Rooftop ルーフトップ

REPORT

トップレポート【ライブレポート】1.19(sun)赤坂BLITZ「Tour I'M FREE"AFOCの47都道府県制覇!形ないものを爆破しにいくツアー/迷わず行けよ編"」

【ライブレポート】1.19(sun)赤坂BLITZ「Tour I'M FREE"AFOCの47都道府県制覇!形ないものを爆破しにいくツアー/迷わず行けよ編"」

2014.01.31

Tour I'M FREE
"AFOCの47都道府県制覇!形ないものを爆破しにいくツアー/迷わず行けよ編"
2014.01.19(sun) 赤坂BLITZ
出演:a flood of circle / ギターウルフ / UNISON SQUARE GARDEN


IMG_0996.jpg
AFOC47都道府県ツアー灼熱の対バン編終了!ツアーはワンマン編へ突入!


Tour I'M FREE“AFOCの47都道府県制覇!形ないものを爆破しにいくツアー/迷わず行けよ編”と銘打たれた、a flood of circle(以下AFOC)の半年間にも及ぶ全県ツアーの対バン編ファイナルが1月19日赤坂BLITZで行なわれた。チケットはソールドアウト、AFOCボーカルの佐々木亮介がこの日のMCでしきりに言っていた、「この3マンは俺たちにしかできない」という言葉通り、三者三様の個性がぶつかり合う激アツの展開に。

トップバッターはUNISON SQUARE GARDEN。AFOCとはインディーズ時代からお互いのツアーで共演し合ってきた仲。『箱庭ロック・ショー』や『フルカラープログラム』等の初期定番曲はフラッドと共に「若手」と言われていた頃を思い起こさせる。得意の疾走感に富んだ楽曲をたたみかけ、ベースの田淵を筆頭に3ピースながらステージを所狭しと暴れまわり、遠慮なしにオーディエンスを煽りまくっていく。ラストの『サンポサキマイライフ』客席では激しいモッシュもあちこちで繰り広げられ、イベント序盤から会場を熱気で溢れさせた。

IMG_2091.jpgそして2番手、ギターウルフが登場。AFOC佐々木が「俺にとってはウルトラマンとか仮面ライダーと同じような存在」と語ったように、とにかく超圧倒的な存在感。ユニゾンの残したキラキラとした余韻の一切を振り払う、のっけからの爆音、間違いなくフルテン。この日訪れたAFOCファンには初見の人も多かったはず。若干のアウェイ感をモノともせずに、『カミナリワン』『ジェットジェネレーション』など必殺のタイトルを惜しげもなく披露。MCなしで強烈過ぎるインパクトを残してステージを後にする。

IMG_2452.jpgそんな2組のステージで完全に熱を帯びた赤坂BLITZ。1400人のオーディエンスが今か今かと本日のホストを待ちわびる。照明が暗転し、Black Sabbath『Iron Man』でいよいよAFOC登場。「おはようございます、ア フラッド オブ サークルです」と、お決まりの挨拶でロックンロールショウの開幕を告げた。この日の佐々木はとにかくオーディエンスをアジり、客席もそれに負けじと呼応し爆発的な盛り上がりを見せる。「俺たちが新宿区歌舞伎町からやってきたア フラッド オブ サークルです!」、Led Zeppelin『胸いっぱいの愛を』の日本語カバーではハンドマイクでステージ&客席前方を煽りまくり、同曲中で愛機ホワイトファルコンを抱えなおしBlack Sabbath『Iron Man』にカットイン。そして再び『胸いっぱいの愛を』にリターンという、往年のロックリスナーやバンドマンからするともはや気恥ずかしささえ感じるであろう大ネタを堂々と披露、早くも会場の空気を掌握しにかかる。「47都道府県ツアーなんて馬鹿げたことをやってる理由は簡単、自分たちの最高傑作を全国に見せびらかしたかった」と、今作のタイトル曲である『I'M FREE』を投下。「俺」に、そして「音楽」に価値はないという、AFOC流トーキングブルースで言葉を叩きつけていく。そしてドラムの渡邊に向けて書いたという『Diamond Rocks』では、不格好でもとにかく前に明日にという、これぞAFOCの真骨頂ともいえるメッセージでオーディエンスを惹きつける。
IMG_2503.jpg「全県ツアーをすると不仲になるって聞いたけど、どんどん仲良くなってる。この分だとファイナルを迎える頃にはどんだけ仲良くなってるだろう(笑)」と、MCでベースのHISAYOが語ったこの言葉に、今のバンドの状態がとても良好なことがうかがえる。そんな緩やかなやりとりを経て、先ほどとは打って変わったHISAYOのクールなベースソロをきっかけに後半戦突入。『Blood Red Shoes』『シーガル』『Dancing Zombies』とキラーチューンを連発。すると会場は待ってましたとばかりに多数のクラウドサーファー、肩車、激しいモッシュで溢れ、それに負けじと佐々木もフロアへダイブ! 盛り上がりはこの日の最高潮を迎えた。
IMG_0780.jpgそして空気は一転。バンド結成初期から存在し、このメンバーだからこそようやくバンドアレンジができたという『月面のプール』。音源ではストリングスが大々的にフューチャーされたバラードだが、この日はワンコーラス佐々木がアカペラで熱唱、ブリッツに彼の生声だけが響き渡った。改めて佐々木亮介の人間臭さがこのバンドの魅力なのだと気付かされたし、メンバーの失踪、脱退とデビュー当初から何度も味わったであろう苦難があったからこその今なのだと確信できた。本編ラストは『理由なき反抗(THE RABEL AGE)』、オーディエンスの大合唱を受けこの上ないハッピーな空気で幕を閉じた。
盛大なアンコールに呼び戻され登場した4人から嬉しい報せ。4月に両A面シングルの発売が決定、そのリード曲となる『KIDS』が初披露された。銅鑼の合図で軽快なトライバルビートが発進、佐々木の「あなた達の曲です」という言葉通り、初見にも関わらず皆思い思いのステップで踊り狂う。間違いなく今後のAFOCのライブには欠かすことのできない重要なアンセムへと成長していくはず。
IMG_0605.jpg続く『Beer! Beer! Beer!』『見るまえに跳べ』では本編同様、会場が一体となるシンガロングが巻き起こり、見渡す限りの笑顔で包まれていたのが印象的だった。約1時間20分のステージは、各パート様々な表情をみせながらも、佐々木亮介の個が象徴的に映し出されていた。日本全国で強豪バンド達と凌ぎを削り、この日もギターウルフとユニゾンに触発されてのステージだった事は言うまでもない。テクニックやバンドアンサンブルだけではない、小さなライブハウスで感じられる灼熱の一体感をこのキャパシティで体感させ得る熱量こそが、AFOCのライブの真髄なのだ。54本中、28本目。まだまだ先は長い。バンドの熟成していく様が随所に垣間見えたが、このバンドの伸びしろはまだまだこんなものではないはず。常に成長し続けるAFOCがワンマンツアーを経て今度はどんな変貌を遂げてファイナル東京に戻ってくるのか。更に大きくなった彼らを想像して春、野音を待ちわびよう。

