第1回「1991年 DOOM『HUMAN NOISE』」

2020.08.20

「LOFTと私」五辺宏明

第1回 1991年

レコード＆昭和プロレス愛好家のゴベと申します。縁あって今回からこちらで執筆させていただくことになりました。何卒よろしくお願いします。

1990年に栃木の田舎から18歳で上京。ブランクを挟みながらも、30年経った今でもライブハウスに足を運んでます。とりわけ90年代半ばから2000年くらいの時期は、月に20回以上観に行くこともざらでした。よっぽど暇だったんでしょうね。

私の初ロフトは1991年5月22日。西新宿の小滝橋通り沿いにあった時代のロフトです。上京した当初は海外アーティストの来日公演を月に一度くらい観て満足していましたが、意を決して観に行ったOUTRAGEの熱量の高いプレイに感銘を受け、ライブこそ未体験だったものの高校時代からレコードやデモテープを聴いていた国内スラッシュメタルバンドのライブに通うようになったのがこの頃。CASBAH、UNITED、そしてDOOM。

初代ドラマーの広川錠一氏の後任としてGASTUNKのPAZZ氏を迎えて制作された初のフルアルバム『HUMAN NOISE』を同年3月に発表したDOOMのワンマン。初めて観たDOOMの強烈な存在感と演奏力に圧倒され、帰宅後もしばらく放心状態だったことを今でも覚えています。

9月5日にはDOOMを観にロフトを再訪。そして初シェルターは11月9日。CASBAHとROAD CRUISEのツーマンでした。

DOOM『HUMAN NOISE』CD

と、こんな感じで昔の記憶を振り絞って駄文を綴っていこうと思いますので、お付き合いください。

なお、昭和プロレス愛好家といたしましては、隙あらばプロレスネタをぶっ込みたいと考えておりまして、例えばDOOMのPAZZさんのお店「博多長浜とんこつラーメン御天」にスタン・ハンセンの引退記念ポートレートが飾ってあることを足がかりとして、1981年12月13日、ライバル団体の新日本プロレスに出場していたハンセンが突如、全日本プロレスの会場に姿を現して騒然となった伝説のブルーザー・ブロディ＆ジミー・スヌーカ vs ザ・ファンクス戦をこと細かく解説しちゃおっかな～、などと企んでおりますので乞うご期待。

・・・てなことを書いていたら猛烈に豚骨ラーメンが食べたくなり、御天に直行。私の定番はネギラーメンですが、この日はトムヤムスープと豚骨スープが絶妙にブレンドされたタイ式ラーメンをチョイス。酒の肴にぴったりな一品料理も抜群なので是非。