデュースを手掛ける。
2010年10月にはMONOBRIGHTと結婚(電撃加入)、2012年離婚(脱退)。2011年には“A.O.R”をテーマにヒダカトオルとフェッドミュージックを結成、2012年岩手のイベントで有終の美を飾る。
そして、2013年、新バンドTHE STARBEMSが始動!
http://www.thestarbems.com/
http://www.hidakatoru.com/