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トップコラム山脇唯「2SEE MORE」「2SEE MORE #24」ゲスト:福井俊太郎(GAG)

SEE MORE #24」ゲスト:福井俊太郎(GAG)

「2SEE MORE #24」ゲスト:福井俊太郎(GAG)

2018.11.08

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2周年記念のゲストはGAGの福井俊太郎さん。お互いに存在は知りつつも、挨拶以上の言葉を交わすのはこの日が初めて。そんな2人で、距離を縮めるがごとくじっくり対談をしてみました。イルミネーションに彩られる前の夜の街を背景に、絶妙な距離感を写し取った写真たちにも御注目ください。(撮影/PANORAMA FAMILY 文・構成/山脇唯)

もう全然、何でも聞いていただいたら。

山脇:GAGは、キングオブコントに2年連続で決勝に出られて。2年目ってどうでした? どんな感じですか?

福井:2年連続でいきたいなって思ってたんで、だから本当、目標達成できたなって感じでしたね。去年があまりにもふるわなかったので、このままでもし今年いけなかったりしたら、ちょっときついなと思ってたんですよ。だからなんとか今年も、連続でいこうって思ってたんで。

山脇:連続でいくのって難しいんじゃないですか?

福井:どうなんですかね、人によるんかなと思います。去年優勝したかまいたちさんと僕、仲良くさしていただいてるんですけど、「1度決勝にいったら連続でいきやすくなるよ」っておっしゃってたんで。

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山脇:これは、普通のことを聞く、っていうのがテーマの企画なんですけど、何から聞いていったらいいかな……。

福井:もう全然、何でも聞いていただいたら。

山脇:たまにちょっと熱くなってお笑いライター的な質問をしちゃうこともあるんですけど。

福井:全然、大丈夫です。僕、はい。

山脇:基本は、普段あんまり聞けないことを聞いていきたいなあ、という。

福井:あ、もう、是非、なんでも聞いてください。

山脇:ああ、ほんとうに、声が低く、ねっとりしてらっしゃる……。

福井:すみません、聞き取りづらいですよね。

山脇:いえいえ。あの、グルメ漫画のブログをやられてますよね?

福井:見ていただきました?

山脇:はい。ほとんどの文章の後に「(低くねっとりした声で)」って書いてあって。

福井:そのフレーズというか、それが気に入って。いろんなところで使ってます。

山脇:声、めちゃくちゃ特徴あるって言われませんか? いつからそんなお声に?

福井:そうっすね。確かに……いつからっすかねえ。多分声変わりしてからずっとだと思うんですけど、はい。

おしゃれしてるイコール面白くない奴、みたいになっちゃってたんですよ。

山脇:福井さん、誕生日が1980年8月18日で……結構大人なんですね。

福井:そうなんです。

山脇:ということは、大学を卒業してから吉本の養成所に?

福井:卒業して、1年くらいサラリーマンやって。

山脇:ええ! 何系のお仕事ですか?

福井:子供服の営業をやってたんです。

山脇:ファミリアですか?

福井:ファミリアじゃないんですけど。ご存知かどうかわかんないですけど、メゾピアノとか……デイジーラバーズ、エンジェルブルーとかの会社で。ナルミヤインターナショナルっていう会社で。

山脇:大手じゃないですか。お洋服、お好きなんですか?

福井:あ、そうっすね。あの、僕、洋服は結構好きです、意外と。ちょっと恥ずかしい所もあって、あんま言わないんですけど、好きです。はい。

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山脇:今回、どうして福井さんにお声かけしたかっていうと、前回ゲストの浜辺のウルフさんとお洒落の話題になった時に、福井さんのお名前が出て。

福井:わー。ほんとっすか、ウルフさんが? いや、そんな話したことないんで。

山脇:福井さんは「おしゃれだ」って認識で。

福井:ほんとですか? あ、うれしい。

山脇:「芸人はおしゃれすぎるとお客さんにハマらないから、劇場に出るようになるとだんだんダサくなっていく、おしゃれの手をゆるめていく」みたいな話をウルフさんがしていたので、そういうのを聞きたいな、と思って。

福井:いや、確かに。全く、その話が合ってるというか……今はちょっと違うみたいなんですけど、当時は、特に大阪の若手の劇場だと、おしゃれをしていると、ちょっと浮いちゃうんですよね。ちょっと軟派なイメージがついちゃって、それがまた、イコール面白くない奴、みたいになっちゃってたんですよ。

山脇:はい。

福井:なので、その面白くない奴になるのはいやだったんで、その、おしゃれと面白さだと、面白さの方が優先順位、上にしたかったんで。もう、おしゃれは……

山脇:捨てるぞ、と?

