新宿LOFTの歌舞伎町移転25周年を記念し、定期開催にまで成長した『meiyo×新宿LOFT presents aufgießer』。第1回目にはSAKANAMON、メメタァ、第2回目にはAooo、ONIGAWARAをゲストに迎えて開催。そして第3回目は、ネクライトーキー、チョーキューメイの2組を招き開催となる。
イベント出演者スペシャル対談として、meiyoさん、チョーキューメイより麗さん、ネクライトーキーより朝日さんをお招きし、お互いの印象や曲作りにバンド結成秘話といった多岐にわたる内容となった。大変読み応えのあるこの対談インタビューを読み、三者の共演を思う存分に楽しんでほしい。(Interview:樋口寛子 / 新宿LOFT)
meiyoは夜型お兄さんで雨男?!
──meiyoさんと麗さんは、“麗(チョーキューメイ)with meiyo”名義で「それはそれとして。」を6月にリリースするなど接点がありましたが、麗さんと朝日さんの接点は?
麗:ネクライトーキーとは対バンをしたことがなくて、今日が初めましてなんです。
朝日:そうですね。初めましてです。
meiyo:麗さんには「それはそれとして。」を一緒に唄っていただいたし、ネクライトーキーとはこれまで何度かライブでご一緒する機会がありました。meiyoとしては、フェスで会ったくらいでしたっけ?
朝日:はい、そうでしたね。
meiyo:僕が以前、テジナというバンドをサポートしていたときに初期のネクライトーキーとご一緒することがありまして、それで好きになったのが最初ですね。
朝日:meiyoさんもチョーキューメイも、もちろん曲は存じております(笑)。meiyoさんとして同じライブハウスでがっつり共演することはまだないんですけど…。
meiyo:駐車場とかでばったり会って声をかけたりする程度ですね。
──去年から続けている『aufgießer』はmeiyoさんと新宿LOFTの共催企画で、ゲストはmeiyoさんと意見交換しながら決めているんです。チョーキューメイは3月の『見放題東京2024』で新宿LOFTでトリを務めているのを見て、凄く良いライブだったので個人的にも歌舞伎町移転25周年のライブにぜひお呼びしたくて。
meiyo:ちょうどチョーキューメイと共演したいという話を樋口さんとしていたときに「それはそれとして。」のレコーディングが決まったんですよ。
麗:ああ、そうだったんですか。
──私はそんな話を全然知らなくて、meiyoさんとチョーキューメイは絶対に合うはずだと感じていて。
麗:へぇ…ご縁があったんですね!
──ネクライトーキーは、朝日さんにはコンテンポラリーな生活の頃から定期的に新宿LOFTに出てもらっていたし、せっかくの歌舞伎町移転25周年なのでぜひ出てほしくて。meiyoさんに相談したらぜひにということで、出演をお願いしました。
meiyo:お誘いしたかった2組を挙げたらどちらもすぐに快諾してもらって、とても嬉しかったです。
meiyo
──お互いにどんな印象を抱いているのか、聞かせていただけますか。
meiyo:チョーキューメイはTikTokで流れてきたのが最初の出会いで、どんなバンドなんだろうと気になってYouTubeを見たりしたんです。バズってた「貴方の恋人になりたい」みたいな感じの曲が結構多いのかなとか思っていたら、全然そんなこともなくて。いろんなタイプの曲がレパートリーとしてあるのを知ったし、そのカメレオン的な多面性を勝手に感じて凄くいいなと思って。その後、「それはそれとして。」のレコーディングのときに「promise you」のCDをいただいて、それもめっちゃ良くて。余計にライブでご一緒したいと感じました。
麗:嬉しいですね。meiyoさんと最初に会ったのは「それはそれとして。」とは別の歌のレコーディングだったんですけど、TikTokで流れてきた曲は知ってて、その上でご本人と会って思ったのは、想像よりも夜型お兄さんだなっていうか(笑)。わ、夜に起きてそうな感じのお兄さんだな! って(笑)。
meiyo:お会いしたのが昼だったので、余計に夜の感じが際立ったのかも(笑)。
麗:そのときに「僕、雨男なんですよ」と聞いたんですけど、確かにレコーディングの2日どちらも雨だったので「凄っ!」と思って(笑)。
meiyo:そうなんです。ライブでもスタジオでも、8割、9割がた雨なんですよ。
麗:お会いした2回とも雨だったし、それから闇というか夜のイメージがありますね(笑)。