新宿ロフトにて開催する「激ブライアンカナブンブン丸」公演に向け、Brian the SunとKANA-BOONによる対談を敢行!「今」の彼らがギュッと詰まった等身大の話を伺う事が出来ました。
若手勢の中でも異例の早さでソールドアウトを叩き出した本公演は、沢山の期待を背負っての開催となりそうだ。
(樋口寛子/新宿ロフト)
何年か後にちゃんと名前が挙がるようになっていたいよね。
(Brian the Sun Vo&G 森良太)
—新宿ロフトでお互いのレコ発記念ライブを開催するにあたって色んなお話をお伺いしたいのですが、皆さんが出会ったいきさつから聞かせてください。
白山:初めてKANA-BOONと対バンをしたのは2年位前じゃないかな? 前からお互い名前は知っていたのですが、フィールドが違う事もあって、中々対バンする機会がなかったんですよ。彼らは大阪の堺で活動をしていて、僕らは天王寺で活動をしていました。
谷口:都会だな。
飯田:川、越えている(笑)。
白山:初めて対バンした時に2日連続で対バンしたんですよ。その2日間で急速に仲良くなりましたね。
谷口:出会った頃はもっとお高い奴かと思っていました(笑)。
森:誰にでも言われるんですよ(笑)。
飯田:当時は劣等感が凄いあったな(笑)。
—Brian the Sunの皆さんは、KANA-BOONの第一印象はどんな感じでしたか?
飯田:イモ臭いと思ったでしょ(笑)?
森:「バンド名大丈夫か?」と思ってライブを見たら、めっちゃかっこ良かった。仲良くなれたらと思っていたので、ライブが終わってからお互い近況等を話したりしながら、「明日もあるし頑張ろうぜ!」と話したのを覚えている。
白山:ちゃんと話したのはそこが初めてですね。
—「堺」、「天王寺」それぞれの街は全然違うのですか?
森:大阪ってわりと地域で固まる所があるんですよ。堺は堺のライブハウスシーンみたいなのがあって。天王寺は天王寺のライブハウスシーンがあって。ライブハウスの人がコンセプトを持って企画しないと中々対バンしない感じなんです。堺で活動をしている人は、ライブハウス自体がキャラも濃いし愛着もあるし、堺代表みたいな軸をそのまま出している感じですね。俺は天王寺代表みたいに勝手に思っていました。
—2年前に初めて対バンをしてから、その後は対バンする機会はありましたか?
白山:去年末にKANA-BOONが企画に呼んでくれました。その時の打ち上げで話せた事もあって一緒にやれたらなと思いました。KANA-BOONも「ゆとり」というイベントをやっていたしね。
森:その企画は大阪でも話題になっていたりして。
谷口/飯田:ありがとうございます(笑)。
森:KANA-BOONは大阪のバンドマンの間では話題になりましたよ。
—色んな偶然が重なって、まさか東京で一緒にレコ発ライブをやるとはね。
森:凄いタイミングが良かったよね。
飯田:本当そう思う。
森:奇跡的なタイミングでビシッと合ったので、良いタイミングで盛り上がれましたね。
谷口:仲が良いだけじゃ意味がないもんね。
白山:お互いリリースタイミングが重なってロフトで出来るという。
—最近は関西勢の勢いをもの凄く感じます。
森:大阪のライブハウスの人がもの凄く頑張っているからなんですかね。ライブハウスのブッカーの人達がバンドを育てようとしてくれていた事が大きかったかもしれません。
白山:それを見ていた神戸や京都の人達が大阪に負けてたまるかとなったから、結果的に関西が凄いってなったかも。
森:長い目で見てるという事をしてくれますよね。高校生の時に出演しても良い所を伸ばそうと接してくれたりして。たまたまそうなった事ではないと思います。
—また皆さんのような若いバンドが新宿ロフトでレコ発ライブをする行動力が、大なり小なり影響を与えるような気がしてとても楽しみです。
白山:影響を与えたいよね。その勢いの中に僕らがいれたらいいですね。
森:何年か後にちゃんと名前が挙がるようになっていたいよね。