11月29日の新宿BLAZEのワンマンにて、ミニ・アルバム『鵺-chimera-』のリリースと、1月24日からのワンマン・ツアーを発表し、会場を歓声と熱気で沸かせた、Vo.左迅、Gt.弐、Ba.愁、Dr.Яyoの4人からなるバンド、ギルガメッシュの約1年4ヶ月ぶりの音源。彼らのサウンドはここ数年、さらに加速度を増して進化していると思う。彼らのライブでモッシュやサークルが起こるようになるとは、誰が予想できただろうか。重厚でラウドな音はさらに激しさを増し、そこに左迅の厚いデス・ヴォイスが層を重ねる。激しいだけではなく、心地良く入ってくるメロディや歌声も持ち合わせている。歌詞からは苦悩する気持ちが伝わってきて、聴いている自分も胸が苦しくなったり、迷わず突き進めという熱いメッセージに心強さを感じたりと、左迅の詩の世界にも引き込まれる。進化し続けている彼らの音楽からますます目が離せない！ そしてこれからの彼らの活躍がとても楽しみだ。（新宿LOFT：河西香織）