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INTERVIEW

トップインタビューおとぼけビ〜バ〜「今や世界を相手にいてこます超絶個性派バンドが怒涛の凱旋ツアーを敢行!」

今や世界を相手にいてこます超絶個性派バンドが怒涛の凱旋ツアーを敢行!

2019.07.04

自分たちの100%で戦えると確信できたSXSW

──では、今年の3月に、2度目の出演となったSXSWで出禁になった話も聞かせてもらえますか?

よよよしえ:SXSWからではなくて、その中の会場のひとつで出禁になっただけなんですけどね。

──演奏の途中で電源を落とされてしまったそうですが。たまたま、そのライブハウスの人が、なんかちょっと機嫌が悪かったとか?

よよよしえ:カチーンってなったみたいです。

sxsw1.jpgsxsw2.jpg──直接的な理由としては、よしえさんがアンプに登ったから?

あっこりんりん私も、2人とも登って。

よよよしえ:まぁ、もともとリハーサルの時から、けっこう人種的ななんかで、すごい見下してくるような感じやって。

──えーっ、SXSWにもそんなところがあるんですね。

よよよしえ:SXSWが雇ってるというより会場が雇ったPAだと思うのですが、みんなで「こんなことあるんだねぇ」とか話してて。でも、まぁ本番は気ぃ良くやろうねということで、レーベルのボスがうまく仲介してくれたんですけど、本番途中たいして音デカくもないのに「音がデカいんじゃ!」って怒りだして、ずっとマイクで「ファック!」って言われてて(笑)。こっちとしても音の小ささとかにフラストレーション感じてて、アンプに登ったんですけど、直後会場の電気と外音のスピーカーの電源をすべて落とされました。

あっこりんりんでも、怒ってたんはそのオッサンだけなんで。他のスタッフの人は「良かったよ」って言ってくれてた。

sxswmag.jpg──ともあれ結果的には大ウケで、『SXSWorld』(※SXSWオフィシャル・マガジン)の表紙にもなるし、マック・マッコーン(スーパーチャンク/マージ・レコード)も、ニコール・アトキンスも大絶賛という反応を得たわけですが。

よよよしえ:そうなんすよ、スーパーチャンク大大大好きなんで嬉しい。

あっこりんりん最初に出た時(2017年)はこれでスベったらもう二度と出られないかもしれないってガチガチに緊張してたんですけど、2回目出させていただいて、アルバムも作って。

ひろちゃん:イギリス・ツアーやコーチェラも経験してきて。

あっこりんりんやっと自分らの勝負ができて、いい反応も返ってきたんで、いよいよ頑張れるなっていうきっかけになったフェスでしたね、今年のSXSWは。これから一緒に頑張っていこう、みたいな。

──今は、かつてないレベルでバンドが充実していると実感できているわけですね。

よよよしえ:そうですね。今年のSXSWで、ようやく自分たちの100%で戦えるっていうのが確信できて、みんなそれに繋がってると思う。もちろん、かほちゃんが入って加速してるなと感じるところもあるんで。

sxsw3.jpgsxsw4.jpeg──今年後半に向けて、さらに飛躍していく雰囲気をバリバリに感じるんですが、これからの展開は? ロンドンに移住とかあり得ますか?

あっこりんりんそれはないです。なんでみんな追い出そうとすんの?(笑) まだ、あんまり具体的なことは決まってないんですけど、Damnablyがアジアでやってくれるエージェントを探してくれてて。

よよよしえ:その国とか地域に強いエージェントをつけると、それだけツアーを回れるという向こうの音楽業界のシステムがあって。そういう人たちがフェスとかの話を持ってきてくれるんです。私たちが休みが取れないという事情も汲んでくれながら。ただ、ゆくゆくはロング・ツアー、世界ツアーに挑戦したいなとは思ってます。

あっこりんりん今までみたいに制限して、行かへんっていうのは、もったいないなって。「稼ぎゼロでも何でもやるぞ!」みたいなハングリー精神はないですけど、ちゃんと地に足着けて、心意気としては、飛び乗れる時は飛び乗ってくぞ! っていう準備は出来てます。

*写真:アーティスト写真 by Jumpei Yamada / UKツアー by Mayumi Hirata / SXSW(雑誌の表紙以外)by 岡安いつみ(ANTENNA)

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いてこまヒッツ

Damnably DAMNABLY080
価格:2,268円(税込)
2019年5月8日発売
【収録曲】
01. 脱・日陰の女
02. あきまへんか
03. シルブプレ
04. 愛の暴露本
05. いまさらわたしに話ってなんえ
06. 親族に紹介して
07. ラブ・イズ・ショート
08. 大殺界
09. ハートに火をつけたならばちゃんと消して帰って
10. 週6はきつい
11. 暴飲暴食過食症
12. もうその話なんべんもきいた
13. あなたわたし抱いたあとよめのめし
14. いけず

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 2018年に新ドラマー=かほキッスを迎えて作り上げた新曲と、EP『愛の暴露本』および『ラブ・イズ・ショート!!』の収録ナンバーなどを合わせた、現在のおとぼけビ〜バ〜にとって集大成的な内容を持つ最新アルバム。
 パワフルかつタイトなドラムと喧しくも多彩なギターが、彼女たちならではの暴走と大旋風をヒートアップさせるのと同時に、シャープさと迫力を増したサウンド・プロダクションにより、巧みに楽曲をドライブさせるベースや、実はキメ細かなコーラス・ワークが、バンドの底力とカッ飛んだセンスを証明する。叫び散らすだけでなく、ほとんど演技と呼べそうなほど、声色や抑揚のつけ方が見事なヴォーカリゼイションと、突飛な言語感覚を備えた歌詞を通じて表される怒りとネガティヴ渦巻く心情が、聴く者の脳髄を揺さぶる快作だ。(鈴木喜之)

LIVE INFOライブ情報

おとぼけビ〜バ〜 presents
『いてこまヒッツ』リリース JAPAN TOUR

出演:おとぼけビ〜バ〜 / モーモールルギャバン
2019年8月24日(土)下北沢シェルター〈昼の部〉
OPEN 11:30 / START 12:00
前売¥3,000 / 当日¥3,400(共にドリンク代別)
*チケットはイープラス、バンド手売りで発売中
問い合わせ:シェルター 03-3466-7430

『いてこまヒッツ』リリース JAPAN TOUR 2019
7月6日(土)新宿レッドクロス
7月14日(土)スタジオhanamauii
7月21日(日)難波ベアーズ
8月3日(土)西院フェス春日幼稚園
8月24日(土)下北沢シェルター〈昼・詳細上記〉
8月25日(日)心斎橋パンゲア
9月14日(土)KOYABU SONIC2019
9月21日(土)京都拾得

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