テキスト:山田恵一
写真:新保勇樹

IMG_0688.jpga flood of circle TOUR I'M FREE 1.19赤坂BLITZ  SET LIST
1. ロックンロールバンド
2. God Speed You Baby
3. フェルディナングリフォンサーカス
4. 胸いっぱいの愛を〜Iron Man
5. I'M FREE
6. Diamond Rocks
7. Blood Red Shoes
8. シーガル
9. Dancing Zombiez
10. プシケ
11. 月面のプール
12. 理由なき反抗(The Rebel Age)
enc.
13. KIDS
14. Beer! Beer! Beer!
15. 見るまえに跳べ

商品情報

両A面シングル『KIDS / アカネ』

初回限定盤(CD+DVD)¥2,000 (without tax)/TECI-335/Imperial Records
通常盤(CDのみ)¥1,000(without tax)/TECI-336/Imperial Records
4.09 IN STORES

1. KIDS
2. アカネ
3. タイトル未定
※DVD(初回限定盤)収録:47都道府県ツアー前半戦ツアードキュメント映像 他

Live Info.

Tour I'M FREE
"AFOCの47都道府県制覇!形ないものを爆破しにいくツアー/行けばわかるさ編"  
※すべてワンマン

02.01(sat)岩国Rock Country
02.02(sun)山梨Hanger Hall
02.08(sat)佐賀ROCK-RIDE
02.09(sun)長崎BODY II SOUL
02.11(tue)鹿児島TIMELESS
02.15(sat)秋田Live space四階
02.23(sun)水戸LIGHT HOUSE
02.27(thu)岡山PEPPERLAND
03.01(sat)福岡BEAT STATION
03.02(sun)大分CLUB SPOT
03.08(sat)高松DIME
03.09(sun)高知X-pt.
03.13(thu)富山村門lazyloft
03.15(sat)新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
03.16(sun)長野LIVE HOUSE J
03.20(thu)仙台CLUB JUNKBOX
03.21(fri)盛岡CLUB CHANGE
03.23(sun)札幌CUBE GARDEN
03.29(sat)大阪BIG CAT
03.30(sun)名古屋BOTTOM LINE
04.12(sat)日比谷野外大音楽堂

Tour I'M FREE
"AFOCの47都道府県制覇!形ないものを爆破しにいくツアー/ニフェーデービル編"

04.19(sat) 沖縄Output
出演:a flood of circle / グッドモーニングアメリカ

Tour I'M FREE
"AFOCの47都道府県制覇!形ないものを爆破しにいくツアー/ニフェーデービル、もう一杯いける編"

04.20(sun) 沖縄Output
出演:佐々木亮介 / 武藤昭平 with ウエノコウジ / 金廣真悟(グッドモーニングアメリカ)

関連リンク

このアーティストの関連記事

RANKINGアクセスランキング

データを取得できませんでした

休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