福井:やめて、ていう、感じやったんですよ、僕は。

山脇:おしゃれだと面白くない、ですか。ああ、「軟派なやつだ」っていう……

福井:イメージ、ちょっとあるじゃないですか。

山脇:そうですね。私たちの若いころって、両立というか、2足の草鞋を良しとしなかったですよね。何か1つを究めるべし、みたいな最後の世代かもしれない。

福井:はい、そうですそうです。当時、僕みたいな人、多かったと思うんですよ。お洒落したいけど、服好きやけど、そういうことしてたら面白くないと思われるから、服は捨てて。わざと着たくない服着て、お笑いやる、みたいな感じやったと思いますね。

合わせて、合わせて、っていうふうに生きる……ずっとそうしてきたんで。

山脇:お洒落を捨てる前は、どんな服が好きだったんですか?

福井:僕は古着が好きで、古着ばっかり着てたんですけど。

山脇:兵庫県のご出身ですよね。

福井:播州の高砂市っていうところなんですけど、多分ご存じない……ほとんどの方が知らない。

山脇:今、朝ドラで播州やってますよ。

福井:え、ほんとですか? 『まんぷく』ですか? 僕まだそこまでいってないです、今。

山脇:上郡でしたっけ?

福井:え! 僕、おばあちゃんが上郡で、本籍が上郡の近くなんで。それは、すごい楽しみです。

山脇:播州、上郡に疎開して。播州ことば指導、みたいなのも入って。

福井:播州弁。「どないなっとんどい」とか、そういう感じの。

山脇:ちょっと、福井の敦賀の言葉にも似てるって、家の人が言ってました。ちょっといなたい感じというか。

福井:そうなんすよ。それも隠してるというか。大阪出てきたときに、ふつうに播州弁喋ってたら、なんかその、すごい田舎の人、みたいな感じで言われたんで、「あ、これあかんのや」と思って、ちょっとこう「何何してはる」とか「何々してる」とか。ちょっとやさしい関西弁に、して……。僕、そこに合わせて、合わせて、っていうふうに生きる……ずっとそうしてきたんで。

山脇:はい。合わせて。

福井:そこに合わせて、合わせて、でやってきたんで。それで多分、服もそうだと思います。合わせて……あまりお洒落な服着ちゃうとよくない世界だったんで。

山脇:えー。

急に変えすぎちゃうと……「おい、どうした」ってなるじゃないですか。

山脇:兵庫県で古着買うとなると、やっぱり神戸ですか? お買い物行くとしたら。

福井:僕……そうっすねえ。元町の高架下とかよく行ってました。

山脇:ああ!

福井:すごい懐かしい。そんな話、久しぶりにしました。元町で服買ってたとか。

山脇:ああー。

福井:あのー。えと、神戸の、なんか、セレクトショップみたいのって一時期流行ったというか。KNOCK OUTとか、乱痴気とか。

山脇:なんか聞いたことある!

福井:そういう、神戸発のセレクトショップに僕ずっと通ってて。はい。めっちゃ好きでしたね。あ、だから、Bshopとかもそうですよね。神戸。

山脇:ああ! なんか、高い古着を着てたイメージがある、ってウルフさんが言ってて。

福井:ああー。ほんとっすか、僕、でも、高いのは、お金なかったんで避けて。安いけど、こだわりのある古着屋さんているじゃないですか。そういう古着屋さんによく行ってました。アメ村にも2店舗くらいあって、そこに集中的に。

山脇:雑誌で関西古着屋特集とかあると、必ず出てくるお店とかありましたよね。

福井:僕、そこに行けてたかはわかんないんですけど、自分のなかだけで決まってて。

山脇:え、すっごいおしゃれじゃないですか!

福井:おしゃれかはわかんないですけど、好きでした。

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山脇:ちょっと時代が変わって、今はおしゃれでも大丈夫だと思うんですけど、今はどうですか?

福井:その、今は……急に変えすぎちゃうと……「おい、どうした」ってなるじゃないですか。

山脇:ははは、はい。

福井:なんで、あんまりそんなわかりにくく、でも、好きな感じの服は着たいな、と思って、あえて、バレないように……

山脇:(笑)。

福井:なんか、やってる感じかもしれないですね、はい。

あんまりこう……バレない程度にというか。そんな感じで

山脇:今年のGAGさんの単独公演『優しいダサ坊』を観に行かせてもらったときに、私の夫がカーテンコールのときの福井さんを見て「いいTシャツ着てる」って言ってて。

福井:それ、ご存知っていうか、一瞬でわかったんですか?

