9月19日(木)に開催された『music with you! ~四星球vsデラックス×デラックス』。平日にもかかわらずお集まりいただいた多くの方々に感謝を申し上げつつ、この日の雰囲気を新宿ロフトのカメラマン(丸山恵理)が撮影した写真メインにちらりお届けします!
この日のツーマンについて、まずは主催するわたくし・高橋ちえ。かつて担当していたラジオ番組のタイトルが『music with you!』で、四星球も何度となく遊びに来てくれました。現在もMCやインタビュー等々を続ける中で、福島県南相馬市で10/5(土)に開催された『騎馬武者ロックフェス』ではこの日のイベントに遊びに来たという方に声をかけていただき(しかも2組)、とてもうれしかったです!
そんなわたくしが前説させていただきましたが、この時から既にステージに優しいお客さんのテンション!笑顔で耳を傾けてくれている姿に持ち時間ギリのギリまでおしゃべりしてしまいました!
デラックス×デラックス(以下、デラデラさん)のいつもの影アナにバトンタッチするも、影アナのテンションも、いつもより心なしか高かった…ような?(笑)
19時のスタート、先攻はデラデラさん。“新宿LOFTのステージに全員乗るだろうか”とこの日を前に行なったフロントマン対談時に笑ったりしたのですが、デラデラさんが映えるステージに思わず、“さすが新宿LOFT”!
1曲目「飼いならされたいの」からお客さんの盛り上がりも沸点に達したまま、“新宿LOFTがこの場所に移転して25周年のお祭りに出させていただき嬉しい”といったボーカル・アサガオがご挨拶。さらに中盤、デラデラさんグッズ紹介のコーナーで新宿LOFTのフードメニューを持ちステージで実食(!)するアサガオ…そんなアーティストは25年の歴史あるこのステージで初かも!?
ちなみに召し上がっていたのは「豚トロ丼(タレ)」(¥650)。“ご飯も食べられて、お酒も飲める。遊び場として最高!”のMCにLOFTスタッフ一同、盛大な拍手を送っていたのでありました。
今回は両バンドとも1時間のセットリスト。デラデラさんの後半は“あの頃は~”の歌い出しで誰もが知っている和田アキ子さん「古い日記」のカバーから。法被姿の四星球ファンも大きな声で“ハッ!”と言いながら手を挙げている姿を嬉しく見つめてました。
“新宿LOFTへ愛を込めて”と言ってから歌い始めた「ラララブラ~愛の呪文~」、ギター・スイレン&ベース・スズランが背中合わせに弾く姿には悶絶!
ラストは皆で“セクシーな新宿!”の大合唱で「セクシー★ダイナマイト」、“愛してるぜ、新宿!”というアサガオの叫びにシビれる! SPの2人はもちろん、メンバー全員が飛び跳ねてのラストでした!
ではわたくし的なメンバー紹介を兼ねて、この日の素敵ショットをお裾分け。まずはフロントマン・ボーカルのアサガオ。一度耳にすると、そのボーカルの迫力に圧倒されつつもチャーミングさ宿るその風貌のトリコになっちゃう!
話せば話すほど伝わるのはギター愛。純粋なギターキッズ・スイレン、この日もトレードマークのギブソン・ES-335をかき鳴らす姿がスーパーカッコよかった!
バンド音を支えるベースはスズラン。プロフィールに“チャームポイントは困り眉”と紹介されるもそのチャームポイントと繰り出す音のギャップが、す、すごい…!
いつもニコニコ愛らしく、バンドのムードメーカーはきっとこの方、というのがドラム・サクラ。会場入りからライブスタート直前まで、お客さんへの気遣いを忘れない姿に心打たれました!
リハの時は意外にクールで軽く身体を動かす程度なんだな…とお見受けしつつ、ステージに上がるやまさに“キレキレ”すぎるダンスでこの日も魅了してくれたSP・ラシ!
もう1人のSP・シダもキリッとした表情でダンスをするものの、この日は会場入りから最後に帰るまで、スタッフ皆に一番ご挨拶を重ねていたかもしれない…と思う!
アサガオとの素敵ツーショットも載せずにはいられない!
そしてそして最後は、DJも務めるコク。ステージ後ろにいながらも存在感があってつい目を奪われる存在ですが、この方なしでデラデラのバンドサウンドは成立しません!
熱かったデラデラの後を受けて、お次は四星球。“どうも、セクシー・ダイナマイトです!”と言いながらシンガー・北島康雄の登場から爆笑スタート。“新宿LOFT移転25周年ということで、25年前のことを振り返る”…ところから始まっていったこの日のライブ。あえて説明は加えません、さて皆さん、モチーフは何でしょう?
ドラム・モリス(ノーヒント/難易度☆☆☆☆☆)
ベース・U太(ヒント:最近も映画化で話題・あのドラマの…/難易度★★★☆☆)
ギター・まさやん(ヒント:アイドル「まさじゅん」…!?/難易度★★★★★)
「運動会やりたい」からスタートして、フロア全員でスクワットやらモモ上げをやったかと思えば「ちょんまげマン」がやって来て、おなじみ「クラーク博士と僕」へとたたみかける。ステージ前まで詰め寄るお客さんを前に、北島康雄はこう言った。“(ライブハウスでの)こういう文化も見て帰って欲しい。新宿LOFTがこの場所で25周年、出来てからは48年。数々の伝説の日があったと思う。今日はそれを、1個増やします”!
“おめでたい日にあやかってお知らせがあります!”とリリースになるニューアルバム(10月30日リリース『音時計』)のお話もありつつ新曲の披露も。「僕らの絵描き歌」では実際にメンバー4人の似顔絵が描かれる。似てるね!
“ライブハウスと言えば、イコール新宿LOFT。日本中のバンドマンが知っているライブハウス”と語り、これまで度々このステージに立ってきたことや、“先輩”ニューロティカに対するリスペクトも。その上で“今日このツーマンが、全体の未来につながってますように”! ラストに選んだ曲は「ライブハウス音頭」、ライブハウスはええとこよ~と皆で踊りながらの大団円。最高でした!
そしてこの日のメインはここから…と言っても過言ではないはず。アンコールの声に早々に、ステージにまず四星球が登場、そして…
デラックス×デラックスもステージにやって来た! そして四星球「薬草」を一緒に、スペシャルコラボレーション! 四星球がデラデラのファンの方もしっかりと気遣いながら見せた(魅せた)1曲、この1曲を見るためだけでも価値があったと言っても決して言い過ぎではない時間。お客さんも、ステージ上の出演者も皆、本当に楽しそう。そんな姿が表れている写真を最後にドーンと載せて、このレポートも結びとします。
ではまた、これからも!
ライブハウス、そして新宿LOFTでお会いしましょうね!
【Text:高橋ちえ(@djchie)/ Photo:丸山恵理(@maaarucom)|LOFT PROJECT / 2024年9月19日(木)『〜新宿LOFT歌舞伎町移転25周年記念〜「music with you!」』】