田口トモロヲ(監督)と宮藤官九郎(脚本)がタッグを組み、峯田和伸と若葉竜也がW主演を務める音楽青春映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』が2026年3月27日(金)より全国の劇場で順次公開される(詳細はこちら)。
この公開を記念して、関連書籍三冊が株式会社スローガンより刊行されることが決定した。
劇映画の原作本である地引雄一の名著『ストリート・キングダム』の“最終版”、映画の出演モデルであるバンドの一つ、じゃがたらの江戸アケミの生い立ちを辿る『じゃがたら 江戸アケミ、四万十川から』(吉岡誠・著)、同じくじゃがたらの写真集「『じゃがたら全記録』松原研二写真集」というラインナップだ(いずれも新刊)。
映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』原作新刊
『ストリート・キングダム〈最終版〉〜東京ロッカーズ / 80'sインディーズ・シーンの記録』
地引雄一 写真・文
判型:A5判
ページ:約350ページ
2026年3月刊行予定
発売:SLOGAN / indies press
▲TOKAGEのモモのモデルとなったLIZARDのモモヨ(1979年11月22日、京大西部講堂)
1980年代、ロンドンとニューヨークから始まったパンク/ニューウェイヴのムーヴメントは日本にも伝わった。
カメラマンの地引雄一は、東京のライブハウスでこのインディーズカルチャーが生まれる瞬間に立ち会って衝撃を受け、写真を撮るだけでなく『Drive to 80's」などのライブイベントを企画し、主宰する「テレグラフレコード」から新しい音楽を発信した。
このインディーズシーンの中からは、リザード、フリクション、ミラーズ、S-KEN、Mr. カイト、NON BAND、スターリン、ゼルダ、じゃがたらと後に伝説化されるバンドがいくつも登場した。
書籍『ストリート・キングダム』は、そのシーンを体験した地引が著した唯一の記録本だ。
来年2026年3月、この『ストリート・キングダム』を原作とした、田口トモロヲ監督の映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』が公開される。
1986年初版『ストリート・キングダム 東京パンク / インディーズ・シーンの記録』(ミュージック・マガジン刊)、2008年改訂版『STREET KINGDOM 東京ロッカーズと80's インディーズ・シーン』(K&B パブリッシャーズ刊)と改訂され続けてきたこの本が、来年3月の映画公開を機に、写真を選び直し、また新たな資料やインタビューも加えた決定版の『ストリート・キングダム〈最終版〉〜東京ロッカーズ / 80'sインディーズ・シーンの記録』として SLOGAN / indies press から刊行される。
映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』関連書籍
『じゃがたら 江戸アケミ、四万十川から』
吉岡誠 著
判型:四六判
ページ:約320ページ
2026年1月27日刊行予定
発売:SLOGAN / indies press
江戸アケミが上京するまでを過ごした故郷の高知県中村(四万十市)。
現地での友人たちやキリスト教会関係者への丹念な取材と多数の未発表写真で、江戸アケミの生い立ちが初めて明らかにされる。
幼少から少年期を過ごし、また音楽活動の絶頂期に体調不良によって一時帰郷したこの故郷中村には、じゃがたら / 江戸アケミの歌のルーツがあった。
また、上京後のバンド活動で急速に成熟していく歌詞やパフォーマンスの様子を、じゃがたらメンバーやスタッフのコメント、当時の雑誌記事から読み解く。
10年間の活動の全てを追って撮影した松原研二と東京ロッカーズの時代を記録した地引雄一による写真、歌詞、多数のチラシ、記事、年表、ディスコグラフィ、用語解説なども網羅した、江戸アケミのアーカイヴ決定版。
『じゃがたら全記録』松原研二写真集
松原研二 写真
判型:A5判
ページ:約200ページ
2026年1月27日刊行予定
発売:SLOGAN / indies press
じゃがたらのほぼ全てのライブに同行し、シャッターを押し続けた唯一のフォトグラファー・松原研二による「じゃがたら全記録」。
江戸アケミとじゃがたらの光芒はすべてレンズに捉えられていた。今だから明かせる貴重な全記録集。
以上、三冊についての詳細はSLOGANのオフィシャルサイトを参照していただきたい。














