テジナ時代、ネクライトーキーとの対バンは「出れなくても出ます!」
meiyo:僕の麗さんの印象は、喋ってみたらめっちゃ明るい人だなと。お会いする前は、スンとした感じで歌ってる印象があるので、クールな方なのかなと思ってたんですが。
麗:ああ、よく言われます。どっちも本当の私なんですけど、唄うときはそういう感じになっちゃうんです。
meiyo:ネクライトーキーは、さっきも話した通りテジナのサポートで会ったのが最初だったんですけど、それ以前、シガテラというバンドをやっていたときにジラフポットと仲良くさせてもらってて。コンポラはジラフとよくライブをやってましたよね?
朝日:はい。
meiyo:その頃から朝日さんの存在は知ってたし、曲もめっちゃいいなと思ってたので、テジナで共演できたときは凄く嬉しかったんですよ。ずっと会いたかった人に会えた日でした。それが6年くらい前の話…もっと前かな?
朝日:ネクライトーキーを始めて今年で7年なので、それくらいですね。
meiyo:「だけじゃないBABY」のCDをライブハウスで買ってて、2017年か2018年だったと思います。
朝日:どこで共演しましたっけ?
meiyo:下北沢のBASEMENTBARだったと思います、多分。
朝日:そういう繋がりがあるから音楽は面白いですね。
meiyo:あれからネクライトーキーの音楽はどんどん世に浸透していって、あれだけの才能なんだからそりゃそうだよなと思いながらCDを買い続けてきました(笑)。
朝日:ありがとうございます(笑)。meiyoさんは、ジラフポットのボーカルが絶賛しているのを知って聴いてみたら、確かに凄くいい曲だなと思って。後々経歴を知って驚きましたね。テジナ、シガテラ、侍文化…いっぱいやってんなこの人、って(笑)。
meiyo:そこまで知ってくれているとは(笑)。
朝日:テジナのときはmeiyoさんとして喋ったことはなかったので、後になってめっちゃめちゃびっくりした記憶があります。テジナも?! っていう(笑)。
meiyo:テジナはほんの1年くらいやっていただけなんですけどね。メインのサポートの人が別にいて、その人が出れないときに出動するという。でもネクライトーキーとの共演の話を聞いたときは「出れそう?」と訊かれて「出れなくても出ます!」と答えました(笑)。
朝日:テジナみたいに難しいことをやるバンドでサポートするって凄いですよね。ちょっとフュージョンっぽいところもあったじゃないですか。
meiyo:はい。面白いことをやってましたね。
朝日:チョーキューメイもmeiyoさんと同じで、「貴方の恋人になりたい」を聴いて気になったんです。ショート動画って本当に短いところしか聴けないし、流行ってる曲はすぐに検索してフルで聴く習慣があるんです。「貴方の恋人になりたい」は最後のほうで突然ラテンっぽくなるというか、情熱的な感じになるじゃないですか。あの感じが凄くいいなと思ったんですよね。それまでの曲の雰囲気やテンションを一気に崩す感じというか、歌詞にある「こっちを見てよ!」という強い言葉に沿うように我慢できなくなって演奏が一気に情熱的になる。あれが凄く格好いい。
麗:本当ですか? ありがとうございます!
朝日:さっきも取材の前に「ピクニック」という曲を聴いて、meiyoさんが言うようにいろんなタイプの曲をやるんだなと僕も思いました。「ピクニック」も凄く良い曲だったし、ライブを見るのがまた一層楽しみになりました。
麗:ありがとうございます。自分がバンドを組んだのが4年くらい前なんですけど、その頃から友達が好きだというのを聞いてネクライトーキーの存在を知って、バンドを始めたてのときから私にとってはめちゃくちゃ大きなバンドっていう印象です。ボーカルの歌声も相まって、凄く仕掛けの多い曲をやるバンドで魅力的だなと感じていました。いつかは対バンしてみたいとずっと思っていたし、こうして縁が芽生えて8月28日にLOFTで共演できることになって嬉しいです。
朝日:僕も嬉しいです。ライブは音源単体以外の情報を垣間見られるから面白いし、チョーキューメイもmeiyoさんもどんなライブをやるのか想像がつきませんね。楽しみです。
麗:私もmeiyoさんのライブは一度も見れてないんです。どんな編成でライブをやるのかもあえて知らずに当日を楽しみにしてます。
meiyo:ライブは雨っぽくはないはずです。雨は降るかもしれないけど(笑)。
──夏は台風が接近しやすいですからね(笑)。
meiyo:じゃあ、ネクライトーキーの「タイフー!」を聴けますかね?(笑)
朝日:本当に台風が来たら縁起が悪いですよね(笑)。