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トップコラム「LOFTと私」五辺宏明第67回「1997年9月:GMFとCOKE HEAD HIPSTERSのレコ発」

7回「1997年9月:GMFとCOKE HEAD HIPSTERSのレコ発」

第67回「1997年9月:GMFとCOKE HEAD HIPSTERSのレコ発」

2025.11.01

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
 
1997年9月はロフトに2回、シェルターに3回。
 
9月2日:GMF / COCOBAT(ロフト)
9月9日:JIGHEAD / JUNIOR / DOG IN BLANKET(シェルター)
9月13日:STATE CRAFT / HALF LIFE / PROTECT / STAIR(ロフト)
9月15日:COKE HEAD HIPSTERS / BRAHMAN(シェルター)
9月29日:WEDGE / THE HATE HONEY / SOAK / fivesnatch(シェルター)
 
今回は、レコ発を行なったGMFとCOKE HEAD HIPSTERSを取り上げます。
 
9月2日のロフト公演は、GMFのCD発売記念ツアー初日。ゲストとしてCOCOBATが出演しました。
 

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ENDOH(vo)、YASU(g)、SHIN CHAN(b)、ATTO(ds)からなるGMFが、1997年8月21日に発表した初のフルアルバム『IN MY MIND』。主宰レーベルのBLOOD IN, BLOOD OUTからリリースした作品です。
 
CDは買わなかったので、5カ月後に発売されたアナログ盤を掲載。
 

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1998年1月31日に5,000枚限定で発売された『IN MY MIND』のLP。ENDOHのサイン入りです。ご存じの方も多いと思いますが、人気ストリートブランドとして一世を風靡したDevilockの遠藤憲昭氏ですね。
 
ちなみにBLOOD IN, BLOOD OUTのリリース第一弾は『IN MY MIND』から先行カットされた7インチでした。
残念ながら7月25日にロフトで行なわれた7インチのレコ発は観に行けなかったけど、待ちに待ってたGMFの新作です。店着日に購入しました。
 

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「Life」「Vision of War」「Arrow」「Dear My Friend」の4曲を収録。無地の紙スリーブに入ったシンプルなレコードだけど、ずっと応援しているバンドなので嬉しくて。入手してから毎日のようにターンテーブルに乗せていました。
ところが、のちにあるイベントで会場限定のジャケ付き盤が販売されたんですよね……。
 
「ひどいよ。GMFを応援しているからこそ、発売直後に購入したのに。ジャケ付きのほうがいいに決まってるじゃん(怒)」
納得がいかず、ENDOHに抗議したら「ジャケットをコピーして渡すよ」と言ってくれました。でも、まだ受け取っていません。28年も待ち続けているんですけど。
 
* * * * *
 
9月15日のシェルター公演は、COKE HEAD HIPSTERSのレコ発ツアー最終日で、対バンはBRAHMAN。
 
3rdアルバム『HOW FAR WILL YOU GO!?』に先がけてシングルカットされた「people to people」の7インチ。B面に「sub ska」のデモが収録されています。
 

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『HOW FAR WILL YOU GO!?』のCDはToy's Factoryから発売されていますが、この7インチを制作したのはCOKE HEAD HIPSTERS主宰のWhip Records。
 
両面印刷のフライヤーが封入されていました。片面はニューアルバムとツアー、もう片面はマーチャンダイズとBRAHMANの新作について。
 

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第66回で紹介した『EAT magazine』No.17の裏表紙は、コークヘッドの広告でした。インタビューも掲載されていましたよ(GMFも!)。
 

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ちなみに、表紙には「people to people」の7インチや封入されていたフライヤーと同様に「COKE HEAD HIPSTERS」と記載されています。「COKE」「HEAD」「HIPSTERS」。ところが、裏表紙の広告は「COKE」と「HEAD」の間にスペースがありません。
些細なことかもしれないけど、気になるんですよね。「GARLIC BOYS」が「GARLICBOYS」名義に変わったときもそうでした。
 
『HOW FAR WILL YOU GO!?』のジャケットも、スペースなしの「COKEHEAD HIPSTERS」。
 

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大手のToy's Factoryから作品をリリースするにあたって、心機一転「COKEHEAD HIPSTERS」名義を使用するようになったのかもしれませんね。
 
 
【五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール】
レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトプロジェクトの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。
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