山脇:「あのTシャツ、いい」って。あの人そういう人なの? みたいな感じで。

福井:Tシャツ、僕、結構好きで。今着てるのもそうなんですけど、多分その時着てたやつも、MOUNTAIN GRAPHICSさんていうところのTシャツで。Tシャツ屋さんじゃないんですけど、ロゴみたいなのを専門的にやってる、ロゴ屋さんみたいな。

山脇:ほおー。

福井:その人が作ってる、Tシャツで。僕その人のやつが好きで。去年のやつとかほぼ全種類、多分10種類ぐらい買ってるんですよ。それも、あんまりこう……バレない程度にというか。そんな感じで(笑)。

PANORAMA FAMILY:(Tシャツを見て)なんか男の夢みたいなロゴが。

福井:そうなんですよ。これも、そうなんですよ。勝手にいろんなものを混ぜるみたいな。

PANORAMA FAMILY:よく見たらコロコロコミックも入ってる。面白い。

福井:この人のやつが好きで。すごいですね、一瞬で気づかれるものなんですね、やっぱり。

山脇:なんか「あ、これあれだ、あれだ」って言いたくなりますよね。

福井:言いたくなるんですよ。他にも、新東京って思いっきり書いてあったり、そういうのとか。いろんなのやってはるんですよ、その人が。

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山脇:そういうTシャツがあるっていうのは、どうやって知ったんですか? 

福井:今はないんですけど、中野と東中野の間くらいにMETEORっていう店があって。そこがね、すごい攻めたものばっかりを売ってて。お店のなかでも3店舗くらいがひしめきあってるみたいな感じで、そのラックによって全然色が違うんですよ。

山脇:セレクトの色が。

福井:置いてる物が全然違って、すごい面白かったんすよ。その一角の、そのMETEORさんが、MOUNTAIN GRAPHICSさんのTシャツを扱ってて。僕、家近かったんで、そこで、ぱっと入ったときに「むちゃくちゃかっこいいTシャツある」ってなって。そこから買うようになって。っていう感じですねえ。

嘘ついてた奴みたいなふうになりそうだなって不安はありますねえ。

山脇:ほえー。おしゃれですねえ。

福井:いや、好きなんです、僕。お洒落かどうかはあれなんですけど。

山脇:服好きなんですね。

福井:服好きなんです、昔っから。でもこれ、あれなんですよねえ。文字に……

山脇:なります。

福井:なるんですよねえ。

山脇:ほぼカットしない。わりと全部文字に起こしちゃう。

福井:そういうの、あんまり言ってないんで。なんだったら、周りの人から「お前ダサイなあ」みたいなことをけっこう言われたりするんですよ。だから、そういう人からすると、ちょっと嘘つかれてた気分になるかもなっていう、心配は。

山脇:嘘つかれてた気分になる? ダサいなと思ってたのに、本当は、って?

福井:なんかそのー、おしゃれどうこうじゃなく、「こいつ本当は服好きやったんや、なんでそれ言わへんねん」みたいな。嘘ついてた奴みたいなふうになりそうだなって不安はありますねえ。ちょっとそれは、はい。

山脇:でもウルフさんは気づいてたわけじゃないですか。

福井:びっくりしました、それ。本当に。何人かいらっしゃるんですよ。「お前、服好きやろ」みたいに言ってくれる人は。でも、そうじゃない人からすると、ちょっと「なんなの?」みたいな。このTシャツとかも「なんなんそれ?」みたいになると思うんです。

PANORAMA FAMILY:まあどっちにもとれるっちゃとれる……

福井:そうなんです。どっちにもとれるっていう感じやと思うんです。はい。そうなんですよ。(かばんからもう1枚Tシャツを出して)これも一緒のとこの。ちょっと違うんですけど。ネタ中に下に着てるんすけど。

山脇:へえー。ロゴが、また。

福井:映画のパターンのやつで。

山脇:あ、本当だ

福井:後ろにピンクで、MOUNTAIN GRAPHICSって入ってるんですけど。すごいいいなあって。……すいません。ちょっと。好きなんで。

山脇:もしあれだったら、撮影の途中でお召しかえも、大丈夫ですよ。

福井:あ、それは大丈夫です。

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宙ぶらりんというか、どうしていったらいいのかわからないみたいなキャラクターになっちゃってます。

山脇:私も、Tシャツの印象があったから、ウルフさんが「福井はお洒落だ」って言った時に「あ、そうですよね」っていう反応だったんです。

福井:それはめちゃくちゃ嬉しいです。言ってもらえてたっていうのは。

山脇:もしかしたら福井さんが『ヨイショマン』をやっている姿のほうを全面的に見てたら、印象は違ったかもしれない。

福井:確かにそうですよね。全然違うというか、どっちが本当かわからなくなりますよね。

山脇:ヨイショマンっていう、あのキャラクターの経緯は……?

福井:僕も、わからん……なんでこれやってるんやろうってたまに思う時あるんですけど。なんでなんすかねえ。

山脇:大宮の劇場のキャラクターなんですか?

福井:じゃないんです。大阪で、ピンネタライブみたいなときにふざけてやったらいい感じやったんで、そのまま定期的にやってるっていう感じで。

山脇:昨年末に、佐久間一行さんの月1ライブのゲストにGAGさんが出たときに、ヨイショマンのVTRを観たような……。あれ? 夢ですかねえ?

