初めて買った音源
——皆さんが初めて買った音源のアーティストさんはどなたですか?
TAMA:レコードとかでもいいんですか?
——もちろん大丈夫です!
HIROSHI:僕は、一番最初は『ロボコン』(1970年代に放送された子供向け特撮番組)の最初の主題歌でしたね。
団長:あー、『ロボコン』!
HIROSHI:あっ、知ってる?
団長:俺らは、第二期ロボコン世代なんですよ!
——『ロボコン』?
HIROSHI:良いことをするとハートマークをもらえるんですよね。
団長:そうそう! 真っ赤なロボットの。三回リバイバルをやってますよね。
HIROSHI:そうなんだ。
——私、分からないです。ゲームの話じゃないですよね?
一同:違う、違う!
団長:特撮みたいな。
HIROSHI:そうそう、特撮だよね。
団長:着ぐるみというか、真っ赤な機械なんですよ。
K:俺、分かんない。
団長:ウソーン!
一同:(笑)
K:TVは見てなかったから。
団長:そうなんだ。
HIROSHI:団長は最初に買った音源は何ですか?
団長:俺は、筋肉少女帯さんの…。
HIROSHI:ちゃんとしてる(笑)。
団長:『断罪! 断罪! また断罪!!』っていうミニアルバムで。親に初めてCDラジカセという物を与えられて、「とにかくCDが欲しい」って思って。時期的に我々がレコードとの切り替わりのタイミングだったので。
一同:ああ〜。
団長:叔父さんの家や実家にレコードプレーヤーはあったけど、レコードはなくて。CDの時代だからって言って、CDラジカセを買い与えられて、近くの古CD屋さんみたいな所に行って、「3枚まで好きなCDを買っていいよ」って言われて。でも何も分からないからジャケットで、「これだ、これだ」って買ったうちの1つが『断罪』でしたね。ジャケットが鉄仮面のジャケットみたいなので、「なんだこれ」って興味が沸いて。その時に一緒に買ったのが、森高千里さんの『森高ランド』と、accessさんのライブアルバムですね。全部ジャケ買いで、その3枚が一番最初に買ったCDでした(笑)。
TAMA:そうか、CDの世代になるんやもんね。俺らの時代はレンタルレコード屋とかあったもんね。
HIROSHI:ありましたね。
団長:貸し本屋はまだあったけど、レンタルレコード屋はもうギリギリない時代でしたね。
HIROSHI:Kくんは何を買ったんですか?
K:多分『愛しさとせつなさと心強さと』ですね。
一同:あ〜。
団長:篠原涼子さん!
K:ちょうどその頃にその曲のタイアップのアニメがやっていて。
HIROSHI:正常な脳みその持ち主だね(笑)。
一同:(笑)
TAMA:俺は、角川映画が流行ってて、原田知世さんの『時をかける少女』を…。
一同:あー!
HIROSHI:名曲ですよね。
TAMA:…を買ったような気がします。それで映画を観に行って。
——意外にも皆さん、今の音楽と違う感じなんですね。
団長:まあ、歌謡曲しかなかったですからね。洋楽もなかなかTVで観れなくて、とっかかりもなかったですし。
HIROSHI:ないですね。
団長:我々は『ザ・ベストテン』世代ではないですけど、TVは『Mステ(ミュージックステーション)』とか『うたばん』とかに出てる人しか知らないんですよ。そこしか情報がないんで。
HIROSHI:僕らは、『ベストヒットUSA』があったね。
団長:あー!
HIROSHI:だから、2人よりは情報は入りやすかったね。
団長:『ベストヒットUSA』は、やってなかったですね〜。
TAMA:『ベストヒットUSA』って、小林克也さんの?
HIROSHI:そうそう。
団長:FM NACK5で小林さんの、ベストヒットUSA的なあのしゃべりの番組はあるんですけど、なかなか洋楽には触れてなかったですね。