やる側のリベンジ
——最後に1人ずつ「相席」への思いでも何でも、お聞かせいただけますか?
尾:相席に参加して仲良くなるのは楽しいというか、それで今後の人生が豊かになるというか。本当にどんどん仲間が増えていく感じで、みんなで面白いものを作れる場所。この人はこういう面白い作り方するんだとか、面白さを自分のものにコピーできるというか。自分の中でも芸人として成長するためにみんなに来ていただいて、面白いものを作っていけるといいなっていうのがあります。
一同:苦笑
A:…なんか一個も思いが入って来ないな(笑)。
野:全然入って来ない。コメント大失敗(笑)。
——(笑)。それでは高佐さんお願いします。
高:そうですね、まぁちょっとさっき火花が散り始めたんで、本間さんだけは稽古中に手を出さないようにしないとなと思います。別のライブ会場でのことをいじられたんでやっぱり心穏やかじゃないですね。今回は波乱の予感がしますね。
——(笑)。それでは本間さん。
本:なんかやっぱり楽屋でも、ギースは賞レースの決勝進出者としか話さないじゃないですか?
高:そんなことないよ!
本:この雑草魂でザ・ギースには負けないぞというところを見せます!
高:その僻みみたいなものもひねり潰してやりますよ!
本:エリート対雑草の戦い。
高:僕もね、最近プロレスにハマりだしたんですよ。
A:遅っそ! もう、今ハマらん人は一生ハマらんで(笑)。
——山脇さんお願いします。
山:私は劇団を辞めてフリーになってから、定期的に一緒に舞台をやれることがなくなったのに「相席」があるので毎年同じメンバーと舞台ができて非常にありがたい場所だなと思っています。初めの頃は、みなさんが素晴らしく面白いから、自分はパーツとして埋めていければいいかなと思っていたんですけど、だんだんゲストの方も入ってくるようになり、いつまでも続いていける場所作りのパーツと言わず柱の一本になれるように、全てのボールは拾っていくのでみなさんもどんどんボールを投げてくださいと思ってます。
A:ハイキュー!! ばばあやもんな(笑)。
本:え? この(物を配る仕草)?
——それでは野田さん。
野:いやもうウケる! ウケる! 今回はウケる! それだけ。
一同:(不穏な空気)
高:大丈夫ですか? オチを忘れることはないですか?
野:オチを忘れること? それは練習次第!
一同:爆笑
佐:忘れることがあったんですか?!
野:あるある。(自信満々に)
高:その瞬間を佐藤さんにも観て欲しいですよ。「あー…あ…終わりでーす!」って野田さんが言うのを。
野:でも練習はしっかりしてるから、そこはすいませんと思ってるよ! とにかくウケてお客さんを増やす。大きくする。はいっ、それだけ! 絶対大丈夫、面白い! はい!
——(笑)。では佐藤さんお願いします。
佐:台本通りにやったらウケるという、オートマチックシステムになっているようなので、気楽にこのメンバーで一緒にやりたいと思っています(笑)。
——では、最後にA先生お願いします。
A:男性の役者さんが入ってもらうのは初めてなんですよ。それは楽しみですし、僕よりすごい若手と…。あれ? 本間、お前、今何年目やねん。
本:僕は東京NSCの10期生と同じくらいの芸歴ですね。
A:なんやお前、全然若くないやないか!
本:そうなんですよ。実は若い感じに見られるんですけど、もう34で。34の時、橋本真也は東京ドームで小川(直也)と対戦してますからね。現役引退スペシャル。あの時と同い年になっちゃって。
A:正直俺、本間は今芸歴4年目くらいの採れたてピチピチだと思って、そういうコメントにしよう思ってたけど全然違うやないか!(笑) 佐藤さんはほんまに、男性役者さんとして出演してもらって、それが新鮮になればいいと思うんですけど、もう本間はどうでもええです。ひねり潰してやります(笑)。
本:そんなこと言わないでください(笑)。
A:どうなるかは楽しみですね。あと、これはもう声を大にして言いたいんですけど、前回は演じる側としては全然納得してないんです。作ったり演出する側では良かったんですけど、演じる方としては僕はミスばっかりやったんです。浮き足立ってて、セリフを間違えたりすることが結構あったんです。ちょっと芝居的な、専門用語になってしまうんですけど(険しい顔で)、ただセリフを言ってるだけっていうね…。
一同:笑
A:役者さんの素晴らしい本能で、完全に役に憑依してきて勝手に動くっていう感覚があると思うんですが、それでいうと僕は真逆で、ただセリフを、言葉を羅列しているだけでした…。
一同:爆笑
A:ほんまに浮き足立ってて、実感がなくって。だから僕はやる側のリベンジがあります。作る側としてはもう更に上を目指しますしね。正直、お笑いナメてる奴ら全員ぶっ潰しますよ。
一同:おー!!(拍手)
A:「バカ!」とかね。