福井:いや、観たかもしれないです。僕もちょっと忘れてたんですけど。

山脇:その時に、これが大宮の劇場で流れてるって聞いたんで、大宮のキャラなのかな、って思ったんです。

福井:大宮の支配人が気に入って、勝手に、っていったらあれなんですけど、フィギュアを作ってくれたりとか、すごい推し出してくれたんですよ。それで大宮のキャラクターみたいな感じになってるんですけど。でも、その支配人さんもどっかいっちゃったんで、今は、宙ぶらりんというか、どうしていったらいいのかわからないみたいなキャラクターになっちゃってます。

山脇:ヨイショしてくれるマンなんですか?

福井:あ、ヨイショします。はい。本当にもう、しょうもないっていうか、あれなんですけど。ちょっとお金持ちそうな人だったら「いい時計してるよね、ヨイショ」みたいな。ほんとそのレベルの。何にも面白いこととか、気の利いたこととかじゃなくて、ただただ褒めるっていうだけの。

山脇:ああ、でもそれは優しいから、いいですよね。

福井:あ、そうですね(笑)。優しいは優しいですね。

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ちいちゃい頃から、人とは肩が当たらないように生きてきたんですよ。

山脇:GAGのネタは福井さんが書かれていて。以前、GAG宮戸さんと話した時に、単独のタイトル『優しいダサ坊』そのものの世界なんだってことを仰ってたんですよ。「こういう奴いるね」っていうのを「やだね~」って意地悪くみるんじゃなくて優しく見守る……「男ってダサいよなあ」っていう優しさ、そういうのは、何からきてるんですか?

福井:僕が、学生時代とかに接してきた友達とか、僕がいたコミュニティが、みんなそういう人だったんですよ。優しくって、ダサイやつ。そういうコミュニティでずーっと、小中高大、ってきたんで、それを今そのままやってるだけ、っていう感じです。

山脇:私、単独でもキングオブコントでも観た、お酒飲むお姉さんを好きになるネタがすごく好きで。あれ、かわいくてすごく好きです。

福井:ありがとうございます。

山脇:あのネタの、誰も悪くないで終わるって、いいですよねえ。

福井:わあ、ありがとうございます。

山脇:なんであんなに面白いんだろう、って。優しいんですよね。誰も戦わない。アディダスのネタも、戦わないじゃないですか。

福井:そうなんですよ。僕が、本当ちいちゃい頃からなんですけど、絶対、人とは肩が当たらないように生きてきたんですよ。街で歩いてても、絶対に、僕がこう(肩をひいて)肩をよけるというか。当たらないように、当たらないように生きてきたんで、多分それが、出てる人みんな、そういう肩が当たらないような人たちというか。

山脇:そうなんですね。対立しちゃったら、ドラマつくるのってわりと簡単じゃないですか。おそらく劇作のセオリーでいくと、AがいてBがいて、もめて、Cが入ってきて、っていうのが楽なのに、3人いて、対立しないってやり方はすごいな、って。

福井:僕、あんまりその、対立した方が楽、対立した方が面白いんじゃないかとかは、あんま考えたことなかったんですけど。とりあえず優しくてもめない人たちを舞台上に出したいっていう思いだけで多分やってるので、自然とそうなっちゃってるんでしょうね。

気を遣ってくれない人に、コントのなかでも会いたくないんだと思います。          

山脇:バーで飲んでた女の人がつぶれちゃって、バーテンが電話で女の人の彼氏を呼ぶっていうネタも好きだったんですけど、あれも、もめてないですよね。

福井:そうですね。僕、そういう見方は確かにあんまりしてなかったかもしれないです。自然とやってたんで。あれも、そうっすねえ、そこまでもめてない。

山脇:誰かが本気で怒ったらそこで終わっちゃう話が、誰も怒らないからずっと続く。

福井:気を遣いあってますもんね。僕、気を遣う人が好きなんですよ。自分もね、すごい気を遣うんですけど。だから気を遣ってくれる人が好きで。

山脇:はい。

福井:たまに、気を遣ってくれない人っているじゃないですか。そういう人とあんまり絡まずにここまできたんで、だから、コントのなかでも会いたくないんだと思います。

山脇:気を遣わない人たちに?

福井:はい。そういう人に会いたくないんで、ある程度気を遣う人たちがいるんだろうな、って。

山脇:珍しいような印象があって。すごく面白いって思って。1人だけすごい異形の者がいて、周りがわちゃわちゃするっていうのはよくあるけど。

福井:そういうの多いですよね。

山脇:戦わない、その世界の3人がある種、異形に見えてくるっていうか。そこが面白いなあって。

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山脇:単独ライブとか、1人で全部書くのって、大変じゃないですか?

