4月3日にミニアルバム『(NO)MY DESTINY』でメジャーデビューするIn 197666の自主企画“GONG!!! vol,1”が昨日(3月10日)Shibuya O-Crestで開催された。盟友のThe cold tommy、Sugarless Infantの熱気を受け継ぐ形でステージに登場したIn 197666は、「今夜だけは(最後まで)共に歌ったり、共に笑ったりしようぜ! 楽園を探しに行こう」というMCから、『楽園』でライブスタート。西 勇輔(Vo,Gt)の歌声はいつも以上に力強く、ステージは気迫に満ち、フロアには自然と手拍子が起こっていた。続く『PLANUS』では、三浦 明展(Dr)がタイトなリズムを刻み、分厚いサウンドがフロアで共鳴していく。
MCでは、「やっとここまでこれました。4月3日にメジャーデビューします」という言葉に続けて、『(NO)MY DESTINY』という作品への思いを話した後、「運命は自分で切り拓くもの。飛び立ちましょう!」という言葉から、『(NO)MY DESTINY』に収録されている『Fly』を披露。緩急のついたメロディーに、バンドがこれから羽ばたいていこうとする様が想像出来る前向きな歌詞を西がまっすぐな目をして歌う。そして、同じくミニアルバムに収録されるミディアムナンバーの『街は灯りを消したまま』では、やわらかなギターのサウンドと西の伸びやかな歌声を心地よく響かせ、最後はロックナンバー『IQ:64(あいくるしぃ)』を。森下大輔(Gt)と原 琢矢(Ba)はステージを所狭しと動き回り、エネルギッシュなライブを展開してステージを後にした。
この後アンコールを受けて再度ステージに登場。そこで改めて、西が今の心境を口にした。「やっとここまで辿り着きました。ここから一歩一歩進んで行こうと思います」と言うとフロアからは温かい拍手が起こり、続けて「5月25日にO-Crestでワンマンライブが決定しました!」と発表すると、フロアはより大きな拍手と歓声が沸いた。アンコールでは、彼らの現時点での代表曲とも言える『シキサイの種』を、西がギターから鍵盤に持ち替えて演奏。壮大なサウンドにフロアはドラマティックな雰囲気に彩られ、最後は『Laugh More Baby』で大円団となり、ライブは熱狂をもったまま終了した。これから地に足をつけて進みだそうとする彼らの気概を感じられるライブだった。ようやくスタートラインに立ったIn 197666は、4人が鳴らす鉄壁のサウンドを武器に、現実という荒波にもまれながらも、自分の信じた未来に向かって進んで行くだろうことを確信した一夜だった。(取材・文:やまだともこ)
In 197666 presents「GONG!!! vol,1」
2013年3月10日(日)Shibuya O-Crest
≪セットリスト≫
M1:楽園
M2:PLANUS
M3:未完成のメロディー
M4:Fly
M5:D
M6:砂時計
M7:街は灯りを消したまま
M8:天気予報
M9:OVER TO YOU
M10:IQ:64(あいくるしい)
Encore 1:シキサイの種
Encore 2:Laugh More Baby
商品情報
Live Info.
ワンマンライブ決定!!
2013 年5月26日(日)
東京:Shibuya O-Crest