Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー【完全版】 master+mind presents クラオカ&ミド(えんそく)×インザーギ&Gou(メガマソ)(Rooftop2017年6月号)

来る6月16日に新宿LOFTにて2マンを行なう、えんそくとメガマソのスペシャル座談会!!

2017.06.12

それぞれの名前の由来

クラオカ:ところで何で、『インザーギ』っていう名前なんですか?

インザーギ:それですよね。

一同:(笑)

クラオカ:めちゃ格好いいなって思って。

インザーギ:本当ですか!? 珍しいパターンですね(笑)。

ミド:でも、他にいないじゃないですか。

インザーギ:そうですね。あんまり会ったことがないですね、イタリアの人以外は。(イタリアのサッカー選手でインザーギという名前の選手が過去にいた)

クラオカ:やっぱりそれですか?

インザーギ:いや、全然関係ないんですよ。

ミド:予測変換で出てきたとか?

クラオカ:(笑)『イ』って打っても、普通『インザーギ』って出てこねーよ!

インザーギ:(笑)僕が決めたんじゃないんですよ。僕にとってメガマソは、初めてのヴィジュアル系のバンドで、自分の名前を本名でいくのか、どうするのかって全然決めてなかったんですよ。その時にギターの涼平に、「新しいバンドでボーカルにインパクトが欲しいから、名前を決めていい?」って聞かれて、全然分からなかったんで「全然いいよ」って任せたら、「じゃあ1日考えてくる」って感じだったんですね。で、涼平が考えてきたのが『インザーギ』だったんです。

クラオカ:ん?(笑)

インザーギ:僕も同じ反応でしたよ(笑)。もう1つ候補の名前があったんですけど、それは闇が深いので置いておいて…。

一同:(笑)

クラオカ:気になる!

インザーギ:(笑)で、その時に10分後には取材が控えていて、もうどっちかに決めてくれってなって、その2つだと圧倒的に『インザーギ』だったんですよね。でも、どこか涼平を信じていて、ヴィジュアル系では格好いいんじゃないかと。俺がそこに染まらなきゃいけない、やるって決めたんだから受け入れなきゃいけないって思って、「じゃあ、インザーギにします」って。社長も「インザーギだったらインパクトがあるね」って感じだったんですよね。その時はサッカーの話は一切出ていなくて、本人も知らなかったんですよ。でもイタリアの名前にしたい、と。それはなぜなら、外国人だけのバンドで名前が1人だけ『山田』だったら、格好いいだろって。

クラオカミド:な、なるほど〜。

インザーギ:僕もそんな感じです(笑)。う、うんって思いながらもなるほど、と。名前が格好いいのか、バンドが格好いいのかっていう部分だよ、みたいなことを言われて丸め込まれて。

Gou:上手いよね(笑)。

一同:(笑)

インザーギ:まあ、確かにそうだな、言ってることは正しいなって思って。で10分後に、「初めまして、ボーカルのインザーギです」って取材で言ったら、めちゃめちゃ笑われたんですよ。「あれ? これって格好悪いんじゃん」みたいな。

一同:(笑)

Gou:ヴィジュアル界の中でも、「何やねん、インザーギって」ってね(笑)。

インザーギ:(笑)格好悪い名前なんじゃんって思ったのが、始まりだったんですよね。だから特に意味はないんですよ。

ミド:でも、圧倒的インパクトじゃないですか。今、そういう思想でやってる人たちっていないですもん。

Gou:思想って言うか、無思想ですよ(笑)。

一同:(笑)

Gou:これでサッカー好きだったら、ちょっとは盛り上がるんですけど。

ミド:いや、それでサッカー好きだったら、「憧れてるのかな?」ってなるけど、全然知らないっていうのが、俺はすごくいいと思います。

インザーギ:『インザーギ』に憧れてるんだったら、サッカーやれよって話だもんね。

Gou:出来なかったから、ヴィジュアル界でトップを取ろう、ゴール決めようみたいなね(笑)。

インザーギ:でも、全然関係ないからね(笑)。

ミド:それだったら、ずっとユニフォームで名前とかも入れてやって欲しいですもんね。次はそれ、いいんじゃないですか? 突然、サッカー好きになるっていう。

インザーギ:それもう、ブレッブレじゃないですか(笑)。

一同:(笑)

インザーギ:そういう感じの始まりだったんです。

クラオカ:いや、すごいっすねー。いいと思います。マジで格好いいですよ!

インザーギ:そうですか? 俺は未だに、ちょっと疑問がありますけど。

一同:(笑)

クラオカ:Gouさんは、映画の『GO』がやっぱり好きなのかな? って。

Gou:(笑)窪塚洋介さんが主演のですか? 見ましたけど、ほとんど覚えてないですね。俺は本名なんですよ。

インザーギ:あっ、僕以外は本名です。

クラオカ:そうなんですね。

Gou:他の名前で自分が呼ばれても、「誰なんだろう」って思っちゃうんで。

インザーギ:いや、俺の顔を見て言えよ。

一同:(笑)

Gou:俺はね! インザーギは器用だから。

インザーギ:いやいや、器用じゃないよ。俺だって最初はそうだよ。

Gou:っていうのが最初はあったので、そのままやってます。

ミド:お客さんがメンバーの名前を呼ぶ時は、フル尺で「インザーギさーん!」って呼ばれるんですか?

