大久保佳代子劇団第二回公園が無事に終わり一段落。ここ1ヶ月、休みがなかったので、思い切って一人旅へ。一人旅なんて、正直、暗いモテない女が、自分に酔うためにするんだと思っていた。
ところがどっこい、まさしく今のわたしがそう。
彼氏はいないわ、女友達は若干煩わしいと感じるわ、なんか自分を見つめ直したいなぁと思ってしまった今日この頃、まさに一人旅絶好の時期。周りの、もれなくブスの一人旅常習者の話を聞くと、「神社で御朱印をもらう旅っていいよ」やら、「青森〜函館を寝台列車で行くのは最高だよ」とか初心者には難易度が高いプランをお勧めをされ。
2日の連休。記念すべき最初の一人旅…。
考えた結果、初心者の私としては、夜ご飯くらいは友達と食べたいなぁとなり、地方の友達の家を訪ねる事に。
そうだ、富山に地元の同級生が住んでいる。
早速、当日の昼に電話。
「もしもし、突然で悪いんだけど今日って夜、何してる?」
「うーん。えっ? 何で?」(既に警戒体制)
「今日、富山に行く用事があって夜ご飯でもどうかな?」
なんか一人旅って言いたくなくて。
「今日でしょ? 今日か…。いいんだけど子供が風邪気味で、8時には寝かせたいし…何時に来る?」
なんて健全タイム。て言うか、あきらかに歓迎されてない。
「ごめん、じゃぁ、大丈夫。突然ごめんね」
うーん、他にはいないかな?
いた、沼津にいた。昔から、何かにつけて軽めの女がいた。
「今日、夜、沼津にいるんだけど、ご飯しない?」
「いいよ」
即決。昔は、軽いことを軽蔑したこともあったけど、やっぱり有難い。
沼津駅前のビジネスホテルを予約。
近隣の温泉宿の、天然温泉に入れる日帰り温泉プランを。通常泊より3000円くらい高いけど、一人旅だもんリッチにね。しかし、温泉宿がまさかの遠い遠い。気軽にタクシーに乗ったら片道2500円。往復5000円。3000円と足して8000円。この温泉宿に食事付で泊まれそうだけど。ぶつぶつ言いながら戻って友達とご飯。子供がいるからと自宅へ招かれて。
まぁ、子供がうるさいうるさい。気づくと私のiPhoneをいじくり回して。充電器を持ってきてないから、ゲームとかしないで欲しいんだけど。イライラしながらあっという間に食事終了。
何の記憶か、「佳代ちゃんって、飲むとあんまし食べなかったよね」とのことで上品にエビやら豪華お刺身と煮魚と。こちとら白飯が食べたかった。
そこから一人街に繰り出す勇気もなく。地元猟師と出会い、きれいに一本釣りされるまでは想定内だったけど、急に尻込み。一人ホテルに戻り、カップラーメンをすすった。iPhoneの電池が残り僅かだから、明日の予定も調べられないし、暇つぶしのTwitterも見れない。早くも帰りたいと思った初日。
2日目も、こんな感じなんで省略。
大久保佳代子
1971年5月12日生まれ
愛知県出身
人力舎オフィシャルサイトhttp://www.p-jinriki.com/
人力舎内オアシズオフィシャルサイトhttp://www.p-jinriki.com/pc/talent/oasiz/