あっちゃんの飲み方はノーバイオレンスでハッピーなまま
──ニューロティカはまちゃさんとの出会い以降、芸人さんとのコラボレーションが増えた印象がありますが。
アツシ:いや、(ハチミツ)二郎ちゃんのほうが早かった。
まちゃまちゃ:二郎ちゃんはもともと吉本で、NSC東京校の1期生なんです。東京ダイナマイトの活躍も知ってたんですけど、再会できたのはロティカのライブだったんです。それからしょっちゅうロフトで会うようになって、「吉本へ戻ろうかなと思って」「やめたほうがいいよ」なんて会話をして(笑)。
アツシ:二郎ちゃんはまちゃのことを「まちゃさん」って呼ぶよね。
まちゃまちゃ:舞台に上がったのはアタシのほうがちょっと早いから。
──ロフトでのカステラの対バンから30年以上経って、ニューロティカに対する印象もだいぶ変わったのでは?
まちゃまちゃ:「コントができるパンクバンド」って触れ込みなのに、緊張してしどろもどろですからね(笑)。ロティカの30周年記念ツアーの東名阪だけ一緒に出させてもらったんですけど、事前に打ち合わせをしたんです。「コントができるパンクバンド」の唯一のオリジナル・メンバーが中野の蕎麦屋でコントの打ち合わせをするっていう(笑)。で、「オープンニングで何をやりたい?」って聞いたら「ドリフをやりたい」と。もういきなりナメんなよ! ですよ(笑)。あのときに出たアルバム(『インディーズ日本代表』)のジャケを見ればわかるように、仲本工事さんみたいな体操着でみんなでコントをやりたいって言うので、よしわかったと。アタシがメガホンを持って何か言うから、それに合わせてリアクションしてくれとお願いして。「はーい、整列! 既婚者は一歩前へ!」って言うと、あっちゃんとSHONが脱落してアタシがイジるみたいな。中3のときにロフトで見た人と20数年後に一緒をコントをやるなんて夢にも思わなかったけど(笑)。
──バンドの30周年という節目に一緒にツアーを回ろうと声をかけるくらいですから、あっちゃんの中でもまちゃさんは特別な存在なんですよね。
アツシ:うん、もちろん。
まちゃまちゃ:身軽に動けるだけですよ(笑)。
アツシ:まあ、フットワークは軽いよね。僕もよく言われるけど。でもそのまちゃから芸歴30年のお祝いライブに呼ばれたらもちろんやるよね。
まちゃまちゃ:ロティカは日本で一番芸人と携わってるバンドですから(笑)。
──中学生のときからずっとニューロティカを好きだったという、バイきんぐの小峠英二さんのような方もいらっしゃいますし。
まちゃまちゃ:ロティカを聴いてきたせいでまともな大人になれず、芸人になっちゃった人が多いんでしょう(笑)。小峠君と初めて仕事したときも向こうから「ロティカのライブにいつもいますよね?」と話しかけてくれたんです。当時はまだ『キングオブコント』で優勝する前で、仕事も収入も少なかったからロティカのライブは周年だけ見てたみたいで。そこでアタシが大はしゃぎしてるのを目撃したらしく。その後、ロティカのライブで二郎ちゃんを介して小峠君と連絡先を交換して、今は仲良しです。
──あっちゃんから見たまちゃさんは妹みたいな感じですか。
アツシ:近所に住む親戚の子みたいな。中野に高円寺と家も近かったから。昔はよくロフトの打ち上げから歩いて帰ってたよね。タクシーに乗る金もなかったから。でも歩いてるうちに酔いが覚めちゃって、途中のコンビニで缶ビールを買ってまた飲んで。
まちゃまちゃ:その金があるならタクシーに乗れたんじゃねぇかっていう(笑)。
アツシ:中野、高円寺まで来ると24時間営業のラーメン屋があるから、またそこでどんちゃん騒ぎしてね。
まちゃまちゃ:あるとき、明け方のラーメン屋であっちゃんが「雨が降ってきたぜ」って言うんですよ。まだ飲み足りないし帰れないぜって意味かと思ったんですけど、外を見ても雨なんて全然降ってないんですよ。まだ飲もうじゃなく、ただの幻覚(笑)。これはもうダメだ、帰ろ帰ろとお開きになりました(笑)。まあ、あっちゃんが酔っておじいちゃんみたいにモーロクするのは出会ったときからそうでしたから。
アツシ:まちゃからよく写真が送られてくるもんね。僕がホームや道路で倒れてる写真が。
まちゃまちゃ:だけどあっちゃんの飲み方はバイオレンスがないのがいいんですよ。飲んでもハッピーなまんまなんで。