福井:でも、好きでやってる分、逆にちょっとこう、ストレス解消にもなったりするんで。考えてるときがこう、息抜きみたいな感じでもあるんです、はい。

山脇:前回の単独公演の、ブリッジの音楽とかも福井さんが? 

福井:あれは、僕が歌詞を考えて、歌ってくれる人にお願いしたパターンです。あの曲どうでした?

山脇:京都の拾得とかで聴きたい感じの曲で。あとで思い出して歌っちゃいました。

福井:ほんとですか? あの時だけしか使ってないんでもったいないなあって。

山脇:歌いたくなるメロディーラインでしたよ。

福井:小棚木もみじさんという方にお願いして、メロディとかは全部付けてもらったんで。その人がすごい、いい、才能ある人やなと思ってましたね。

山脇:単独の主題歌ってスペシャル感あっていいなーって。今度、私も単独公演やるので、やるに当たっての、心構えとか教えてください。

福井:単独やるんですか? コントやるんですか? 

山脇:いろいろやります。コントと朗読と短いお芝居と。朗読はせきしろさんがテキスト書いてくれたので。

福井:すごいですね。何時間くらい?

山脇:予定では70、80分くらい。まったくの1人じゃないですけど。ゲストが4人いて、ギースの2人と、しずるの村上さんと、サルゴリラの児玉さん。

福井:え、すごいメンバーですね。

山脇:みんな2SEE MORE出てくれてるひとです。気心知れた人しか呼べない。

サルゴリラの児玉さんの演技がすごくて、衝撃を受けたというか。

福井:サルゴリラの児玉さんが、山脇さんが作られてる映画みたいなのに出てらっしゃいましたよね。僕、それを、何かで観さしてもらったんですよ。そのときの演技がすごくて、衝撃を受けたというか。

山脇:アイアム映画祭の映画に出てもらいました。児玉さん、上手でしたよね。

福井:上手でした。あれは山脇さんの演出ですか? 

山脇:ほぼ何も、細かく言ってなくて、台本渡して、ぽんってやってもらって。

福井:お笑い要素というか、そういうのまったくなかったですよね。

山脇:もう『俳優さん』として。

福井:って、感じでしたよね。あれ、びっくりしました。

山脇:児玉さんは演技がすごい良い。なんでドラマ界はこの人を見つけないんだろう、って思います。

福井:ああ、確かに。芸人からすると、ああいう演技って、恥ずかしい、じゃないですけど。そういう見方しなかったら、すごい、いい。

山脇:よくやってくれたなあ、って。普通ちょっと照れちゃいますよね。

福井:照れると思います。あれよかったですよねえ。

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山脇:映画、お好きですか?

福井:僕、映画は好きで観るんですけど、めちゃくちゃ詳しいとかではないですねえ。東中野に住んでるんで、ポレポレ東中野さんに、たまに、次の日遅くて、東中野に18時19時くらいについちゃったときに、ぱっと観にいったりするんですけど。

山脇:最近、どういう映画を観ましたか?

福井:この前、ポレポレ東中野で観たやつめちゃくちゃ面白かったですね。ちょっと、題名忘れたんですけど……誰のやつやったかなあ。ああ、名前『ゾンからのメッセージ』っていうやつやったと思うんですけど。それね、すごかったんですよ。

山脇:日本映画ですか。SF?

福井:ネタバレしないほうが……でも、ちょっと違う目線での面白さもあるんで……100%映画だけっていう感じの……まあそれでも面白いと思うんですけど……ああ、言いたいんですけどネタバレしちゃうんで……アフタートーク付きで観せてもらったんで余計面白かったんですけど。言わないほうが……

山脇:わかりました! 情報いれないで観た方がいいんですね。

福井:はい。僕はすごく面白かったんで。

やっぱりグルメ漫画ですね。僕、小学校のときからなんですよ。

山脇:福井さんは、漫画読みますか?

福井:読みます。

山脇:どんな漫画が好きですか?

福井:僕、グルメ漫画むちゃくちゃ好きなので。

山脇:ああ、そうでしたね! 単独のときの映像ネタみたいので、『不倫食堂』っていうグルメ漫画を紹介する映像、観ました。

福井:『不倫食堂』は、ちょっとこうセクシーな本とグルメ漫画を掛け合わせたみたいな変な本なんですよ。

山脇:あれ面白かった、あと、グルメ漫画っていうと……

福井:『美味しんぼ』とか『クッキングパパ』とか。

山脇:あ、福井さんのブログを読んで『にがくてあまい』、読みたいなってなりました。

福井:今、グルメ漫画も色んなのあるんですよ。将棋の対局の間に食べるご飯専門の漫画で『将棋めし』とか。

山脇:へえー! グルメ漫画以外は読まないんですか?

福井:読むんですけど、でも、そんなこう、それが好きで、っていうほど読まないですね。やっぱりグルメ漫画ですね。僕、小学校のときからなんですよ。

山脇:えー!

