Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューSUZZY -須藤慈郎- 2ndソロアルバム『夢で逢えたら』発売記念|SUZZY(OLEDICKFOGGY)×MASAYA(THE CHERRY COKE$)対談

SUZZY -須藤慈郎- 2ndソロアルバム『夢で逢えたら』発売記念
SUZZY(OLEDICKFOGGY)×MASAYA(THE CHERRY COKE$)対談

2026.09.08

『深夜特急』の影響で放浪旅をした経験から生まれた「VIVA!マカオ」

MYM-9262.jpg

──だそうですけど、SUZZYさん、それはどういうことなんですか?

SUZZY:なんとなくこのコードを押さえてみたんですよ。そのとき、あっと思って。この曲、「ブルースが聴こえた」ってタイトルなんですけど、全然ブルースじゃないんです。

──フラメンコ×パンクみたいな曲ですよね。

SUZZY:そうそうそう。でも、転調するその一瞬だけ、いなたくなるところがブルースなんじゃないかなって思って、それでもう自分の中でこれはブルースですということになったんです。

──おもしろい。

MASAYA:あともう1曲、知江さんがギャロッピングしてるのって。

SUZZY:「VIVA!マカオ」。

MASAYA:あの曲のテナーサックスは、(山崎)心ちゃん(ko2rock)だよね。この曲は心ちゃんをはじめ、参加してるプレイヤーの出してる音がめちゃくちゃヤバい。適材適所じゃないけど、それをチョイスしているSUZZYの何か先見の明みたいなものがすごいなと思います。

SUZZY:一つ裏話をすると、この「VIVA!マカオ」に参加しているウッドベースのミヤモトシュウジとキーボードの三隅朋子とサックスの山崎心ってもともと同じバンドにいたんです。その後、そのバンドを辞めて、朋ちゃんはオールディックに入って、心ちゃんはサックスプレイヤーとして活動し始めて、で、ミヤモト君は鹿児島に帰ったんですけど、その3人がこの曲で再集結したっていう。この3人、みんなうまいんですよね。

──「VIVA!マカオ」は、歌詞もおもしろいですね。

SUZZY:これ、僕の実体験なんです。確か21か22ぐらいだったと思うんですけど。『深夜特急』ってわかります? 沢木耕太郎の。

──わかります、わかります。

SUZZY:あれ読んで、男ふたりで香港に行ったんですよ。バックパック背負って。で、マカオにも行って、そこで有り金すべてスッたんです。

──ええっ(笑)。

SUZZY:それで、お金なくなっちゃったから、友達に借りたんですけど、旅行の日程がまだ2週間ぐらい残っていて。その2週間は毎日、安いものばかり食べてたっていう悲しい歌です(笑)。

MASAYA:ハハハハ。

MYM-9229.jpg

──その他にも「八ヶ岳の少年」とか「山河へ」とか、実体験を基にした曲がある一方で、「成龍故事~JUST ONE MORE KUNG FU~」はジャッキー・チェンのオマージュだったり、「MY GENERATION」はファミコンだったりと、SUZZYさんのサブカル趣味も歌詞に現れているところが興味深い。

SUZZY:前作の「ドリフが聴こえる」もそうだったけど、今の若い子に知ってほしいんです。だから、ドリフとかジャッキーとか、息子に見せますもん。やっぱり、おもしろいから。ファミコンも今のゲームの基礎じゃないですか。なくなってほしくないなっていう思いで書きました。

MASAYA:SUZZYが子どもに伝えなかったら、ファミコンなんて一生知らないまま育っちゃう可能性は全然あるよね。

SUZZY:そう。PlayStation 5とかNintendo Switchとか簡単じゃん。だから息子にやめろと。スマブラ(『大乱闘スマッシュブラザーズ』)やってるから、ダメだって言って、NINTENDO 64を出してきて。初代の。

