ちょっと前ですが、ほんの一部のネットニュースを騒がせていた私の「整形疑惑」。
あきらかに目を二重にしたという内容に対し、「こんなどうでもいい整形疑惑は初めてだ」「見事な負け戦」「焼け石に水」「ブスはブス」などまだまだかわいいレベルのものから「末期がんの人の虫歯が治ったレベル」と書き込んだ人の性根の悪さに引きまくるコメントまで。
はっきり言わせてもらいますが、整形はしておりません。
大久保佳代子、身体にメス一ついれておりません。
そしてまだ誰のものでもありません。
真相は、リアルに加齢とともに元から瞼にうっすらあったシワがはっきりしてきたのと、最近アイメークをきっちりやるようになったから目の印象が違うのかなと。
なんで勝手に整形したって騒がれて、その嘘情報に対し、どう考えたって悪口だろって事を連発され、でもって蓋を空けてみたら単なる老化って。
私って可哀想じゃないか。
整形したなら公言して面白おかしくネタにしますよ。
「ヘルタースケルターに触発されました」とか。「高嶋政伸の奥さんの美元に対抗して」とか。
それに、するならもっと早くしているでしょ。
私、自分の顔がちょっと人よりおかしいんじゃないかと初めて思ったのって小学校3年生の時。
当時、雅彦君っていう好きな男の子がいて。
雅彦君、やんちゃなガキ大将タイプ。
奥手な私は、雅彦君に話かけることなんて出来ず、チラチラ見ることが唯一の楽しみだったりして。
で、ある時。いつもよりチラ見が多すぎたのかな。かつ、その視線がいつもよりじっとりとしていたのかな。
目が合うや否や「こっち見てんじゃねーよ!」と消しゴムをぶつけられて。
そうは言っても、当時、流行っていた匂いつきの錬りケシが弧を描くようにふわっと飛んできただけよ。
当時から意味不明なポジティブシンキングをしがちな私は「雅彦ったら私の事、気になってんだね。これは、好きな女の子にちょっかい出すアレね」と前向き理解を。
だから、またチラチラ見ちゃうよね。
すると今度は、普通のプラスティック消しゴムが結構な速度で飛んできて。
それでも「もうマー君は、不器用なんだから」とまだまだ前向きに居座ろうとしたところ、ついにはザラザラ触りで有名な砂ケシがぶつけられてる側の感覚だからかもしれないけど、F1並みの速さで耳の横をかすっていき。
耳、取れたかと思ったもん。取れてなかったけど。
そこでやっとこ気付いたの。
「あっ、雅彦君は本当に私に見て欲しくないんだな」と。
私が美少女だったら見ていても良いんだろうけど、私の顔、若干、カバに似ていたから。
そう、その頃のあだ名が「カバ子」だったわ。
これに関しては、どう考えてもポジティブシンキング出来なかった。
「カバヤのジューCのカバのキャラクターにちょっと似ているかな」が限界だった。
その後の私の顔の言われ様を記憶の範囲で挙げると、オウム真理教の麻原の3女・アーチャリー、菅原洋一、松本清張、ブッチャーブラザーズのぶっちゃぁさん…。
何? このラインナップ。めちゃくちゃ面白いじゃない。
そうだね、面白いから今後も整形はしません。
そして永遠に誰のものでありません。
書き終わり、今知りました。
残念ながら今回、最終回みたいです。
ストッパーなく気楽に色々書かせてもらい感謝です。また会える日まで。
大久保佳代子
1971年5月12日生まれ
愛知県出身
人力舎オフィシャルサイトhttp://www.p-jinriki.com/
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