レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
1996年9月18日はロフトで、アナーキーの藤沼伸一率いる舞士の企画イベント『摩訶不思議』。ゲストとしてWRENCHとCOPASS GRINDERZが出演しました。
この時期に配布されたZK distribution(ZK Records、Less Than TV、Bloody Butterflyなど)のリリースインフォに、WRENCHとCOPASS GRINDERZのCDが掲載されています。
WRENCHのCDは1stフルアルバム『BLACK HOLIDAY』。COPASS GRINDERZは初期ライブ音源で構成された『録音鬼'91~'92』ですね。
ちなみに『摩訶不思議』が開催された9月18日は、私の誕生日。前年(1995年)の9月18日も、WRENCHが出演したイベントを観に行きました。2年続けて誕生日にWRENCHを観ることができて嬉しかったことを覚えています。
観に行ったのは、渋谷On Air Westで開催された『GO! GO! パンチラNIGHT vol.20 SPECIAL』。YOUTH BRIGADE(from US)ジャパンツアーの一環として行なわれたDOG IN BLANKET主催イベントで、WRENCH、ジェイソンズ、AGGRESSIVE DOGS、THE MONSTER A GOGO'S、JIGHEAD、BRAHMANが出演。途中から入場したので、のちに知り合うBRAHMANのライブは見逃しました。
私が生まれた1971年9月18日には、日清食品から世界初のカップ麺としてカップヌードルが発売されています。そして雷矢やthe原爆オナニーズでギターを弾いていた田中信二くんも生年月日が一緒!
カップヌードルしょう油と、雷矢の1st EPを並べてみました。
なお、この定番カップヌードルは醤油味ではなく、オリジナルのカップヌードル味とのこと。実際の商品名も「カップヌードル」であり、他の商品と区別するための俗称として「しょう油」が定着しているだけのようです。以上、カップヌードル豆知識。
雷矢の1st EPやレコ発フライヤーを掲載した第33回もぜひご覧ください。
9月18日生まれの有名人といえば、“人間風車”の異名を持つプロレスラーのビル・ロビンソン(1938年9月18日 - 2014年2月27日)。必殺ダブルアーム・スープレックス(日本名・人間風車)を武器に、英国伝統のレスリングテクニックを駆使して活躍した名選手です。
1975年12月11日に蔵前国技館で行われたアントニオ猪木戦は、今なお語り継がれる伝説の名勝負。猪木の生涯ベストバウトとしてこの一戦を挙げるファンも少なくありません。
「人間風車 ~ビル・ロビンソンのテーマ」という邦題で発売されたカール・ダグラス「Blue Eyed Soul」の7インチを掲載。
そして9月18日は、ジミ・ヘンドリックスの命日。私、信二くん、カップヌードルが生まれる1年前の1970年9月18日に亡くなっています。
THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE『Voodoo Chile』7" (2095-001) / UK / 1970
side-A
1. Voodoo Chile
side-B
1. Hey Joe
2. All Along the Watchtower
ジミ・ヘンドリックスが亡くなった翌月(1970年10月)に「Voodoo Chile」というタイトルで発売された7インチ。Track Recordsが制作したこのシングルは、全英1位を獲得しています。ところが、実際に収録されているのは「Voodoo Chile」(約15分)ではなく「Voodoo Child (Slight Return)」(約5分)なんですよね。
歴史的名盤『ELECTRIC LADYLAND』(1968年)に収録された両曲について調べてみたところ、15分の大作「Voodoo Chile」を録音した翌日に、同曲を発展させた「Voodoo Child (Slight Return)」が録音されたとのこと。
『ELECTRIC LADYLAND』をはじめ、数多くのレコードに収録されている代表曲にもかかわらず「Voodoo Child (Slight Return)」「Voodoo Chile (Slight Return)」「Voodoo Chile」表記が混在しているようです。まぎらわしいですね。
【五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール】
レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトグループの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。