レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
1998年8月に夢のツアーが実現!
東名阪で開催された『Suicidal Records Japan presents SUICIDAL TENDENCIES & INFECTIOUS GROOVES Japan Tour '98』。8月7日の新宿ロフトを皮切りに全4公演が行なわれました。
フライヤーに記載されていた東京2公演の出演者は以下。
1998年8月7日 @新宿ロフト
INFECTIOUS GROOVES
w/ SUPER STUPID, DBX
1998年8月8日 @新宿リキッドルーム
SUICIDAL TENDENCIES
w/ COCOBAT, HELLBENT, PROTECT
DJ: SUICIDAL FRIENDS & FAMILY
マイク・ミューアによって80年代初頭に結成されたSUICIDAL TENDENCIESは、アメリカ西海岸を代表するハードコア/クロスオーバースラッシュ・バンド。彼らの存在を知らなくても、バンドのロゴが入ったキャップに見覚えがある方も多いことでしょう。
「トレンドはくり返す」と言われるように、SUICIDAL TENDENCIESのキャップやTシャツ、フーディーなどを着用する若者たちが数年周期で現れます。
ちなみにマイク・ミューアの実兄は、DOGTOWN創設者のジム・ミューア。SUICIDAL TENDENCIES とDOGTOWNのダブルネームも人気がありますね。
SUICIDAL TENDENCIESのマーチャンダイズがトレンドになるたびに、ファンの間で「奴らは本当にバンドが好きで身につけているのだろうか?」「どうせ流行りで着ているだけだろ(怒)」といった会話が交わされます。街中でMETALLICAやNIRVANA、GUNS N' ROSESなどのTシャツの着ている若者に対して、同じような感情をいだく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人的には、ファッションからSUICIDAL TENDENCIESの音楽に興味を持ってくれる若者が増えてくれたら嬉しいと思っているので、どちらかとえば容認派です。
ただ、ツバを中折れにする輩は許せません。ツバは丸めてロゴを出さないとダメ!
参考画像として「Possessed to Skate」の12インチを掲載。
(メンバーチェンジが多いバンドなので、参加メンバーも記載しておきますね)
SUICIDAL TENDENCIES「Possessed to Skate」
12" / VS 967-12 / UK / 1987
Mike Muir - vocals
Rocky George - guitar
Louiche Mayorga - bass
R.J. Herrera - drums
A面に「Possessed to Skate」、B面に「Human Guinea Pig」と「Two Wrongs Don't Make a Right (But They Make Me Feel a Whole Lot Better)」を収録した12インチシングル。UK盤です。
ちなみに、キャップとフーディーの画像に写り込んでいるレコードは「Possessed to Skate」のピクチャー盤12インチシングル。収録曲は通常盤と同じです。
SUICIDAL TENDENCIES「Possessed To Skate」
12" / VSY 96712 / UK / 1987
……キャップ問題で熱くなってしまいました。すみません。バンドの話に戻しましょう。
METALLICAのベーシストとして世界的名声を獲得したロバート・トゥルージロ(ロバート・トゥルヒーヨ)を筆頭に、FISHBONEやCRO-MAGSで活躍したロッキー・ジョージ(g)、今をときめくサンダーキャットことステファン・ブルーナー(b)らを輩出したSUICIDAL TENDENCIES。2016~2021年には、SLAYERの初代ドラマーでありMISFITSやMR. BUNGLEのメンバーとしても知られるデイヴ・ロンバードも在籍していました。
1998年に行なわれたINFECTIOUS GROOVESとの双頭ツアーは、1993年の単独公演以来となる2度目の来日。
当時の最新作は、このアルバムです。
SUICIDAL TENDENCIES『SUICIDAL FOR LIFE』
LP / 476885 1 / Europe / 1994
Mike Muir - vocals
Rocky George - lead guitar
Mike Clark - rhythm guitar
Robert Trujillo - bass
Jimmy DeGrasso - drums
1994年にEpic Recordsから発表された8枚目のスタジオアルバム『SUICIDAL FOR LIFE』。オリジナルアルバムとしては6枚目となります。
参加メンバーは、マイク・ミューア(vo)、ロッキー・ジョージ(g)、マイク・クラーク(g)、ロバート・トゥルージロ(b)、ジミー・デグラッソ(ds)。1993年にクラブチッタ川崎で初来日公演を行なったラインナップですね。
そしてINFECTIOUS GROOVESは、マイク・ミューアとロバート・トゥルージロがサイドプロジェクトとして1989年に結成したファンクメタル・バンド。こちらは初来日です。
当時の最新作は、このアルバム。
INFECTIOUS GROOVES『GROOVE FAMILY CYCO (SNAPPED LIKA MUTHA)』
LP / FFM 475929 1 / Netherlands / 1994
Mike Muir - vocals
Robert Trujillo - bass
Dean Pleasants - lead guitar
Adam Siegel - rhythm guitar
Brooks Wackerman - drums
『SUICIDAL FOR LIFE』と同じ年に、Sony Music傘下レーベルの550 Musicから発表された『GROOVE FAMILY CYCO (SNAPPED LIKA MUTHA)』。
オリジナルメンバーのマイク・ミューア(vo)、ロバート・トゥルージロ(b)、ディーン・プレザンツ(g)、アダム・シーゲル(g)、そして新ドラマーのブルックス・ワッカーマンによって制作された3rdアルバムです。
しかし、1998年に来日したのは、上掲した両バンドの最新作とは異なるラインナップでした。
(後編につづく)
【五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール】
レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトプロジェクトの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。
































