福井:小学校のときから『ミスター味っ子』ばっかり読んでて。

山脇:なんでですか?

福井:なんでなんですかね。僕もそれがちょっとわかんないんですよ。みんな『ドラゴンボール』とか『キャプテン翼』とか読んでて。僕もそれは読んだりはしてたんですけど、でも一番熱中してたのは『ミスター味っ子』。

PANORAMA FAMILY:全く一緒です。俺も味っ子とか『美味しんぼ』、『味いちもんめ』……

福井:うわ、すごいですね。

PANORAMA FAMILY:なんでみんながドラゴンボールにハマってるのかわかんなかった。)

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山脇:なんでなんだろう? ごはんって、自分に近いからですかね、

福井:あっ、そうかもしれないですね。

山脇:戦いとかって、自分からは遠いけど、ごはんは。

福井:でも、それでいうとミスター味っ子は戦っちゃうんですよ。すぐ戦っちゃう。美味しんぼも戦っちゃうんですけど。でも、戦い方は優しい……っすよねえ。

山脇:「美味しい物を食べさせる」っていうのは。血は流さない。

福井:理由が何なのか、確かにわからないっすねえ。なんであればっかり読んでたのか。

山脇:決着がちゃんとつくから、とかですかね? 美味しい、って終りが見えるから。

福井:確かに決着は絶対につくし、ほとんどわかるじゃないですか。もう絶対に負けないじゃないですか。それも小学生ながらにわかってたんですよね、多分そのとき。絶対に負けない勝負やなこれ、っていうのはわかりながらも読んでたんで。……なんなんですかねえ。

最後に絶対ちょろっと作り方の欄ってあるじゃないですか。あそこ、読んだことないです。

山脇:実生活では、グルメですか?

福井:僕、好きです。ごはん食べるのとか好きですけど、でも、まったくつくらないです。

山脇:ご自分では。

福井:はい。絶対つくらないです。食べるのだけです。

山脇:グルメ漫画に載ってたあれの作り方、よさそうだからやってみよう、とかもないですか。

福井:ないですね。グルメ漫画って、最後に絶対ちょろっと作り方の欄ってあるじゃないですか。あそこ、読んだことないです。僕、本当に。

山脇:ははは。

福井:あそこ飛ばしてるのに、グルメ漫画好きって言ってるのおかしいなとは思うんですけど、読んだことないですね。

山脇:つくりたいとも?

福井:思わないですねえ。

山脇:一人暮らしのときも?

福井:まったくつくらなかったですねえ。

山脇:へえ……。

福井:話してるとちょっと、確かにおかしいなと思ってきましたね、自分が。グルメ漫画好きっていってるのに、つくってないとか、作り方読まないとか、あんまりよくわからないですね。

山脇:でもスポーツ漫画を読む人みんながみんなスポーツやるわけではないと思ったら……

福井:フィクションとして、楽しんでる、ってことですかねえ。

不安だったんですよ、1人で東京で知らない地区に住むの。

福井:でも僕、料理人の方に対するリスペクトはすごくありますね。めちゃくちゃかっこいいなって思います。

山脇:じゃあ、東中野でここはおすすめってお店はありますか?

福井:絶対、ご存知ですよね? 長いこと住んでたら。

山脇:5年くらい住んでました。

福井:じゃあ、絶対知ってる所しか言えないと思います。

山脇:どこですか?

福井:中華だったら十番。スパケッティだったらモーゼ。ラーメンだったら……最近ちょっと増えたんですよ。

山脇:へえ!

福井:『キナリ』っていうところと、『かしわぎ』と……最近、なんかね、他の地区から結構東中野に店を開かれる人が増えたみたいでラーメン激戦区になってるんです。

山脇:最後の方、呑兵衛しか行かなくなってたからなあ。

福井:『児ノ木』ってご存知ですか? そこもねえ、すごい美味しい。

山脇:知らないです。

福井:あと『しろぼし』は前からあったラーメン屋で、おすすめのお店です。元お相撲さんがやってる、ちゃんこ風のつけ麺専門店。あそこも美味しいんです。

山脇:ラーメンお好きなんですか?

福井:好きです、はい。ラーメンのグルメ漫画もすごい好きで。ツイッター、東中野付近のラーメン屋さんはもうほとんどフォローしてるんです。

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山脇:なんで東中野に住もうって思ったんですか?

福井:僕は、単純に、相方の宮戸くんが東中野に住むっていうのを聞いたんで。不安だったんですよ、1人で東京で知らない地区に住むの。それで、宮ちゃんと同じマンションっていうのを知った上で、最初、同じマンションの1階に宮戸くん住んでて、2階に僕が住んでたんです。

山脇:へー!

福井:宮ちゃんは嫌がってましたけどねえ。

山脇:ははは。

福井:嫌ですよねえ。

山脇:東京くるの怖かったですか?

