1月27日、東京グローブ座にてD.W.ニコルズの「2019 ニューイヤーコンサート in TOKYO」が開催された。残り僅かとなっていたチケットは当日券にて完売し、毎年恒例となっているこのイベントは6年目にして初のソールドアウト公演となった。
元旦にアコースティックツアーと新曲「はじまりのうた」のフリーダウンロードでのリリースの発表があったばかりのニコルズだが、この日さらに、年内に2枚のミニアルバムをリリースすることを発表。3階席まで超満員となった会場はファンの歓喜の声に包まれた。2014年~2017年にかけて、「スマイル」をコンセプトとしたミニアルバムを連続リリースしていた彼らだが、今年リリースされる2枚のミニアルバムはそれとは異なるコンセプトの作品で、1枚は6月に、もう1枚は10月にリリースされる。
昨年は上野水上音楽堂にてバンド史上最大キャパのワンマンライブを成功させ、今年に入ってニューイヤーコンサートをついにソールドアウトさせたD.W.ニコルズ。驚くべきはファン層の広さだ。若いカップルや友達同士で来ているファンもいれば、家族連れやさらには熟年層まで、本当に幅広い年齢層のファンがいる。また一人で来ているであろうファンも多く、その誰もがライブでは満面の笑みになっていたのがとても印象的だ。このファン層の広さは、彼らの音楽性の普遍性、そしてわかりやすさと奥深さの同居がもたらすものだろう。
彼ら自身「とても緩やかな右肩上がり」と表現するが、これだけ長い年月、それが続いているバンドは他に類を見ない。しかし、音源やライブのクオリティの高さ、ファンの質、そしてブレない姿勢を見れば大納得である。その緩やかな右肩上がりはどこまで続いていくのか。来年結成15周年を迎えるというD.W.ニコルズのこれからにおおいに期待したい。(photo by 市川智也)
【セットリスト】
D.W.ニコルズ 2019 ニューイヤーコンサート in TOKYO
2019.1.27 sun. 東京グローブ座
1.はるのうた
2.背中合わせ
3フランスパンのうた
4プラネタリウム
5ローリン ローリン
6カノウ星人のうた
7.~メドレー~
haleiwa / レインボウ / ブラウンシュガーマミー / 波瀾爆笑 / B.D.K. / 星の砂 / haleiwa
8.バンドマンのうた
9.ポラリス
10.一秒でもはやく
11.春風
12.あの街この街
13.フォーエバー
14.スマイル
15.アドベンチャー
en1.どんなときも
en2.グッデイ