最近、顔を白塗りにする仕事が多い。
歌舞伎メーク、レディ・ガガ、舞子、目玉のおやじ。妖怪人間ベラなどなど。
もはや大久保佳代子そのもの率が、半分あるかないか行きかねない勢い。
白塗りは白塗りした人にしかわからないストレスが非常にある。
一度、小梅太夫やらゴージャスやらと「白塗りあるある」を話したいくらいだ。
いや、やっぱりしたくない。
そもそも、ただでさえ肌のくすみが半端ないのに、毛穴を塗料で埋めるという行為は本当に嫌。もう最近のスッピン時の顔色、アスファルトに近い色合い。
でもって、顔に塗料が塗ってあると顔を触れない訳で、これが意外と不自由。
触ったつもりがなくても触っていて、手に付着してからの衣装に付くみたいな流れもあるし。もうイライラが止まらない。
そんなんもありながら一番嫌なのは、基本的にダメなこと言いますが、見た目で笑われたくない。
仕事上、ありえない事だと分かった上で言いますよ、不恰好さを笑われたくないの、私。
40歳超えてから特にこの傾向は強い。
恐らく、現在、本気で恋愛をなんとかしたくあがき中で、白塗りメイクをして笑われている女を好んで好きになる男性は少ないと思われる訳で。
なんなら最近、言われて一番嬉しい言葉は、
「大久保さんって、綺麗ですよね」やら「全然可愛いですよ」やら。
「面白いですよ」はそんなにいらない。
私の必死さは、このコラムでも言ってますが、日々の「抱かれる身体」になるトレーニングとか金にものを言わせての高級美容液だったりとかなり本気。
その成果も徐々に出てきているのも事実。
Twitterなどで「大久保さん」検索をたまにするんだけど、「俺、意外と大久保さんイケる」とか「最近、視力が落ちたのか大久保さんが可愛く見える」とか「ブス専だと思われてもいい。大久保さんキレイ」とか。
大手を振っての褒め言葉ではないけど、こんなんが増えつつあって。
なのに、ここに来ての白塗り仕事の多さと言ったら…。時間が無いのよ、私には。
うーん、本当は、「白塗りしてみんなに笑われている佳代子が可愛い」と言ってくれる男がいれば一番良いのだけど。
女芸人、仕事と恋愛は両立するかなんてテーマあるけど、今の私は「NO!」。
なんなら今は、持ち味(?)の下ネタだって言いたくない。
かつては、棒的形状のものを見つけたら、なんとか利用してやろうって思っていたし、「ソックス」「ミックス」なんて見つけたら、何とか言い間違えてやろうって狙っていたのに。
いやいや、こんなん言っていたら恋愛も出来ない上に仕事も無くなってしまう。
下ネタを笑って許してくれる、いや下ネタへの理解がある男性。
エロ詩吟でおなじみ天津・木村さんとかエロ医事漫談のケーシー高峰さんのような人なのかな。でもって、白塗りに理解がある男性が小梅太夫かゴージャスか…。
ごめんなさい。4人ともないと思います!
大久保佳代子
1971年5月12日生まれ
愛知県出身
人力舎オフィシャルサイトhttp://www.p-jinriki.com/
人力舎内オアシズオフィシャルサイトhttp://www.p-jinriki.com/pc/talent/oasiz/