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【ライブレポート】3月17日(日)a flood of circle「FUCK FOREVER」RELEASE ONEMAN TOUR 2013"俺はお前のかませ犬じゃないツアー"

2013.04.02

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 1月24日の新宿JAMを皮切りに全国16ヶ所、19公演が行なわれたa flood of circleの【「FUCK FOREVER」RELEASE ONEMAN TOUR 2013“俺はお前のかませ犬じゃないツアー”】。3月16日・17日は2日間に渡って新宿ロフトで開催され、このレポートは17日の公演のもの。チケットは早々にソールドアウトになっていたこの公演。革ジャンを羽織りサングラスをかけたメンバーが登場すると、歓声で溢れた超満員のフロアが前方にグッと押し寄せた。「ロックンロール!!」と言うVocal & Guitar・佐々木亮介の雄叫びが合図となり、1曲目『Summertime Blues II』でライブスタート。重々しいサウンドと佐々木の溢れ出る言葉の数々がフロアに叩き付けられ、続いて『Diver's High(VAVAVAVAVAVAVA)』『Blood Red Shoes』と凄まじいテンションの曲を演奏すると、フロアはモッシュとダイブで熱が一気に上昇した。『Silent Noise=Avante-gard Punk』ではHISAYOのベースはうねりをあげ、曽根の硬質なギターリフが吠える。続く『移民の歌』では絶叫にも近いコールアンドレスポンスをし、そのまま佐々木がフロアにダイブ!
 

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 「このたった一言を言うために全国19ヶ所をまわって今日に辿り着いたんだよ」と言って歌われた『FUCK FOREVER』では、世の中にはFUCKと言いたいことで溢れているけれど、それがAFOCのクソ熱いロックンロールに乗せて昇華されていくような感覚に。フロアいっぱいに中指が立てられているのも彼らのライブならではだろう。演奏後、いつのまにかジャケットを脱ぎ捨てたドラムの渡邊が、スティックを叩きながらステージ前方に飛び出し、「Time to Rock'n' Roll」というコールと共に手拍子を促し始めた。が、先ほどまでの尖りきったステージとは真逆とも言える雰囲気、また、渡邊自身は至ってクールな顔を決めていたが、失礼ながらその姿が面白くもあり、ちらほらとフロアには笑いが…(笑)。続く『見るまえに跳べ』は、軽快なサウンドに乗せて届けられるロックンロールに、フロアには笑顔が満ちていた。『The Cat Is Hard-Boiled』では曽根が弾くバンジョーが心地よく響き、後半戦は『泥水のメロディー』や『シーガル』など獰猛なロックンロールを畳みかけ、ラストの『象のブルース』まで、フロアには終始拳が突き上げられていた。
 

IMG_0659.jpg アンコールではゲストギタリストとしてプロデューサーの弥吉淳二氏を迎え、4月24日にリリースされる『Dancing Zombiez』を。スピード感のあるメロディーと屈強なリズム隊が絶妙に絡み合い、フロアは自然に体を揺らす。続いてAFOC流のラブソング『I LOVE YOU』が演奏され、ダブルアンコールで「いいものが手に入りました」と缶ビールを片手に登場したメンバーは、『Buffalo Dance』と『賭け(Bet! Bet! Bet!)』の2曲を演奏し、最後まで圧倒的なライブを見せステージを降りた。
 

IMG_1338.jpg 歌舞伎町で掻き鳴らされた彼らのロックンロールは泥臭くて、でもこれからもAFOCはロックンロールバンドとして転がり続けていく意志が感じられるライブだった。6月には東名阪ツアーも決定。東京はこれまでの彼らのワンマンでは最大規模となるZepp DiverCity。常に挑戦し続けるAFOCの今のライブをぜひ見て欲しい。(やまだともこ)
 

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PHOTO BY:YUKI SHIMBO
 

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SET LIST
01. Summertime Blues II
02. Diver's High(VAVAVAVAVAVAVA)
03. Blood Red Shoes
04. KINZOKU Bat
05. Silent Noise=Avante-gard Punk
06. ミッドナイト・サンシャイン
07. 移民の歌
08. ブラックバード
09. FUCK FOREVER
10. 見るまえに跳べ
11. The Cat Is Hard-Boiled
12. 泥水のメロディー
13. The Beautiful Monkeys
14. シーガル
15. プシケ
16. コインランドリー・ブルース
17. 理由なき反抗(The Rebel Age)
18. 象のブルース
EN1-01. Dancing Zombiez
EN1-02. I LOVE YOU
EN2-01. Buffalo Dance
EN2-02. 賭け(Bet! Bet! Bet!)

 

※お詫びと訂正
Rooftop4月号で掲載しておりますa flood of circleのライブレポートですが、テキスト中に間違いが発覚しました。『見るまえに跳べ』での渡邊氏とのコールアンドレスポンスは「Thank you Rock'n' Roll」ではなく、 「Time to Rock'n' Roll」でした。
読者の皆様・関係者の皆様に、大変ご迷惑をお掛け致しましたことを、深くお詫び申し上げます。
 

完全に私の勘違いで、ずっと「Thank you Rock'n' Roll」だと思い込んでいたため、当日あの場でも、たぶん私ひとり「Thank you Rock'n' Roll」とコールアンドレスポンスをしていました。今月号が発行され、マネージャー氏に指摘されて気付いたものです。以後気をつけます。申し訳ございませんでした。

Live Info.

【Dancing Zombiez発売記念レコ発ツアー】
『Tour Dancing Zombiez "ROCK'N'ROLL HELL!!! AFOCの地獄突きワンマンツアー"』

6/12(水)名古屋Electric Lady Land
6/13(木)大阪AKASO
6/16(日)東京Zepp DiverCity

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