「DISTORTION/ときめいたのにスルー」発売記念アコースティック・ライブ 2 月 18 日(日)東京・下北沢モナレコード1月17日にニューシングル「DISTORTION/ときめいたのにスルー」をリリースしたソロアイドル吉川友が、「DISTORTION/ときめいたのにスルー」発売記念アコースティック・ライブを、2 月 18 日(日)東京・下北沢モナレコードにて開催した。イベントでは、5 月頃のツアー開催が予定されていることが明かされた。
吉川は、普段のトラックでのライブ、バンド編成でのライブと、様々なスタイルでのステージを見せているが、アコースティック編成でのライブも彼女の武器のひとつ。ボーカル力の高い吉川だけに、今回のアコースティックライブは、彼女の歌の魅力がストレートに伝わるイベントとなった。会場は、落ち着いた雰囲気のカフェのライブスペース。吉川は、アコースティックギター、ドラムパーカッションというシンプルな編成で、ニューシングル「ときめいたのにスルー」からライブをスタート。爽やかなポップチューンに合わせて、観客もハンドクラップで応える。まさに日曜の午後感たっぷりの、和やかなカフェライブである。ライブは、曲の合間にトークを挟んで進行。今回は、“吉川友からみなさんに聞きたいこと”という、吉川がファンへ逆質問するという前代未聞のアンケートを配り、それを元に「みなさんの素性を暴きたい」という意向でトークが進んだ。“おぬしの特技は?”の問いに、“魚の切り身を見たら、なんの魚かわかるようになりました”というアンケートを読み上げると、「私もさっき当てはまることがありました」と豪語。「スーパーに寄ってお惣菜コーナーで、小魚の唐揚げが美味しそうだったんです。そしたらラベルに、若鶏の唐揚げと書いてあって驚きました」と、全然当てはまってないエピソードを披露し観客の笑いを誘った。
ライブでは、しっとりと「TO BE ...」を歌い、吉川のスモーキーな声色の魅力がグンと引き出される場面も見られた。ゆったりとした「プラネタリウム」では、吉川の声がとても心地よく響く。アップテンポの「チャーミング勝負世代」は、オリジナルのエッジーさがマイルドになり、普段と全く違う雰囲気に聴こえるのが面白い。ライブの人気曲「Candy pop」は、観客のコーラスやコールが入るなど、アコースティックになっても盛り上がり感はきちんとキープ。かなり絶妙なバランスでライブは展開していった。
笑顔で MCする吉川は、うれしいお知らせとして「今年の 5 月くらいにツアーを開催予定です」と発表。観客が喜びの声を上げる中、最後に披露されたのはニューシングル「DISTORTION」。ソリッドかつノイジーな原曲が、ギターの歪みの全くないクリアーなサウンドでプレイされていく。素のメロディの魅力が前面に押し出され、吉川の歌も研ぎ澄まされるように会場に力強く響き渡った。最後に吉川は、「これから、イベント出演や、5 月のツアーが決まっていたり、こうしたライブも定期的にやっていったりと、いろいろライブが決まってきております。最近、自分の単独ライブだけでなく、対バンライブでも生バンドで出演させていただくことがすごく多いんです。私的にも、バンドでどんどんライブをしていきたいので、自分も、バンドに合うボイスを作っていきたいと思ってます。ぜひ気になる方は、また会いに来てください」と、生バンドでのライブに力を入れていくことを宣言し、ライブを締めくくった。
ライブ後のミニインタビューで、今日の感想を聞かれた吉川は、「「DISTORTION」や「ときめいたのにスルー」といった新曲をアコースティックでやるのは初めてだったんです。やっぱり普段のオケで歌うのと、アコースティックでは歌い方が全然違いますね。大変ですけど、心地いい緊張感があるのでやってて楽しいです。それに、カフェだとすごくお客さんとの距離感が近いので、いいライブになったと思いますね」と、アコースティックライブならではの面白さを答えた。さらに、吉川の今後の予定を聞かれると、「3 月には、水戸で昨年やった音楽劇『夜のピクニック』の楽曲コンサートもあって、香港にも初めて行きます(@JAM×TALE in Hong Kong 2018 出演)。5 月にはツアー予定なので、かなり盛りだくさんです」と語った。さらに、今年やってみたいことを聞かれると、「プライベートだとひとり旅に行きたんです。お仕事だとディナーショーをやってみたいですね。今年もチャレンジを止めずにがんばります!」と、精力的な活動をし続けることを力強く口にした。