福井:やっぱり不安はありましたねえ……。すみません、もう一軒あるんですけど、名前が出てこなくて……。

山脇:レコメンドしたいラーメン屋さんがもう1つあった、と。本当にラーメンお好きなんですね。

名言っていうか、哲学者みたいな感じでとらえてました。

山脇:音楽は何が好きですか?

福井:音楽……そうっすねえ。僕、あんまり音楽、昔から聴かなかったんですよねえ。

山脇:はい。

福井:あ、でも、ほんとうに、学生時代というか、そういう、青春時代に、一番こう、思い出と一緒に聴いたのは、Mr.Childrenですかねえ……

山脇:ほおー。

福井:……すみません、今の、一個前の「音楽聴いてない」っていうの撤回させてもらいます。一組だけすごい聴いたひといました。チャットモンチーさん僕めっちゃ好きで聴いてました。

山脇:えええ!

福井:歌詞がすごい好きで。ライブDVDも、3、4枚持ってます。

山脇:えー! すごい。すごいですね。え、歌詞が好きですか?

福井:歌詞、好きで。

山脇:すごいですね。

福井:そうですか?

山脇:え、だって、女の子の歌だから。どう考えても女の子の歌じゃないですか。

福井:確かに、奥さんもそれ最初言った時、ちょっとひいてました。「え? なんで……?」みたいなこと言ってましたね。

山脇:宮戸さんもaikoさんが大好きだし、GAGの3人中2人が、女性アーティストを好きなメンタリティを持ってるっていうのが、ちょっと納得いく感じもします。

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福井:チャットモンチーさん、好きでしたね。音楽というくくりに入れてなかったから、最初出てこなかったんだと思います。

山脇:別格になっちゃって。

福井:名言っていうか、哲学者みたいな感じでとらえてました。

山脇:そんなすごい。

福井:『東京ハチミツオーケストラ』っていう曲があって、「東京はそんなに甘くはないよって早く誰か教えてよ。『臭いものに蓋をする!』って田舎では習ったけど東京では通用しないわ、お母さん! でも成功したい!」ってお母さんに向けて歌ってる歌詞で、それがすごい好きで。僕、毎朝、それ聴きながら仕事に行くようにしてるんです。僕の応援歌みたいな感じで。

山脇:わあ。

PANORAMA FAMILY:チャットモンチーさん、それを聞いたら嬉しいでしょうねえ。

人生で考えて思い悩んでる時とかに、歌詞が入ってくる、みたいな感じなんです。

福井:聴かないですか? チャットモンチーさん。

山脇:あのー……『染まるよ』とか『8cmのピンヒール』とか、当時は私もやけにシンクロしてすごく聴いてて、カラオケとかで歌ってたんですけど……ちょっと、素直な感じがだんだん……。aikoさんもそうなんですけど、ちゃんと恋愛をしてるときに聴いてて、落ちついちゃうと聴かなくなる、みたいな……感じですかね。

福井:恋愛ソングっていう感じじゃないんですよね、僕の受け取り方が。人生で考えて思い悩んでる時とかに、歌詞が入ってくる、みたいな感じなんです。

山脇:へえー。

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福井:最近知ったんですけど、福岡さんと橋本さん、どちらもが歌詞を書いてらして。両方の歌詞がいいんで「あ、この歌こっちこの人なんや」みたいな。2人とも、いいマインドというか、持ってらっしゃるんやな、って。

山脇:京都にいる時に、やさぐれながら自転車をこいで聴いてました。

福井:なんかこう、頑張ろうと思ってる20代中盤から後半ぐらいのひとって、一番チャットモンチーさんの曲、響きそうな気はするんですけどね。

山脇:居酒屋のアルバイトから帰る帰り道に自転車こぎながら聴くのにぴったり来る感じ。

福井:その感じわかります。売れてる有名な曲、『シャングリラ』とかじゃないやつの方が、より刺してくるというか、そういう感じするんですよ。

山脇:チャットモンチーの歌の主人公は、アパートに住んでそうな気配、しません? 西日のさす……なんか、頑張るところに住んでる感じ。

福井:確かに。まだ成功してない、というひとですよね。

山脇:ちゃんと、値段を見ながらスーパーで野菜を選んでいる感じがする。

福井:そういうことですよねえ。そういうことだと思います。

山脇:はは。

掘り出してもらってる感じというか。自分で「そんな自分がいたんか」みたいな。

福井:こうしてお話させてもらって、自分のそういうのに気づいてきました。音楽は何が好きとか、聞かれたことがないんで。

山脇:そうなんですか?

福井:今まで「音楽聴かないな」と思ってたんですけど、チャットモンチーさんを好きなこと、DVDも買ってたのに気づいてなかったことにびっくりしました。

山脇:すごい好きじゃないですか!