インザーギ:困ってるんじゃないですかね。僕も何て呼んで欲しいとかっていうのがないんで。『インザーギ』もあれば、『ギさま』もあったりで、いろんな呼ばれ方をしてます。だから最初の頃は関係者の方から、「すごくメンバーがいるんだね」って感じになったり、「なんでそんなに違う名前が飛び交うの?」って言われたこともあったんですけどね(笑)。逆にどう呼ばれたいとかってあります?

クラオカ:あんまりないですね(笑)。俺もフルネームだから、多分客は困ってるでしょうね。『クラオカ』って呼べばいいのか、『ユウスケ』って呼べばいいのか、はたまた「う〜ん、何だろうな」って。

ミド:どっちかだろうね!(笑)もしくはフルネームだよね。

一同:(笑)

クラオカ:「クラオカユウスケさーん!」って、長すぎるなって! これがフルネームの辛みですよね(笑)。

Gou:本名なんですか?

クラオカ:はい、本名です。

インザーギ:ずっとですか?

クラオカ:いや、昔は恥ずかしながら、霞んでた時期もありました。

インザーギ:ちなみに何て名前ですか?

クラオカ:まあ、あの…。そうっすね…。

一同:(笑)

Gou:「そうっすね」って名前じゃないですよね(笑)。

クラオカ:『ジジ』って名前でやってたんですよ。何なんですかね(笑)。

インザーギ:『魔女の宅急便』の?

クラオカ:違うんですけど、端から見たらそうなんですかね?

ミド:ユウスケは後加入なんですよ。で、どうせなら名前を付けてやるってことになって、スタジオであみだくじを作ったんですね。で、その中でたまたま当たったのが、『ジジ』だったわけです。もっといいのもあったんですよ。『ゴム男』とか(笑)。

クラオカ:あと『アッシマー』っていう名前とかね(笑)。で、そこから『ジジ』でやってたんですけど、「ジジって何だろうな?」ってふと思った時があって。その時に「流行ってるから、俺もフルネームでやろうかな」って言ったら、「じゃあ死ねば」って言われて。

一同:えっ!?

ミド:初ワンマンの時に、1回死んで新メンバーって形で帰ってくるみたいな演出を作ったんですよ。

クラオカ:で、1回死んで帰ってきたのが、『クラオカユウスケ』だったんですよ。

インザーギ:なるほど。じゃあ俺も1回死なないとダメなのか。

クラオカ:そうですね。もし名前を変えたいんなら、1回死ぬべきですね。

インザーギ:死ぬのか〜。

Gou:変えたいんだ?

インザーギ:もう今更変えたくないよ。

一同:(笑)

クラオカ:当時の自分に、もし帰れるのなら?

インザーギ:もう、そうしたら「No」ですよね。

クラオカ:いや、でも絶対格好いいですよ。

インザーギ:どうなんでしょうね。でも、1回で覚えて下さるんで、それはすごく有難いですよ。インザー『ギ』なのか『キ』なのか、そこくらいなんですよ、間違えるとこって。でも最初は、呼ばれ慣れなかったですけどね。

——ミドさんの名前の由来は?

ミド:本名が『ミドリカワ』なんで。

インザーギ:そういうのに憧れるんですよ!

Gou:緑好きなんですか?

ミド:それもまたややこしいんですけど、名前先行だったんですよね。その当時は髪の色も赤とかだったんですけど、先輩に「ややこしい」と言われて、「分かりました。緑にします」って言って、緑にしました。以来、緑なんです。

Gou:(笑)でも、いいじゃないですか。インザーギは、最初は緑好きだったのに、メンバーに「緑好き」って言われ過ぎて、逆に緑の服をあんまり着なくなったよね。

インザーギ:そうだね。でも、もう緑に説得力があるじゃないですか!

ミド:そうですね。続けていけばですね。

インザーギ:それもそうだし、本名に緑が入っていたり、名前がミドだったり、由来に附随して完全な説得力があるわけですよ。でもこっちには、そういうのがないんですよ。

ミド:そういう時は、掲載する時の名前の文字の色を緑にしてもらうんですよ。

インザーギ:ずっと?

ミド:ずっと。そこだけに拘り続けるんですよ。そうしたら、緑が好きなんだなってなるじゃないですか。

インザーギ:もう手遅れじゃないですか。

一同:(笑)

インザーギ:10年前にそのアドバイスを頂いていたら、そうしてたんですけど。

ミド:それか、名前の上に『みどり』ってルビを振るかですよね。

クラオカ:それは『みどり』って呼ぶよね。『インザーギ』とは呼ばれないよね。

一同:(笑)

インザーギ:それこそややこしいですよね(笑)。

 

 

インザーギ.jpg

インザーギ

 

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ミド

 

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LIVE INFOライブ情報

master+mind 〜Sense of Pulse #15〜

2017年06月16日(金)新宿LOFT

OPEN 18:15 / START 19:00

前売り 3600円 / 当日 4100円(共にドリンク代500円別)

※未就学児童入場不可

【出演】

えんそく / メガマソ(50音順表記)

【一般チケット発売中!!】

・ e+一般(Bチケット)

・ LOFT店頭(Bチケット)

・ ローソン(Cチケット/L:72028)

【入場順】

1. Aチケット(e+プレオーダー/受付終了)

2. Bチケット(e+一般・LOFT店頭)の並列

3. Cチケット(ローソン)

【主催・企画・制作】

新宿LOFT / master+mind

【お問い合わせ】

新宿LOFT 03-5272-0382

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