LOFTは今でも憧れのライブハウス
──最近も、それぞれLOFTに出る機会はあるでしょう?
ウエノ:最近は俺、LOFTで立って弾いてないんだよね(笑)。武藤昭平と出てるから。立って弾いたとしても、怖い先輩方と一緒だったりとかして。(仲野)茂さんとか池畑さんとか。そういう匂いがするから好きなんだけどね(笑)。イベントもチッタじゃなくてLOFTでやってほしいんだけどなぁ。だって今はなかなかLOFT取れないんだもん。
大塚:(笑)急なんですもん。
真也:もし急にスケジュール空いちゃったらどうするんですか?
ウエノ:そしたらニューロティカのあっちゃんに連絡するんだよ(笑)。今度俺ニューロティカのイベントに出るよ、イノウエアツシさん生誕50周年。でもその時もまた立って弾けないんだよね(笑)。
PATCH:そろそろ立って弾きたいんだ?(笑)
大塚:共演マグミさんですよ。
ウエノ:LOFTでやるとなると、そうなっちゃうんだよねぇ。もう少しフレッシュなところを…。
真也:僕らが知らないだけで、若いヤングなバンドマンも出てるんですよね?
大塚:出てますよ(笑)。
──接点ない(笑)。
真也:ないですし、向こうも知らないしねぇ。世代が違うとねぇ。
大塚:Droogは?
ウエノ:ああ、知ってる。(Rooftopを見ながら)あとザ50回転ズとか。そんなに若くねえなぁ(笑)。パーソンズとか戸川純とか。
真也:そんな仕上がってる人のハコ? でも裏を返せば、みなさんまだまだやってるという。
大塚:今回イベント組んでて、自分がライブで感動するバンドを選んでいったら、中心が40代だったんです。a flood of circleとかいなかったら大変なことになってる(笑)。
ウエノ:(岡峰)光舟(THE BACK HORNのベース)はねぇ、元LOFT店員だもんねぇ。
大塚:BACK HORNが35歳ぐらいですね。
ウエノ:それでも俺らはまだ若いほうだからねぇ。だって、怒髪天だって年上だし。LOFTの中では俺らはまだ新人(笑)。
──そういう気持ちになれる場所?
ウエノ:そうだね。先輩とかとやると、背筋伸びるじゃん。(11月30日のフライヤーを見ながら)これ(NEW ROTEeKA)って、修豚さんとか出るってこと? JACKieさんとか。
大塚:出ます。11月29日にLOFTでワンマンやります。
ウエノ:出た! 井上さんLOFTに就職したほうが早いよ(笑)。それに比べたら俺らなんか全然まだスパンは短いから。ニューロティカに比べるとねぇ。
──LOFTらしい話になってきた(笑)。
ウエノ:ハコってそれぞれ匂いがあるじゃない。俺にとっては、LOFTは憧れてた人たちが出てたというのがあって。それがもう、ひとつのハコの匂いと言うか。お客さんとか、ミュージシャンもそうだけど、そういうのに惹かれて行くんじゃないの? だから今でも憧れの場所と言うか。今回の話も、LOFTに言われなかったら、という感じだもんねぇ。
──それで活動再開することに?
ウエノ:LOFTに言っていただけたんで、というのが大きいね。とりあえずやりますよ、11月30日。頑張りますよ。何も決まってないけど。
真也:やらせていただくと言った以上は。
ウエノ:まずは個人練習から。
──その後の予定はあるんですか。
ウエノ:まぁ、誘われりゃあね。
真也:それぐらいの感じ。誘っていただくこと自体が有り難い話なので。もしどっかで言っていただければ、3人が大丈夫なら。
──久々に3人集まってみてどうですか?
ウエノ:まだ練習もしてないから分かんないね。
真也:これからスタジオに入るから。今日初めて、3人揃ったのは。
ウエノ:まずは曲出し。これできるかな? みたいな(笑)。それからですね。楽しみにしてくれてる人の1人や2人はいると思うので。
──これまで、またやろうかみたいな話はなかったの?
真也:いつか忘れましたけど、武藤さんが。
ウエノ:昭平が誘ってくれたりとか、「RED GENERATION」に誘われたりとか、あったんだけど。
真也:タイミングが合わず。