福井:すごい好きですね。すごい好きでした。

山脇:好きすぎて音楽のくくりに入ってなかったっていうのが。

福井:入ってなかったですねえ。めちゃくちゃ好きでしたねえ。

山脇:GAGさんのこともわかってきた感じがします。

福井:ありがとうございます。あっ、そう考えたら、チャットモンチーさんの曲、単独ライブのコントの合間とかに使わせてもらってましたね。

山脇:あら。

福井:すごいですね、すごい、こう、掘り出してもらってる感じというか。自分で「そんな自分がいたんか」みたいな。

山脇:そんな言っていただけるとありがたいです。

弱すぎて、体育館に入っていっただけで、他のクラブから笑いが起こる、みたいな。

山脇:じゃあ、これからお写真撮るんですが。お写真は……得意ですか? というとみなさん「苦手です」って仰るんですけど、いかがですか?

福井:そうですよね、それはもう、もちろん苦手です。

山脇:心の準備は……?

福井:全然、できてます。高佐さんの記事は読ませていただいたんです。

山脇:狂った中学時代の。

福井:あれ、すごかったですねえ。

山脇:福井さん、中学時代はどんな感じだったんですか?

福井:僕、超弱小バレーボール部で、キャプテンやってたんですよ。でももうむちゃくちゃ弱くて、学校では笑い者というか、そういう集団でした。弱すぎて、体育館に入っていっただけで、他のクラブから笑いが起こる、みたいな。

山脇:ははは。なんでですか。

福井:ほんとに、すーごい、馬鹿にされてるクラブだったんですよ。

山脇:ポジションはどこだったんですか?

福井:僕は、センターでした。

山脇:大きかったんですか?

福井:いや、弱かったんで。1人、身長高い子いたんすよ、その子と僕が、一応センター対角でまわっていったら、って感じだったんですけど。本当に弱くて、アタック練習とかもできない。しても、みんなアタック打てないんで、全員が全員、フェイント。

山脇:ぽいーんと。

福井:ツーならまだしも、こう打ち上げて、セッター上げて、最後みんなフェイントするんで。

山脇:ははは!

福井:ほんとうにもう、全員フェイントくるってわかってるんで、相手チームもうみんな前で待ってるみたいな。めちゃくちゃ弱かったです、ほんとに。恥ずかしい、かっこわるい、優しいダサ坊ばっかりが集まってるチームみたいな感じでしたね。

山脇:可愛い部活。

福井:いい部活でした。悪い奴もいないし。

山脇:やあ、いい。いいですよ。

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福井俊太郎(GAG)
1980年8月18日生まれ。兵庫県高砂市出身。獅子座、O型。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。NSC大阪校27期。2006年3月にGAG少年楽団を結成。2018年6月2日に現在のトリオ名・GAGに改名。相方は坂本純一、宮戸洋行。大阪時代はbaseよしもと、5upよしもとに出演していたが、2014年2月に卒業、同年4月に活動拠点を東京に移す。2015年ABCお笑いグランプリ優勝。キングオブコント2017、2018と2年連続ファイナリスト。趣味はサイクリング、影マイク、猫、グルメ漫画、プロ野球スピリッツA。特技はバレーボール、Excel2級。2018年11月23・24日に弱い人たち第4回コント公演『ドント・ストップ・ミュージック』に出演する。
 
山脇唯
1981年8月3日生まれ。俳優。ヨーロッパ企画退団後はフリーとして舞台を中心に活動。2013年より「すいているのに相席」に参加、“ユーモア女優“の称号をバッファロー吾郎A、せきしろ両氏より賜る。NHK Eテレ「デザインあ」、NTTdocomo、Tokyo FM、東京ガス、他、ラジオCMを中心に声の出演も多数。2018年10月21日ポンポコパーティクラブマーケット、11月11日には座・高円寺にて「山脇唯単独公演『放課後なんかいらん』」、『12月浮世企画『SHIP(仮)』(作・演出/今城文恵)と年内は活動目白押し。
 
PANORAMA FAMILY
2006年頃結成。2009年1月、3MCから1MCへ。以降はゴメス1人のユニットとなる。 渋谷Organ.b第1火曜日mixx beautyを中心に、年間60本ペースで精力的にライブを行う。remix、客演、ビールケースの上から幕張メッセ(countdown japan fes 3年連続出演)まで、大中小規模なイベントに参戦する他、トラック、楽曲提供など活動は多岐に渡る。レぺゼン宮城県女川町スタイル。2014年から写真家として活動。SLIDELUCK TOKYOの第一回ファイナリストに選出される。雑誌STUDIO VOICEでとりあげられる。2016年3月写真集「fastplant」発売するも即SOLD。
2017年12/4~12/17に個展『PARANOIA SLAPPYS』を行い、同タイトルを冠した写真集を発売。新作photo zine『Don't mind others, your dance is awesome/周りばっかり気にすんな、お前のやり方で大丈夫だから』発売中。

 

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