アルバムを作った自分を褒めたいし、大満足のアルバムです
──「ブルースが聴こえた」「八ヶ岳の少年」「山河へ」のフラメンコ風のサウンドは、どんなところから?
SUZZY:あれはフラメンコと言うよりもペルー音楽なんですよ。
──なるほど! ペルーの音楽なんて聴かれるんですか?
SUZZY:オールディックの『Beautiful Days』を作るとき、ちょっと勉強したんです。なんかかっこいいな。けっこう使えるぞと思って、研究して、ただ、あんまりペルーっぽくなっちゃってもダメだから、いい匙加減で入れてみたんです。その流れですね。
──やはり常に新しい要素は取り入れていきたい、と。
MASAYA:去年、京都でオールディックとチェリコが対バンしたときに打ち上げで、「ペルー音楽めっちゃいいよ」ってSUZZYから言われて、えっ、そんなの聴いてるの⁉ ヤバくねって思いました。
──「NO NO NO...」もちょっとラテンっぽいですね。
SUZZY:作ったときは全然、そんなつもりなかったんですよ。最初はスティーヴィー・ワンダーの「Another Star」みたいな曲にしたいと思ってたんです。すごくかっこいい曲だから、もろパクリでもいいかなぐらいに思ってたんですけど(笑)、朋ちゃんが鍵盤を入れたらラテンっぽくなって。それはありがたかったです。
──さて、前作の『僕の正体』を作り終わったとき、「まだ出し尽くしていない。やりたいことはまだいろいろある」とおっしゃっていましたけど、『夢で逢えたら』を作って、出し尽くせましたか?
SUZZY:いやー、まだまだですね。道は長いです。
──今回、スケジュールとか、曲数とか、他の曲とのバランスとかから、やらなかったアイデアもあったんですか?
SUZZY:ありますあります。BOØWYっぽい曲もやりたかったんですよ。でも、ボツにしたんです。そしたら、KOHIKIさんが布袋モデルのギターと、布袋さんと同じエフェクターを持ってるってことがわかって。
──KOHKIさんもBOØWYめちゃめちゃ好きですよね。
SUZZY:全曲弾けるそうです。そう言えば、前回のインタビューでも布袋さんの話になったんだ。
MASAYA:そうなんだ。
SUZZY:布袋さんは絶対出てくる(笑)。
──9月26日に下北沢SHELTERで開催するリリース・ライブには、参加したミュージシャンの方々が多数出演するそうですね。
SUZZY:MASAYA君と知江ちゃんがスケジュールの都合で出られないのは残念ですけど、できるだけ、その人がやった曲をその人にやってもらおうと思ってます。
──『僕の正体』のリリース・ライブも見せてもらいましたけど、SUZZYさん含め、バンドとしてめちゃめちゃ迫力があって、アルバム1枚作っただけでこれだけのライブができるんだってとても見応えがありました。今回も期待しています。
SUZZY:はい、今回も大迫力でやります。
──せっかくですから、チェリコも告知があれば、ぜひ。
MASAYA:CRAFTROCK BREWINGとCHERRY COKE$がコラボして、「RUSTIC LAGER」というオリジナルビールを出すんですけど、『RUSTIC LAGER Beerelease Tour 2026』と題した、そのリリースツアーの京都公演が9月5日、磔磔であって、オールディックとツーマンでやります。9月26日はそのツアーの磐田公演なんですよ。ファイナルは10月17日に横浜ビブレの屋上にあるBACK YARDっていうBBQビアガーデンでやります。お時間ありましたら、ぜひ。
──SUZZYさんはその後、ツアーはやらないんですか?
SUZZY:オファーがあれば、やります。浜省の前座の話があればいいなと思ってるんですけどね(笑)。
──最後に。SUZZYさん、言い残したことはないですか?
SUZZY:そうだなぁ、こんなに大勢の人を呼んで、やった人はいないんじゃないかな。ギネスブックに載るぐらいのことをやったんじゃないかって自分では思ってるんですよ。スタジオ・ミュージシャンじゃなくて、バンドにちゃんと所属してる人たちをこれだけ集めて、アルバムを作った自分を褒めたいです。しかも、出来上がった作品もいい。もう大満足のアルバムです。

















