5年前と同じことをやろうとしてもしょうがない
──久々にやることになっての抱負と言うか、前向きなお言葉は?
真也:そこはおそらく、いつも通りと言うか、3人通りと言うか。それしか出ない(笑)。まずは練習ですよね。3人のグルーヴがあると思ってるので。
──3人とも、前着てたスーツは入りそう?
PATCH:やばいねぇ。スーツ作ってくれる人を募集したい。練習の前にダイエットしなきゃ。大人になったから、ダブルのスーツに雰囲気変えてみるとか(笑)。
ウエノ:今の感じでいいよ。5年前と同じことをやろうと思ってもしょうがないでしょ。今の、年取っての感じが出ればいい。
──今の感じで曲やるとどうなのかね?
ウエノ:やってないから分からないよね。5年間生きてきて、みんなそれぞれ経験してるわけだから、それが出ないと意味ないでしょ。
──それはそうだ。ウエノくんがまさかthe HIATUSに入ると思わなかったし。
ウエノ:(苦笑)増子(直純)さんから「楽しみにしてるぞ」ってメールが来ました。広島のさ、つけ麺のPR大使になったっぽくて。「俺、大丈夫かな?」ってメールが来て。「頑張って宣伝して下さい」ってメールしたら、「レディキャロ楽しみにしてるぞ」って返事が来た。
──PR大使って、ラー油繋がりじゃなくて?
ウエノ:分かんない。「うまい!」って言ってた(笑)。俺と吉川(晃司)さんにメールしたらしくて、その日の広島のライブで、「2人からお墨付きをいただきました」って言ったって(笑)。
大塚:(笑)新曲は作らないんですか?
ウエノ:その前に昔の曲を思い出さないと。
──思い出すより作るほうが簡単とか?
ウエノ:もしかしたらねぇ。あと全曲カバーとか。やってみないとねぇ。持ち時間は?
大塚:35分から40分で調整してます。
PATCH:長いねぇ。いっぱい出るから20分とかでいいかと思った。
──レディキャロは曲短いからいっぱいできるんじゃない?
PATCH:引っ張っちゃったりして(笑)。
真也:「ルート66」ならいくらでも回せます(笑)。
──レディキャロはアルバム5枚ぐらい出してますよね。
ウエノ:意外と曲あるんだよね。
PATCH:そこから定番をね。
真也:何を持って定番とするかというところも。
──昔のセットリスト見たり?
PATCH:あの曲ウケてたよなって(笑)。
──そう言えば、レディキャロって最初違う名前だったんじゃなかったっけ?
PATCH:うん。ラヴレターズ。
真也:いたんですよね、その名前で活動してる人が。
──どっちにしろ可愛い名前を選んじゃった。
PATCH:そういう気分だった。
ウエノ:当時は、どういう名前にしたらTシャツが売れるかって考えてた。
真也:基準がそこでした。
──再結成したらまたTシャツ作ったり?
真也:その辺も全然考えてないです。
ウエノ:限定50枚ぐらいで、俺らの呑み代になるぐらい、昔の復刻とかいいかもしれない。版あるのかね?
真也:どうかなぁ。ちょっとだけ変えたり?
PATCH:“2014”って入れたり。
真也:せっかくだからねぇ。でも売れなかったら哀しいからねぇ。
ウエノ:在庫抱えたらもう1回やる?
真也:基準が物販?
PATCH:10月にGYOGUN REND'Sもやるんで。SHELTERで。
──トミーとキング元気ですか? どっかで会った記憶がある。
PATCH:それこそLOFT出ました。2009年にマミーズが来た時、DADDY-O-NOVさんのイベントで。あの界隈に行くのは怖かったんだけど、マミーズはアメリカでも泊めてもらったりしたんで、キングとトミーはやりたがってたから。バー・ステージでやったんですよ。楽しかった。音がしっくりくるなぁって思いました。
──レディキャロもまたLOFTで見てみたいなぁ。再結成とか活動再開って、お客さんは昔見ようと思ってたのに見れなかったのが見れたら嬉しいみたいな。11月30日を楽しみにしてる人、けっこういるんじゃないですか。
ウエノ:騒がれるには小物すぎるよね(笑)。
真也:おこがましい(笑)。
ウエノ:まぁでも、楽しめればいいよ。
真也:そう、ライブ見て楽しんでもらえれば。俺らももちろん楽しみですし。