信田美帆も村田めぐみも“当日頑張る係”?!
──メロン記念日は今年、デビュー25周年を記念して期間限定で再結成を果たして、2月23日に『メロン記念日25周年記念トークライブ』をプラスワンで開催していただきました。
村田:その節はたいへんお世話になりました。
──当日は稲葉さんもご来場されていましたね。
稲葉:はい。一部のほうを見させていただきました。
村田:メロン記念日としてロフトプラスワンでトークライブをやるのは、あれが初めてでしたね。メロン記念日が解散した当日(2010年5月3日)の深夜に、メロン記念日に関わってくださったスタッフの皆さんが夜通しでメロン記念日について語るというイベントはありましたけど。
──僭越ながら僕が司会をやらせていただいた「メロン記念日チーマネ公認オフ会『ヲタモダチ'S NOT DEAD』」ですね。中野サンプラザで着用していた4人のステージ衣装を蝉の抜け殻のように壇上に飾って(笑)。
村田:映像が残っているならぜひ見てみたいですね。皆さんがどんな話をしていたのか。
──再結成したメロン記念日の一員としてプラスワンの壇上にあがってみて、いかがでしたか。
村田:グループとしては初めてだったのに、凄く昔からお世話になっているかのようなリラックスした感じで臨ませていただいて、自分たちの素が出せて良かったと思います。
──それ以前に、村田さんと斉藤さんの二人で開催していただいた『斉藤村田の密会』(2023年10月28日)で現場の雰囲気を掴んでもらっていたのも良かったですね。
村田:そうですね。私はその前から、まぁしぃ(大谷)とやっていた“村谷姉妹”の頃からプラスワンを始めロフトのトークライブハウスには凄くお世話になっていまして。
──そうなんですよね。今回の『歌舞伎町プラスワンまつり in Zepp新宿』の出演者の中では、村田さんはあっちゃんやオーケンさんに次ぐロフトグループの貢献者であることにあらためて気づきまして。村谷姉妹としては、2015年4月8日に阿佐ヶ谷ロフトAで行なわれた『村谷姉妹の四方山話~15周年だからこそ!!~』から2018年1月17日に同じく阿佐ヶ谷ロフトAで行なわれた『村谷姉妹のお年賀会2018』まで10本ものイベントにご出演いただいて、その中には2015年11月14日にクラブチッタで行なわれた“ロフトフェス”や2017年3月17日に新宿ロフトで行なわれた『むらたに☆とどるの恩楽会』も含まれます。そのほかにも、2016年3月3日には新宿区百人町にあったネイキッドロフトで『村田めぐみの生誕大感謝祭』を開催していただいたり、本当にお世話になりっぱなしで。
村田:2016年の誕生日会では録音した自作のラップを流してみたり、コアなファンに向けた内容でお届けしました(笑)。なんというか、ロフトさんはずっと永遠にあってほしいなと思います。初めてロフトのトークライブハウスに出させていただいたときからすぐ馴染めましたし、とても居心地の良い場所だなと感じたのを覚えています。この先、たとえ東京の都市開発がどんどん進んだとしても、ロフトグループの各店舗にはずっとそのままでいてほしいです。
──身に余るお言葉をいただき恐縮です。村田さんのロフト・デビューもやはりニューロティカ関連で、ネイキッドロフトで行なわれたベースのカタルさん主催『ニューロティカ カタルの今夜はトゥナイト 第三弾』でした(2010年2月10日)。村田さんは“村田兄妹”として出演されて(カタルの名字も村田のため)。
村田:あっちゃんのように顔を白塗りにして、セーラー服姿で出させていただきました(笑)。
──当時、メンバーだったギターのシズヲさんもゲストで、シークレットゲストだった柴田さんと“柴田兄妹”を披露した記憶があります(シズヲの名字も柴田のため)。
村田:だいぶ自由でしたね(笑)。でも、あっちゅ(稲葉のこと)もトークライブで自由に喋るタイプだと思うんですよ。
稲葉:そうかな? うちはそういう場でけっこう喋る小湊というメンバーがいるので(笑)。シスコムーンは役割分担がはっきりしてるんですよ。
──たとえば信田さんはどんな役割なんですか。
稲葉:信田は“当日頑張る係”です(笑)。瞬発力を発揮するタイプなので、前々から段取りを伝えてしまうと気にしすぎて良くないし、信田には基本的に何も教えないことにしています。小湊がイベントの大枠を企画して、私は当日に向けた細かい準備をする役割で、信田は当日に頑張る(笑)。
アツシ:当日に頑張るのは僕も同じですね。事前にシナリオがあるとダメなタイプです(笑)。
村田:私も「当日はこういう流れなのでMCをお願いしますね」と事前に言われると本番でしどろもどろになるタイプです。
稲葉:だからむーちゃんも“当日頑張る係”だよね。
──2月のメロン記念日のトークライブはしどろもどろどころか、「一番好きな〇〇」アンケートや「以心伝心 ウルトラソウル選手権」といった構成もしっかりしていて、3人の息もぴったりな印象を受けましたが。
村田:あのときはリーダーの斉藤が尺をしっかり測りながら進行してくれたので。
稲葉:ラジオパーソナリティの本領発揮だよね。時間の管理はもはや職業病じゃないか? っていう(笑)。
村田:まるでFM-NIIGATAにいるような気分でした(笑)。だから今回のツアーでも大助かりなんです。斉藤のトークがあまりに達者すぎて、私が曲振りするところになるとしっちゃかめっちゃかになっちゃって(笑)。
稲葉:それがいいんですよ。グループには役割分担があるから綺麗に整える必要はないと思う。
──あっちゃんのトークもロック界隈では達者な部類だと思いますが、事前に話すことを考えているんですか。
アツシ:半分くらいは考えてる。何も考えてないと真っ白のまま終わっちゃうので。
稲葉:言わなきゃいけなかったことまで言わないってことになりますよね。私も昔は台本が欲しいタイプでしたけど、今は言うべきことを箇条書きにしています。ライブでは「ここでこの話をする」という項目だけ確認して。