MASAYA:ヤバっ。古っ(笑)。

SUZZY:ここからやれってそこからやらせてます。

──ところで、「VIVA!マカオ」「成龍故事~JUST ONE MORE KUNG FU~」、それに「お~い東風」とアジア大陸にも興味が向いているように感じられるんですけど。

SUZZY:「お~い東風」は、チャゲアス(CHAGE and ASKA)の「万里の河」みたいな曲を作りたかったんです。

──そうか。「万里の河」か。言われてみれば、確かに。

SUZZY:だって、「万里の河」、めっちゃ良くないですか。

MASAYA:でも、今の若い子、チャゲアスなんて知らないんじゃない?

SUZZY:知らないと思う。

──だから、伝えていかないといけない、と。さて、今回のアルバム、僕の印象としては、前作よりもロックンロールのニュアンスが増えつつ、プラス非ロック的な要素が出てきたように感じたのですが。

SUZZY:いわゆるジャパニーズ・バンド・サウンドは減りましたよね。

このアーティストの関連記事

SUZZY -須藤慈郎-
2nd Solo Album『夢で逢えたら』

2026年9月9日(水)発売
Diwphalanx Records PX398
フォーマット:CD
¥3,273+税

iTunesStoreで購入

【収録曲】
01. 夢で逢えたら
02. ブルースが聴こえた
03. NO NO NO...
04. MY GENERATION
05. お~い東風
06. ミリオンダラー
07. VIVA!マカオ
08. 成龍故事 〜JUST ONE MORE KUNG FU〜
09. 八ヶ岳の少年
10. 山河へ
11. 二つの風景

Recorded by 林田涼太(いろはスタジオ)
Photo by ハラダ “たたみ” ケイコ
Costume provided RUDE GALLERY

ゲスト・ミュージシャン
KOHKI(Guitar / BRAHMAN)
MASAYA(Guitar / THE CHERRY COKE$)
CHIE HORIGUCHI(Guitar / ex.LEARNERS)
中尊寺まい(Guitar / ベッド・イン)
アリマヒロシ(Guitar / ex.THRH)
ミリー・バイソン(Guitar / 流血ブリザード)

小峠英二(Alto Saxophone / バイきんぐ)
山崎心(Tenor Saxophone / ko2rock)

ERY(Bass / 極東ファロスキッカー)
小園竜一(Bass / グループ魂)
ミヤモトシュウジ(Double bass)

大川順堂(Drum / OLEDICKFOGGY)

三隅朋子(Keyboard&Accordion / OLEDICKFOGGY)

EPPAI(Fiddle / zapakipa)
JUDA(Chorus&Voice / 流血ブリザード)
Nana(Chorus)

LIVE INFOライブ情報

shelter_live_告知.jpg

SUZZY –須藤慈郎– 2nd Solo Album Release Live『夢で逢えたら』
【出演】
SUZZY - 須藤慈郎 -
伊藤雄和(Acoustic Solo)
 
【SUZZY Solo Band Member】
SUZZY – 須藤慈郎 -(Vocal, Electric Guitar, Acoustic Guitar)
大川順堂(Drum / OLEDICKFOGGY)
三隅朋子(Keyboard&Accordion / OLEDICKFOGGY)
KOHKI(Guitar / BRAHMAN / OAU)
中尊寺まい(Guitar / ベッド・イン)
JUDA(Chorus&Voice / 流血ブリザード)
ミリー・バイソン(Guitar / 流血ブリザード)
アリマヒロシ(Guitar / THRH)
山崎心(Tenor Saxophone / ko2rock)
ERY(Bass / 極東ファロスキッカー)
小園竜一(Bass / グループ魂)
ミヤモトシュウジ(Double bass)
 
【日時】
2026年9月26日(土)
開場18:00 / 開演19:00
【チケット】
前売¥4,000 / 当日未定(共にドリンク代別)
イープラスにてチケット発売中
 
【会場・問い合わせ】
下北沢SHELTER 03-3466-7430
休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