長良グループ主催で、 今年で13回目を数える演歌のビッグイベント「長良グループ 新春豪華歌の祭典2020」の東京公演が16日、 東京・千代田区の東京国際フォーラム ホールAで開かれ、 同グループに所属の山川豊(61)、 田川寿美(44)、 水森かおり(46)、 氷川きよし(42)、 辰巳ゆうと(22)の全5アーティストが競演した。
同イベントは、 2月7日に熊本・熊本城ホール、 同11日に大阪・フェスティバルホール、 同16日に東京・東京国際フォーラム ホールA、 同21日に名古屋・愛知県芸術劇場の全4カ所(全8公演)で開催され、 合わせて約2万4800人を動員。
その3カ所目にあたる東京公演には、 昼夜2回、 合わせて1万人の熱烈なファンが詰めかける中、 2部構成で、 司会者・西寄ひがしが「第1部は音楽バラエティーショーで賑やかにお楽しみいただき、 第2部には辰巳ゆうとさんも登場しますのでどうぞご期待ください。 今日は、 ふだん見られないような長良グループならではの楽しさも感じていただければ…」と紹介。
山川、 田川、 水森、 氷川の4人が「東京五輪音頭」を歌ってオープニングの幕を開け、 シャッフル&カバーコーナーで、 それぞれの代表曲を交換。 氷川が、 水森の「熊野古道」、 田川が、 山川の「泣かないで」、 水森が、 氷川の「情熱のマリアッチ」、 山川が、 田川の「女…ひとり旅」を歌った後、 氷川は「今回もまた『新春豪華歌の祭典』に出させていただいてうれしく思います。 最後まで心を込めて歌わせていただきます」、 水森は「たくさんの方々にお集まりいただきましたので、 皆さまに楽しんでいただけるように一生懸命歌わせていただきます」、 田川は「長良グループのファミリーでこのステージに立てて、 多くの方々が来てくださる、 こんな幸せなことはありません」、 山川は「今回は滅多に見られないような趣向も凝らしていますので、 楽しみにしていてください。 どうぞ最後までごゆっくりとお楽しみください」とあいさつ。
続いて、 オリジナル歌手の風貌を真似ながら氷川が、 北島三郎の「函館の女」、 水森が、 沢田研二の「勝手にしやがれ」、 田川が、 ジュディ・オングの「魅せられて」、 山川が、 森昌子の「せんせい」と谷村新司の「昴」などを披露。 なかでも山川のおさげにセーラー服姿に客席は大爆笑。 さらに、 水森と氷川によるデュエット「昭和枯れすゝき」(さくらと一郎)の大げさな振りと情熱的な歌唱ぶりに客席から大きな拍手が送られた。
後半は、 それぞれのアーティストが「お祭りマンボ」など昭和の名曲を歌いながら客席を回り、 写真撮影タイムでファンとの交流を楽しんだ後、 辰巳が3月18日発売予定のニュー・シングル「センチメンタル・ハート/男のしぐれ」(両A面)、 氷川が2月4日発売の新曲「母」、 水森が2月18日発売の新曲「瀬戸内 小豆島」、 田川がロングヒット中の最新シングル「恋はひといろ」、 山川が同じくロングヒット中の最新シングル「今日という日に感謝して」などを熱唱。 フィナーレは、 都はるみの「好きになった人」を出演者全員で歌い、 大盛況のうちに幕を閉じた。
終演後、 山川は「今回は特に大きな反響がありまして、 谷村新司さんと森昌子さんの歌を皆さんに聴いていただきましたが、 (恥ずかしさを超えて)皆さんに喜んでいただけてうれしかったです。 嫌だ嫌だと言いながら来年はさらにエスカレートするかも…(笑)」、 田川は「今回の構成は最高じゃないですか。 みんながいきいきしていて、 お客さんも一体化してすごく喜んでくださってよかったなと思います」、 水森は「回を増すごとに山川豊さんのセーラー服姿が洗練されていき、 次の名古屋では大変な美女になっているのでは(笑)」、 氷川は「山川先輩のセーラー服姿を最初見たとき、 笑い過ぎて腹が痛くなりました。 (客席の)皆さんがすごく盛り上がってくださってよかったです」、 辰巳は「この祭典は2度目ですが、 貴重な経験になりますし、 先輩方とご一緒させていただいて勉強になることばかりなので、 すごく充実しています」と話していた。
4月8日には、 「第二十一回・長良グループ 夜桜演歌まつり~熱唱 春の祭典スペシャル~都内23区・23年をかけて……」を東京・足立区の西新井文化ホールにて開催予定。