ごきげんいかがですか。ハローハロー。但野ニャン丸です。
今回で5回目のコレです。このコラムは最初の話では、全6回との依頼だったはずなので、これがセミファイナルってやつですか。ごほん。
人にはそれぞれ、初めての体験があるのです。今、自分がこの道を歩くきっかけとなった出来事があるはずです。思い出してください。強烈な初体験により、今の自分が形成されているのです。
と、ルーフトップ読みすぎて、ついついゲッターズ飯田さんっぽくなってしまった。
ズバリだ。
私の萌え初体験は、「時東あみ」で間違いないと思う。
ちなみにハッキリさせときたいのだが。私は時東あみのファンだったわけではない。
アイラブ時東あみ。という感情は、一度も言葉にしたことはない。テレビや雑誌をチェックしたり、ネットで検索してみたり。そーゆう簡単なことすらやったことがないのだ。
しかしだ。私がまだ実家暮らしのウブなネンネ期。初めてテレビで彼女を見かけたとき。圧倒的な「ヤバさ」を感じた。
うかつに「ねぇ父さん、この人可愛いねぇ(#^_^#)」などと言葉にしてしまったら最後。自分の中のナニカが壊れ、どこまでも引きずり込まれてしまいそうなヤバさを感じた。人生を変えられる予感がした。とにかくアブナイのだ。
そのとき、自分の心理がどうゆう状況か理解できなかった。今思えば、恐怖に近かったのかもしれない。恋を超えた感情の可能性もある。そのときの私は、あまりに臆病だったため。彼女を避けた。気にしないフリをした。しかし、強烈にインプットされた破壊力抜群の名前だけは、ずっと消えなかった。
おそらくこの時期、時東あみにより人生が変わった人は、大量にいるのではないだろうか。女は眼鏡かけててナンボだろうが! と狂ってしまった人も少なくないだろう。
今日までいったい何年かかったのか。私は、今この瞬間から、時東あみが好きだと言える。やっと言える。
「やっほー! 俺、時東あみが好きだよー!」
まずは情報収集だと、さっそくネットで検索したところ、なんと歳下だった。なんとなく勝手に、お姉さん的な目線で見てた。私は若く見られることが多いのだが、29歳という、若手ミュージシャンとして売り出すにはあまりに絶望的な、ギリギリオッサンなので、まぁそれも納得か。
しかし! 時東あみが永遠の少女であるように、私も永遠の少年である。すべてのボーイズアンドガールズよ。無駄に自信過剰であれ。明日を狙い撃て。
……なんだこれ、ワケワカラン。
profile
最終少女ひかさ:“北海道の最終兵器”との呼び声も高い5人組ロックンロール・バンド。2013年晩春に札幌市水車町で結成。昨年、札幌のみで発売したシングル『関係者でてこい』が海を越え全国各地で話題に。今年3月に発売したタワーレコード限定シングル『いぎありわっしょい』とMVが各メディアを席巻、ライブの動員も急上昇中。