日本でのツアーとヨーロッパツアーを経て手に入れたいものとは
── 少し前の話になってしまうんですが、昨年10月にSHIBUYA-AXで活動再開のライヴがありましたけど、あの時ってどうでしたか?
Яyo:すごく緊張しましたけどね。ひさびさの大きい会場でのワンマンだったので、心臓がバックバクでした。でも気持ち良かったです。お客さんが「やっと帰って来たー!」みたいな温かい感じで迎えてくれたので、ショーとしてはすごくやりやすかったし、あの時はまだリリース前だった『MONSTER』の曲も何曲かやったんですけど、お客さんが必死に音を聴いてノってくれてる感じが伝わって嬉しかったです。
── その前に渋谷WWWでのワンマンもありましたが、SHIBUYA-AXはようやく戻って来れたという感じはあったんですか?
Яyo:ワンマンってこんな感じだというのは思い出しましたね。
── ひさびさのワンマンで、みなさんステージを走り回ってましたけど、体力的には大丈夫でしたか?
Яyo:30分ライヴも2時間ライヴも体力の使い方は変わらないですからね。
愁:俺はとにかくライヴがやれて嬉しかったかな。
左迅:嬉しかったから走っちゃった(笑)。
愁:5年ぐらい前に一度SHIBUYA-AXでライヴをやってるんですけど、その時は楽しめる余裕がないぐらいで、今回は客席を見渡せるぐらいの余裕はありましたね。今でも客席の感じが鮮明に焼き付いてます。
── 左迅さんはお客さんの表情を見た時どう感じました?
左迅:活動休止するって言わないで休止してたんで、それでも待っててくれたっていうのがありがたかったし、それがあったから頑張って這い上がって来れたんだなっていうのもあって。その後ツアー回って、帰って来てくれてありがとうっていう手紙をもらったりしたのも嬉しかったですね。
── そして、4月1日の渋谷CLUB QUATTROを皮切りに『girugamesh 2014 tour“MONSTER”』が始まり、5月・6月には『girugamesh 2014 Europe tour“MONSTER”』がスタートします。まず、日本のツアーに対する意気込みを聞かせて下さい。
左迅:『MONSTER』と『LIVE BEST』を引っさげてのツアーなので、この2枚は聴いておいて欲しいなって思うのと、『MONSTER』の曲はこれからオーディエンスと一緒に成長させていこうと思っていて、これからのライヴでどれだけ化けるのかが楽しみでもあります。ライヴをやってくうちに、また歌いたいことも出てくると思うし、海外にも行くのでいろんな景色を見て、いろんなことを感じて吸収するツアーにしていきたいですね。そしたら次の作品にも繋がっていくと思います。
── 弐さんは日本でのツアーについてどうですか?
弐:全公演にオープニングアクトさんがついていて、熱いバンドがたくさん出るので、いいところを吸収してそれをギルガメッシュに還元出来たらいいなと思います。
── ではヨーロッパツアーについてはЯyoさんどうですか?
Яyo:ヨーロッパツアーは3年ぶりぐらいになるから、待っててくれてる人もいると思うし、楽しく回れたらいいかなって思います。
── 愁さんはどうですか?
愁:僕は、例えばSHIBUYA-AXとかだと多くのスタッフが関わっていて、ゲネプロというものをやって、良い緊張感も変な緊張感もあるんですけど、ヨーロッパツアーは連日ライヴということもあって、ゲネプロがない分ラフな気持ちでライヴが出来るというのも良いなと思っていて。これだけまとまったツアーもひさびさなんで、ここでいっぱいパワーを蓄えて日本に戻ってきたいですね。
── こうして結成10年でベストアルバムがリリースされて、日本やヨーロッパでツアーがあって、昨年は活動休止していろいろと不安になったファンの方もいっぱいいると思うので、ようやく安心して応援出来ると思っていると思うんです。今年はこのツアー後は動きとしてはどんなイメージをしていますか?
左迅:まだまだいろいろ考えてます。
Яyo:まだ発表は出来ないですけど、たぶん倍以上あるんで。
── ライヴもかなりやるんですか?
左迅:多めですね。
── 音源はまた作っていくんですか?
Яyo:作っていきます。今年はリリースもたくさん予定しています。
── 10周年ですもんね。
Яyo:そうですね。だから楽しみにしといてください。
── 今年はお祭りですね。しかも今年で30歳になるんですよね?
左迅:Яyo以外30歳です。
── 30代に入ったら、また音楽に向かう思いに変化がありそうですよね。さらに腹を括るというか。
左迅:覚悟は決まりますよね。ここまでバンドとして生きてきて、後戻りは出来ないですからね。突き進んでいくのみですね。まずは、今年の10周年をみんなで祝おうだな。
一同:応援よろしくお願いします!