自身のパートのアピールポイント
——自分のパートのアピールポイントは何だと思いますか?
団長:ヴォーカルに関してはもう、一切の機材費が掛からないっていう。
一同:(笑)
TAMA:そうやんな(笑)。それは分かる。
団長:生きている限り、鳴り続ける楽器なので。たまのメンテナンスはいるのかもしれないんですけど、しっかりとした睡眠さえ取れば、いつも新品の弦のように鳴ることは出来るという(笑)。
TAMA:あと、風邪を引かなければ。
団長:あと、呑みすぎなければ(笑)。
一同:(笑)
——もしライブの日にちょっと風邪を引いてしまい、鼻声になったり、枯れたりしてしまったら、どういう対処をするんですか?
団長:ちょっとの喉の風邪の炎症だったら、錠剤とかで多少は治まりますね。
TAMA:そうですね。ヴォーカリスト専用で使ってるのがありますよね。それを飲んだりすると、結構治まるんですよね。ひどい時は、気合で乗り切るか、お客さんに歌ってもらうか(笑)。
団長:扁桃腺が腫れちゃったりとかの時は、もうどうにもならないんで。
TAMA:そうですね。明後日がライブとかだったらね。1週間前とかだったらなんとかなると思うんですけどね。
団長:そういう時は、切り替えますね。「今日はすまん! もう喉がパンパンだから、綺麗な歌は歌えないけど、その代わり、熱い歌を歌うわ」って言って、暴れ狂うとかそういう方向にシフトしますね。
TAMA:あとは楽器隊にキーを下げてもらうとか。
団長:それはすごいっすね。パッと出来るんですね。
TAMA:やってもらってますね。
団長:同期ごとキーを下げて?
TAMA:うん。
団長:それはすごいっすね!
——TAMAさんのヴォーカルのアピールポイントは?
TAMA:もう、同じようなことですよ(笑)。
一同:(笑)
——ではドラムのアピールポンイトは?
HIROSHI:ヴォーカルはやっぱりナマモノなんで、13時入りとかでさ、24時まで呑んだら結構しんどいでしょ?
団長:いやー、めちゃめちゃしんどいです。
HIROSHI:ドラムは、結構呑んでもリハーサルで汗だけかいちゃえば、何とかなる(笑)。
K:(笑)
団長:そういうもんですか?(笑)
TAMA:前からそうやったよな。
HIROSHI:メトロノームの時も、CASCADEの時もそうですけど、本編でやらないツーバスとかをリハでめっちゃやるの(笑)。「どうしたの?」って聞かれたら「アルコールを抜いてます」って(笑)。
一同:(笑)
HIROSHI:お客さんが来てくれれば、酔っててもテンションが上がるんで、それで出来るんですよ。リハーサルで、ベース、ギター、ヴォーカルはそこまで汗かかないんで、それが出来るのはドラムだけじゃないですかね。
団長:確かにそうですね(笑)。
HIROSHI:お金が掛かるのは、マイナスポイントだね。
K:そうですね、めちゃくちゃ掛かりますね。
HIROSHI:これは多分気分的なものですけど、大きい会場の代々木体育館とか武道館とかでやってると、自分の「ドンタン、ドドタン」で1万人、2万人が頭を振っているのは、もうすげー快感ですよ。ヴォーカルでいうと、何かを喋って「ウワァー!」ってなったら快感でしょ?
団長:はい。
HIROSHI:それと同じように、ずっとリズムはなってるじゃないですか。一ライブ通して気持ちいいです。それは結構ドラムしか味わえないかもね。
K:そうですね。ポジション的には後ろの方にいるんですけど、音を聴いてると絶対ドラムって聴こえると思うんで。それは多分ドラムだけかなって。
団長:お客さんを支配してるのはバンドですけど、バンドを支配してるのは、ドラマーですもんね。
HIROSHI:唯一、メンバーの後ろ姿をずっと見れる。逆に言うと前からは見えないっすけど(笑)。
K:すごい視野が広くなったりもしますし、なんか今日この人調子悪いな、とかそういうのも分かりますね。
HIROSHI:分かるよね。サーファーみたい。NoGoDで言えば、メンバー4人がサーフボードを持ってて、ドラムがリズムを刻んで波を作って、乗ってもらうみたいな。
K:ビッグウェーブに乗せられてるって(笑)。
一同:(笑)
団長:ありがたい話です。