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【ライブレポート】2016.5.27 ARCHAIC RAG STORE@TSUTAYA O-Crest

2016.06.03

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2016 年 3 月 2 日、彼らの 2 枚目となる全国流通盤【EXPLODE】リリースから 約2ヶ月半、全国を駆け回ってきた ARCHAIC RAG STORE がpolly/the equal lights/赤色のグリッターの3バンドと共に、TSUTAYA O-Crest にて『最果ての風を盗みにいくツアー』ファイナルを迎えた。
 
この日は ARCHAIC RAG STORE 結成史上初の自主企画《SOLD OUT》公演となった。 それ故会場は"お祝いモード"よりも出演バンド 3 組それぞれが持つ 強烈な音楽のパワーが惜しみなく、溢れんばかりに弾けぶつけ合った。さあ、本日の主役 ARCHAIC RAG STORE の登場だ。
 
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碧の光に染まるステージに現れたメンバーが纏う空気感は、2ヶ月前のレコ発時よりどことなく凛とし、一人一人表情の奥に秘めた青色の炎が燃え滾るようだ。
「こんばんは、ARCHAIC RAG STORE です」 と始まった”憂鬱なサラ”で、どこか親しみをもたらす温かい言葉とメロディが 優しい風となって一面に吹き抜けていく。 鋭く精巧された音達が人々の感情を弾丸のように貫く”NEXUS”、 色とりどりな奏でられる音が詰まる”プライマル”が続いた。
「全国ツアーを回って来て、ようやく東京に帰って来れました。」 と不意に綻びる笑顔が一変、艶やかさと妖しさを醸す濁った愛の形と、 純粋で潔白を醸す澄んだ愛の形で会場に美しさ魅せたキラーチューン”LOVE SONG”、 ちょうどこの日の東京が雨模様であったからか、 「東京は今夜も雨模様」と”楽園”で身近な日常感を歌った。
恒例 Dr.奥村眞也の天真爛漫でユーモア溢れる MC で会場は笑い声が巻き起こり、 Vo.鴻池遼による率直な 3 組へ向けた思いと、来場者への感謝が告げられた。 真っ直ぐ先を見据え、踏み出す強い思いを描いた”夜を翔ける鳥”、 まるで今ツアーを思い返すように一つ一つ噛み締めながら歌った”Mahoroba”が 彼らの大切なストーリーを目の前に駆け抜けさせた。
 
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「出逢いと別れを歌って来た ARCHAIC RAG STORE ですが、 最後の曲はその経験からの今の僕たちが作った新しい曲です。 幸せな時間を本当にありがとうございました。」 とラスト、”the morning bell”が初披露された。
決して言葉数は多くなく、少しばかり不器用伝え方であったが Vo.鴻池遼が等身大の飾らないありのままの言葉は人々の心を鷲掴みするには十分すぎた。
鳴り止まない拍手の中現れたの Ba.横山航大がバンド人生初の MC をこの日に捧げるなど、 最後の最後まで会場を楽しませていた。
そして『最果ての風を盗みにいくツアー』とツアータイトルの指標であった”サーチライト”で 惜しまれながら幕を閉じた。
 
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バンド結成 3 年目を迎えた彼らだが、”LOVE SONG”(SETLIST4 曲目)は 6 月 4 日公開映画【任侠野郎】の映画の主題歌に大抜擢されるなど、 今後の期待は増すばかりである。
ARCHAIC RAG STORE(アルカイック ラグ ストア)、 このバンドから決して目を離してはならない。
 
【SETLIST】
1:憂鬱なサラ
2:NEXUS
3:プライマル
MC
4:LOVE SONG
5:楽園
MC
6:夜を翔ける鳥
7:Mahoroba
MC
8:the morning bell(新曲)
EN1:サーチライト
 
(Text:新宿LOFT 横溝英梨 Photo:ぬまめん)

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