お互いの曲をキャバクラのカラオケで歌おう!
──この数年を経て、元に戻るのではなく、新しい価値観で新しいライブハウス・シーンが生まれていると思うのですが、2022年はまだまだここから面白くなる気がしているので、このツーマン・ツアーはその起爆剤になりそうですね。
欽也:単純にめちゃくちゃ楽しみですよね。お客さんにもできるだけ自由に観てもらいたいし、本当に楽しみです。
伊藤:コロナで弾き語りの需要増えたでしょ? やっぱり一人のほうが楽?
欽也:全然楽じゃないですよ。でも誘ってもらってスケジュールが合えばどこでも行きますよ。伊藤さんは弾き語りしないんですか?
伊藤:俺、ギターコードしか弾けないから。
欽也:それで全然いいじゃないですか。
伊藤:50歳ぐらいになったらやろうかな。声も張らない感じでフォークみたいな感じ。でもやっぱり俺は一人だと寂しいかも。一人旅も嫌いなタイプだから。だから50歳ぐらいになったら、二人で弾き語りツアーしようか。
欽也:50、60くらいだったら、まだまだバンドで行きましょうよ。多分やれるんじゃないかな。OLEDICKFOGGYは終わる予感が全くしないから。
伊藤:辞める理由も特にないからね。
──2011年の初対バンから10年とちょっと経ってツーマン・ツアーをしてるので、50歳60歳でのツーマン・ツアーも全然いけそうですね。
伊藤:1台の車で行こうか。バスとか借りて。
欽也:いいですね。50歳まで頑張りましょう。
伊藤:最近、健康診断で胃が悪くて、結局何もなかったんだけど、胃がずっと違和感があるんだよね。
欽也:伊藤さん、よくわからんウィスキーばっか飲んでるからでしょ。いつも強い酒ばっかストレートで飲んでるから。
伊藤:格好いいでしょ?
欽也:確かに格好いいですけど(笑)。
伊藤:でも最近ちゃんと気絶するようになったからね。酔っ払ったら寝ちゃう。でも、おしっこも漏らしちゃう。
欽也:それはあかん。
伊藤:家の玄関で、全裸で、びしょびしょになってることあるからね。
──これはとんでもないツアーになりそうですね。
欽也:本当に珍道中になると思う。
伊藤:キャバクラ行こうよ。ライブ終わったら。
欽也:奢ってくださいよ。
伊藤:いいよ。でも女の子に飲ませるお酒は自分で払ってね。セット料金だけ払うから。
欽也:俺、キャバクラとか全然行ったことないんですよ。
伊藤:俺もそんなにないよ。
欽也:キャバクラでなにするんですか。
伊藤:酔っ払ってくるとカラオケを歌うんだけど、自分の曲とか歌って「これ俺の曲」とか言うんだけど、信じてくれないの。俺、仕事の作業着とか着てるし。bachoはカラオケ入ってないの?
欽也:ありますよ。でもカラオケで俺らの曲歌うの、きつくないですか? 自分でもイヤだもん。
伊藤:確かにシャウトとかカラオケでするの寒いか。じゃあ名古屋のキャバクラで歌おうよ。
欽也:キャバクラで俺がbachoの曲をカラオケで歌うのやばいでしょ?
伊藤:MVになりそうじゃん。隣で女の子がつまらなそうに酒飲んでるみたいな。いいね、それ。じゃあツアーの打ち上げはキャバクラで(一同笑)。