レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
1996年9月は、ロフトに2回。
9月1日は『H.G.F.P. “envy produce night 〜YOU BLEED MY HATE〜”』。H.G. Factとenvyの共催イベントで、AGGRESSIVE DOGS、WRENCH、SMASH YOUR FACEが出演しました。
2023年よりシェルター昼帯でレギュラーイベントを開催しているSMASH YOUR FACEを、ロフト系列のライブハウスで観たのはこの日が初めて(それ以前に他店で観たことはあるけど)。
1996年にリリースされた1st 7インチを掲載。「Disappere Everything」と「I Will Get You」を収録したSMASH YOUR FACE初のアナログレコードで、1994年に無料配布されたデモテープに続く2作目の単独音源です。
1996年には「Watch Out」と「I Believe in My Way」をカップリングした7インチも発売されていますね。ヴォーカリストのNangchangによると、この2枚は同じ日にレコーディングされた音源とのこと。
イベントのトリを務めたのは、もちろんenvy。アーカイブによると、彼らがロフトに出演したのは4月29日の『H.G.F.P.』以来ですね。5~6月は他店で何度かライブを観ています(7~8月は0回)。
この間、BLIND JUSTICEからenvyに改名後初となるCD作品『Breathing and dying in this place...』をリリース(6月14日発売)。9曲入りのCDですが、ギタリストの河合信賢氏いわくミニアルバム扱いとのこと。
のちに発表されるenvyのアルバムはアナログ盤も制作されていますが、この1stミニアルバムはCDのみのリリースでした。
『Breathing and dying in this place...』収録曲のアナログ化が実現したのは、2013年。
米Temporary Residence Limitedが2013年にリリースした結成20周年記念ボックスセット『INVARIABLE WILL, RECURRING EBBS AND FLOWS』。それまでにenvy名義で発表された全音源95曲を収録した14枚のLPと、それらの楽曲のMP3データを記録したDVD。さらに未発表ライブDVDと100ページのブックレットも付いています。
ボックスセットのトップを飾るA面には、オムニバスアルバム『FAR EAST HARDCORE』に提供した2曲(01~02)と『Breathing and dying in this place...』の全9曲(03~11)を収録。
1000セット限定で販売された14LP+2DVDの豪華ボックスセット。レアアイテムと化していますが、是が非でも入手してください。envyファン必携ですよ!
【五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール】
レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトグループの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。