レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回は『SUICIDAL TENDENCIES & INFECTIOUS GROOVES Japan Tour '98』の後編。
前編(第72回)を未読の方は、そちらからご覧ください。
1998年8月にSUICIDAL TENDENCIESとサイドプロジェクトのINFECTIOUS GROOVESがジョイントツアーを開催。しかし、両バンドのラインナップは明らかにされていませんでした。
1995年に解散したSUICIDAL TENDENCIESがすでに活動を再開していたことは耳にしていたけど、再結成メンバーについて知り得た情報はマイク・ミューアとマイク・クラーク以外のメンバーが一新されていることのみ。新メンバーの名前や経歴を知らないまま、当日を迎えたのであります。
(現在のようにインターネットが普及しておらず、海外アーティストの最新情報をリアルタイムで得ることが難しい時代だったので)
幸いにも、東京公演に出演していた大野俊也氏(DBX)とTAKE-SHIT氏(DBX / COCOBAT)のおかげで、1998年に来日したメンバーを確認することができました。大野さん、TAKE-SHITさん、ありがとうございます!
Mike Muir - vocals
Mike Clark - rhythm guitar
Dean Pleasants - lead guitar
Josh Paul - bass
Brooks Wackerman - drums
マイク・ミューア、マイク・クラークと共にSUICIDAL TENDENCIESのメンバーとして来日したのは、INFECTIOUS GROOVESのメンバーでもあるディーン・プレザンツ(g)とブルックス・ワッカーマン(ds)、そして新人のジョシュ・ポール(b)。1997年にSuicidal Recordsから発表された14曲入りのコンピレーションCD『FRIENDS & FAMILY (EPIC ESCAPE)』に“SUICIDAL TENDENCIES & INFECTIOUS GROOVES”名義で6曲参加しているメンバーです。
このコンピの存在を知ったのは、来日後でした。
V.A. 『FRIENDS & FAMILY (EPIC ESCAPE)』
CD / 314-524277-2 / US / 1997
ブルックス・ワッカーマンは、スーサイダル脱退後に加入したBAD RELIGIONで長きにわたって活躍。現在はAVENGED SEVENFOLDに在籍する人気ドラマーです。
ジョシュ・ポールは、2006年に結成されたDAUGHTRYのメンバーとして知られるベーシスト(2022年脱退)。
ディーン・プレザンツは、今なおスーサイダル&インフェクシャスでリードギターを弾いています。
東京公演初日となるロフトのステージに現れたのは、マイク・ミューア、ディーン・プレザンツ、ジョシュ・ポール、ブルックス・ワッカーマン。
マイク・クラークを除いた4人が、INFECTIOUS GROOVESのメンバーとして名曲の数々をプレイしたのであります。
キャパシティ300人のロフトに、SUICIDAL TENDENCIESの総帥マイク・ミューアが君臨したのですから、興奮するなというほうが無理な話。ツバを丸めたキャップとクロスのバンダナを着用したキッズたちが、すし詰め状態のフロアめがけてステージダイブを連発していました(私も)。
熱演をくり広げたINFECTIOUS GROOVESのメンバーがステージを去ったあとも、観客の興奮が収まる気配はなく、アンコールに応えるべく再び4人が登場。なんとマイク・クラークも現れ、SUICIDAL TENDENCIESの人気曲「War Inside My Head」のイントロを弾き始めたので、キッズたちは狂喜乱舞!
個人的にも西新宿時代のロフトで最も興奮したのは、この日の「War Inside My Head」です。
(万が一、自分の記憶が捏造されていたら……と思い、SNSに「アンコール曲を覚えている方、いらっしゃいます?」と投稿。「War Inside My Head」が演奏されたことを記憶しているフォロワーさまがいたのでホッとしました)
ということで、ロフトで行なわれた『SUICIDAL TENDENCIES & INFECTIOUS GROOVES Japan Tour '98』東京初日に出演したのは(ツアー発表後に出演が決まった)HAPPY TRIBE、DBX、SUPER STUPID、INFECTIOUS GROOVES、そしてSUICIDAL TENDENCIES。最後に「War Inside My Head」を演奏したのはインフェクシャスではなく、スーサイダルだったので。
「War Inside My Head」を収録した2ndアルバム『JOIN THE ARMY』(1987年)のLPを掲載。東芝EMIから『軍団宣言』の邦題で発売された国内盤です。帯付き!
SUICIDAL TENDENCIES 『JOIN THE ARMY』
LP / 28VB-1173 / Japan / 1987
Mike Muir - vocals
Rocky George - guitar
Louiche Mayorga - bass
R.J. Herrera - drums
なお、翌日のリキッドルームはSUICIDAL TENDENCIESとINFECTIOUS GROOVESが出演。マイク・クラーク以外の4人は、出番が2回あったということです。フライヤーにはスーサイダルしか記載されていなかったので、2夜連続でインフェクシャスを観ることができて超ラッキー!
もちろん、2日目もめちゃくちゃ盛り上がりましたよ。
初日の開演前にマイク・ミューアから直接サインをもらえたので、自慢しちゃいます!
SUICIDAL TENDENCIES 『HOW WILL I LAUGH TOMORROW... WHEN I CAN'T EVEN SMILE TODAY』
LP / E 44288, FE 44288 / US / 1988
Mike Muir - vocals
Rocky George - lead guitar
Mike Clark - rhythm guitar
Bob Heathcote - bass
R.J. Herrera - drums
1988年に発表された3rdアルバム『HOW WILL I LAUGH TOMORROW... WHEN I CAN'T EVEN SMILE TODAY』のUS盤LP。最も好きなスーサイダルの作品です。全曲最高!
黒いペンで書かれているのが、マイク・ミューアのサインです。
銀色のペンで書かれたマイク・クラークのサインは、1993年にもらったものですね。
クラブチッタ川崎で3日間(1993年11月7~9日)行なわれた初来日公演は、すべて観に行きましたよ。大ファンなので!
そしてもう1枚。
SUICIDAL TENDENCIES 『STILL CYCO AFTER ALL THESE YEARS』
LP / 473749 1 / Europe / 1993
Mike Muir - vocals
Rocky George - lead guitar
Mike Clark - rhythm guitar
Robert Trujillo - bass
R.J. Herrera - drums
1stアルバム『SUICIDAL TENDENCIES』(1983年)収録曲のリメイクを中心に構成された7枚目のスタジオアルバム『STILL CYCO AFTER ALL THESE YEARS』。
ロフトのアンコールで演奏された「War Inside My Head」も再録されています。
【五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール】
レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトプロジェクトの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。
































































