ファンレターなるものをたまに貰う。
山ほどいる芸能人の中で、私のような馬小屋のようなところで産まれ、拾い食いばかりしてきたようなどこの馬の骨か分からない女にファンレターを出そうという人間は、かなりの変わり者だと思うが、実際、ファンレターの内容も結構トリッキーだったりする。
ケース1:814万を貸してくれというファン
要約すると、お母さんが難病で治療費が必要だと。
自分も母親も大久保さんの大ファンなのでぜひとも治療費814万を貸して欲しい。
母親の死亡時の保険金の受取人を大久保さんにしてもいいし、なんなら大久保さんの好みの男性を1人紹介させて頂きます。
明日の午前中までに下記の口座に振り込んでくださいと。
でもって、本当に口座が書いてある。
突っ込みどころ満載。
金額が半端だし、ファンだからお金貸して欲しいはおかしいし、母親が死んだ時も想定しちゃってるし。
何より、男を紹介するからいいだろみたいなのは、馬鹿にし過ぎだし、814万は高すぎだろ。
ケース2:清水市在住の68歳のおじいさん。
最初のファンレターは、1年前くらい。
和紙のような便箋に達筆で、大久保さんに質問がありますと。
「好きな匂いと嫌いな臭いを教えてください」
私のファンだからこういう質問もアリなのかなと、返信用の封筒も入っていたのできちんと返事をしました。
「好きな匂いはラベンダーの匂いで、嫌いな臭いはおならの臭いです」と。
すると、それから半月後、再度同じ方からファンレターが。
でもって、またもや「好きな匂いと嫌いな臭いを教えてください」と。
前回の解答に不満があるのか、同じ質問が。
そうは言っても、答えは変わらないので
「好きな匂いはラベンダーの匂いで、嫌いな臭いはおならの臭いです」
と同じことを書いて送ったところ、またしても同じ方からファンレターが。
で、まさかの同じ質問。
なんて書けば納得するのか分からないので、現在保留状態。
単純な変態なんだろうか?
ケース3:恐怖のドラえもん。
ハガキに血眼で全身包帯だらけのドラえもんが書いてあるのみ。
もう恐いよ。何のメッセージだよ。
このようなトリッキーファンレターと、あとは「本気で付き合ってください」と携帯番号が書いてあったり、写真が同封されていたりのマジモードのファンレターもたまにいただく。
私って手が届きそうなんだろうな。
まぁ、芸能界一、手が届きやすい芸能人という自負はありますんでどしどし送ってください。
大久保佳代子
1971年5月12日生まれ
愛知県出身
人力舎オフィシャルサイトhttp://www.p-jinriki.com/
人力舎内オアシズオフィシャルサイトhttp://www.p-jinriki.com/pc/talent/oasiz/