Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】吉村秀樹(bloodthirsty butchers)×増子直純(怒髪天)×NARASAKI(特撮)×杉本恭一×泉加奈子(元円谷プロダクション)×中込智子(ROCK THE ULTRAMAN)(2006年6月号)- ウルトラマンは世界に誇る日本の文化です!

ウルトラマンは世界に誇る日本の文化です!

2006.06.01

もの凄く80'Sの匂いがするレオ

05_ap02.jpg──何だか非常に反応してますが、次はその杉本恭一さんの“ウルトラマンレオ”。杉本さんは私と同学年なんで、リアルタイムはぶっちゃけセブンなんですよ。しかし私は個人的にこの曲がウルトラマン・シリーズの中で最も好きで、絶対に外したくない曲だったんです。で、杉本さんも「この曲は知ってる」と言うので、しめしめと頼み(笑)。

増子:恭一さんはセブン世代なんだ?

恭一:うん。でも、全部再放送で見たね。

吉村:俺もそう。セブンとかすっごい記憶にあるんだけど、俺のリアルタイムは帰ってきたウルトラマンだから、やっぱり再放送で全部見てたんだよな。

増子:うんうんうん。俺も新マンがリアルタイム。帰ってきたウルトラマンが始まった時にさ、俺の親父が「なんぼなんでも“帰ってきた”はねぇだろう!」っつってゲラゲラ笑ってたのを強烈に覚えてる(笑)。

──さぁそしてレオに話を戻したいんですが、杉本さん。

恭一:うん。歌は覚えてたんだけど、実は内容は全っ然覚えてない(笑)。

一同:はははははは!

恭一:俺が中味まで記憶に残ってるのはAの途中までかな。北斗と南まで。

吉村:おそらくさ、俺らの世代はレオまでは見てるんだよ。っていうかレオで終わりで、その後は見なくなったというか。

増子:世代的にはまさにそうだな。まぁ俺はその後も見てたけど(笑)。

奈良崎:うんうんうん。

増子:で、恭一さんとねえちゃんは少し上だから、世代的にはA辺りまでになると。

──いや、私は80まで見てましたが。

恭一:お前と一緒にはされたくないな(笑)。っていうか俺、この中で確実に一番詳しくないよ、普通に見てただけだから。

吉村:いや、俺もそうですよ。俺も子供の時に普通に見てて好きだっただけ。

──大人になってからも見てるのは、まぁ特殊な層ですからね。この中では私と奈良崎さんと増子さんがそれに当りますが(笑)。それで泉さん、レオはどうでした?

泉:凄くカッコ良かったです。レオをほとんど覚えてなかったとはとても思えなかったですよ(笑)。

恭一:いや、歌は覚えてたんですよ。しかも阿久悠の歌詞を歌えるなんて思わなかったしね(笑)。

奈良崎:レオって阿久悠なんだ!?

──そうそう。だからというわけじゃありませんが、この曲はやはり名曲ですよね。っていうか、奈良崎さんもこの曲好きだって言ってなかったっけ?

奈良崎:うん、凄く好き。元歌も好きだけど、恭一さんのアレンジも、もの凄く好き。

増子:そんでさ、これはみんなそうなんだけど、やっぱりアレンジする人の色がもの凄く出てるよね。で、レオはものっ凄く80'Sの匂いがするんだよ!

一同:ははははははは!

吉村:俺さ、俺さ、最初に誰が何をやってるってチェックしないで完成した音を聴いてて、そんでレオになった時「あれ? レピッシュっぽい」って思ったんだよ!

増子:ようちゃんと一緒で、ある意味、まんまで行ってるってことだよね。思いっきり色が出てる。それがまたいいんだよ。だってさ、メロディはやっぱそのまんまじゃん。だけど楽曲のアレンジによって、そうやって味が出るっていうか、身に染み付いたものが出てるっていうのが最高にいい。

05_ap03.jpg恭一:だって中込から「歌詞もメロディも変えるな、特にサビは変えるな」と言われて……お前! さてはそれ、俺だけに言ったな!!

──えっ、いやその、えーと、できればサビは残して欲しいとは何組かに言いましたよ。ただ、メロディもそのままでやって欲しいなーと頼んでみたのは実は杉本さんだけかも。てへ。

恭一:お前えぇぇぇぇぇ!

──だってだってこの曲好きなんだもん、メロを生かしたアレンジで聴きたかったんですよう。いいじゃないですか、カッコいいのできたんだし。あ、ちなみに歌詞そのまんまに関しては全バンド共通っす。

恭一:……とにかく、この曲は非常に難しかったよ。今まで歌ってきた歌の中で一番難しかった!(笑)

このアーティストの関連記事
休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